「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

緊急時の対策を持つこと (3)

2013年03月21日 22時13分55秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/63291429.html からの続き)

○ 怒りにも境界を設定する

・ 落ち着いている時に 境界を設定する

・ その場を離れても、 また戻ってくることを伝え、 ボーダーの人を安心させる

・ ボーダーの人も 事態をコントロールできると説明する

  彼らが冷静になれば あなたはその場に留まり、 怒り続けるならその場を離れ、

  落ち着いたら戻る。 彼ら次第だと伝える


 反発がエスカレートしても 対応できるよう準備しておきます。

 一貫性を保つことが重要です。

 彼らは、 自分を落ち着かせて 他の行動を取るための 手段を持っていないのです。

 あなたが何を受け入れ、 何を受け入れないかを 決定しなければなりません。

 あなた次第なのです。

○ ボーダーの人からの提案

 「人が僕を落ち着かせようとすると、

 僕はよけい腹が立って、 無力感を感じるんだ。

 頭では分かっているけど、 そう感じてしまうんだ」

 「私の怒りを鎮めてくれるのは、

 夫が  『君は怒ってるんじゃなくて、 恐いんだね』 と言って、

 抱きしめてくれること。

 怒りが溶けて、 再び恐怖を感じることができるの」

 「怒り自体は悪いものではないけど、

 相手の自尊心を傷つけないやり方で それを表現する必要があることを、

 ボーダーの人に教えてあげて」

 「一番いいのは、 私の話を聞いてくれること。

 すると気分も治まるの。

 怒りは 皆が私を無視したり、 信じてくれないから起こるのよ」

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 

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