熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

2023年 桜

2023-04-08 22:21:51 | 風景

久しぶりの投稿です。

コロナ禍、なかなか外出しての写真撮影が難しい数年間でした。

この春は、お祭りも再開され、お花見にも大勢の人が出ていました。

マスクなしで歩けることや、会った人に挨拶できること、

海外からの観光客に笑顔で「こんにちはー」と言える事って、それだけで嬉しく感じます。

今年の桜は早く、標高差の大きい南信州は、例年標高の低い所から順に桜がが咲いていくのですが、

今年は3月末にはどこもかしこも一気に桜色になりました。

雪の残る中央アルプスの麓の駒ケ根は水仙も今満開です。

雪の中央アルプスをバックに撮る桜は写真家のお気に入りです。

豊丘村の笹見平の桜。

中川村大草城址公園。

全国的に有名な阿智村 駒繫ぎの桜。

これは名前はないのですが、長谷村の民家に咲く桜。

中川村の民家の桜。

そしてこの桜は父の実家の跡地に咲く桜。

父が還暦の日植えた桜で、

父はこの4月19日で98歳になるので、樹齢約40年になります。

父も、今年も桜を見に来れて幸せだったと思っている事でしょう。

人が近くにいても写真が撮れる時代に戻って来て良かったなぁ・・・とつくづく思います。


木曽駒ケ岳

2022-11-10 16:54:08 | 

今年一度も行けなかった木曽駒ケ岳、

紅葉の時期に行きたかったけれどそれもできず、でも諦めきれず、

11月8日、ロープウェイで千畳敷まで行き、大急ぎで木曽駒ケ岳まで行ってきました。

駒が池はこんなにきれいな紅葉で、暖かい1日だったのに・・・・

千畳敷からは富士山も見え、最高の天気!

紅葉は終わってしまったけれど、天気はいいし、上りは意気揚々と。

標高が上がるにつれて寒さは厳しくなり、

雪が凍って滑りやすい。

でも、はっきり、くっきり、富士山が南アルプスから頭を出して見えたし、

天狗岩のカッコいい事!

三ノ沢岳や宝剣岳の白と黒の世界もそれはそれで綺麗だった。

けど、山頂に着いてわずか数分の間に霧と雲で空は覆われ、吹き飛ばされそうな風が吹き始め、

おそらく気温はマイナスだったのではないかな?

話が出来ないくらい耳も唇も凍り付きそうになった。

山の天気は変わり易いけど・・慌てて下山する。

下界では青空の下、イチョウ並木も西日を浴びて美しく、

数時間前、「真冬」にいた体に西日が暖かかった。


泰阜村の栃の木

2022-11-10 16:34:40 | 飯田・下伊那

南信州も紅葉の真っ盛りとなりました。

知人に連れて行ってもらい、泰阜村の万古渓谷にある唐沢の滝と、

長野県で一番古いと言われている栃の木を見に行ってきました。

泰阜村は山の中で、すべての木々が色づいていて、

一年のうちで一番明るい山の景色でした。

山道を20分ほど下ると、

まさに鬱蒼とした暗い山の中で、そこだけ黄金色に光るかのように聳え立っている一本の木が見えてきました。

ちょうど光が差し込んで古木の枝を照らしていたのです。

ほとんど誰も訪れる事もないこの深い山の中で、ひっそりと尚且つ力強く生きている栃の木に力を貰う事ができました。

近くにある唐沢の滝

 

ここも紅葉が綺麗でした。

でも、もう寒い・・・・

帰り、飯田市千代にある「よこね田んぼ」を回ると、

刈り取りがすんだ田んぼを、案山子たちが見守っていました。

ちょっと切なくて可愛らしい風景に、

秋の日差しの中、昔、親戚の家で稲刈りをしたことや、田んぼの周りを一輪車に乗って遊んだことを思い出し、

心がほっこりしました。

 

 

 

 


上清内路諏訪神社秋季例祭奉納煙火

2022-10-07 12:19:03 | 飯田:お祭り

コロナの為、ここ数年公開していなかった「上清内路諏訪神社秋季例祭奉納煙火」が、

今年はコロナ禍を配慮して規模を縮小して行われました。

清内路は標高が高いので、この季節になるとかなり気温が下がり冬支度が必要となるほど寒くなります。

 

飢饉の年も戦中戦後の混乱の中でも途絶えることなく300年の歴史を持つ伝統の花火は、住民が花火師の免許を持ち

火薬から製造するという歴史ある花火大会で、長野県の無形民俗文化財に指定されています。

(上清内路の奉納花火は毎年10月6日に行われ、一般の見学は制限されています。)

祝砲の後、手作り仕掛け花火に点火されました。

この葡萄棚と呼ばれる花火は真っ暗な境内に点火の後、うっすらと紫の球が現れ幻想的な花火です。

しばらくすると紫色の葡萄だけになるのですが、この紫色の火薬の配合は村内の花火師の方たちの中でも

数人しか知らないのだそうです。

 

次々と点火されていく仕掛け花火、

手作りだけに「期待と不安」の入り混じった気持ちで観客者全員が見守ります。

メリーゴーランド、成功!! 拍手!!

 

降りしきる火の粉の中を村の若者が舞い祝う。

コロナで数年参加できなかった「遠州新居手筒花火サーコイ同好会」も今年は参加。

最後の大三国も成功!!

 

 

午前中は雨模様だったのに、夕方からは雨も上がり風も止み、

清内路花火のファンとしては、清内路の花火は神様に守られている・・・そんな気がしてとても嬉しい時間でした。


仏像巡り in 諏訪

2022-10-06 13:37:59 | 風景

思いがけずいい一日だった。

友人と山に行こうと計画を立てたけれど、夜中から雨が降り続いていた。

せっかくの一日なのに残念だけど、山に登ってもきっと霧の中だろうなぁ・・・それで、朝になってふと仏像を見に行こうと思った。

長野県・仏像・と検索してみると諏訪の「佛法紹隆寺」とあと3つ、4つのお寺が出て来たので、

諏訪なら夕方までに帰れるかなぁ・・・と思い、とりあえず紹隆寺をナビに入れて出かける。

 

諏訪湖から少し細い道を山の方へ上っていくと立派な門構えのお寺が見えて来た。

このお寺の普賢菩薩を拝観するのが目的だったのだけれど、

この日はもっともっとたくさんの貴重な仏様を拝観することができた偶然があった。

諏訪地方では10月1日から11月27日まで「諏訪神仏プロジェクト」(諏訪大社に祀られていた仏像が明治時代の神仏分離政策によって散り散りになってから150年、諏訪地域のお寺で大切に守られていた、諏訪大社ゆかりの仏さまを一斉に公開するプロジェクト)が開催されていた。

雨に濡れた緑の中に静かに立つ普賢堂の中からうっすらと灯る灯りが見え、異空間を感じる。

長野県宝「普賢菩薩騎象像」

思わず息を飲む静寂と神秘的な空間。

そのほか幾つもの仏様を見せて頂き、

安土桃山時代から続く名勝庭園を拝見して、

プロジェクトに参加している高國寺・平福寺・温泉寺を見て

 

照光寺へ。

照光寺では、本来60年に一度の御開帳される千手観音像並びに不動明王・毘沙門天(平安末期もしくは室町時代)が御開帳されていて

不動明王立像(聖徳太子像並びに信玄不動像)

 

仁王像なども迫力があり、

厳かな気持ちと、歴史の力を感じた1日だった。