「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「武士の一分 (いちぶん) 」 (2)

2006年11月24日 11時29分49秒 | 映画
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/42544883.html からの続き)

 主演の木村拓哉は、テレビとは全く違う 名演でした。

 貧しい家に住み、庄内弁を話し、腰の低い 田舎侍。

 光を失って 焦点の合わない視線を 見事に表現します。

 そして、不貞を働いた妻を 見えない目で 睨みつけるシーンでは、

 氷のような瞳に 鬼気迫るものを感じました。

 剣術も半端でなく 様になっていると思ったら、

 子供の頃から 剣道を習っていたそうです。

(僕も 高校,大学で 剣道をやっていたので、

 木刀の素振りを 見ただけで分かります。)

 山田監督は昔 木村拓哉を見たとき、

 侍のようだと 感じたといいます。

 高倉健を 初めて見たときと 同じだったとか。

 何の役をやっても同じ “キムタク” では なかったんですね。

 役者としての 木村拓哉を見せてもらいました。

 作品作りにも熱意を見せ、

 島田との果たし合いの場面で 加世のたすきを鉢巻きとして 額に巻いたのは、

 キムタクのアイデアだったそうです。

 新之丞の使用人・特平が それを見て、

 そのあとの “粋な計らい” につながることに なったのでしょう。
 

 ところで、映画のキャンペーンのために キムタクが地方へ行ったとき、

 司会者が 「武士のいちぶ」 と紹介して 困り果てたとか。

 “武士の一部” って どこなんだよ という感じですね (^^; )。
 


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