「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

利用者さんの初めての逝去

2010年11月05日 21時27分50秒 | 介護帳
 
 今日は施設で ショックな知らせがありました。

 利用者さんのCさんが 亡くなったというのです……。

 Cさんは事情によって 短期間、

 別の施設で ショートステイ (数日間の泊まり) をしていました。

 そこで 一人で外に出て、 庭で倒れていたのを 発見されたというのです。

 雨の日だったといいます。

 詳しいことは まだ何も分かりません。

 でも 僕が介護の仕事に 就いて以来、 初めての利用者さんの死でした……。

 うちの施設が開所して 最初の頃からの利用者さんで、

 僕はとても 愛着があったのです。

 認知症が重い方でしたが、 楽しくて、 実に面白いことを口にし、

 とても人気者でした。

 健康状態も悪くなかったのに、 あまりにも 突然の知らせでした。

 そこの施設では、 出口の鍵が 利用者さんの手の届く所にあり、

 一人で外に出させてしまった、 それだけでも重大な責任問題です。

 しかも、 もし倒れるまで 何時間も放置していたのだとすれば、

 保護責任者遺棄致死の 刑事罰になりかねません。

 推測で これ以上のことは言えませんが、 本当にいたたまれないことです。

 そのうち もう少し詳しい事情が 分かるかもしれません。

 それにしても、 あまりにも残念なことです……。

 ご家族は うちの施設には 感謝してくれていたそうです。

 ご家族が落ち着いたら、 お線香をあげさせていただきたいと思っています。

( Cさんについて書いた記事で、 書き込み損ねていたものがあります。

 明日、 それをアップしたいと思います。 )
 


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