「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

境界設定 …… ボーダーラインの子どもの子育て (6)

2009年04月09日 21時31分20秒 | BPD,パーソナリティ障害の書籍から
 
(前の記事からの続き)

原則6: 納得のいく、 妥当な境界を設定する。

 境界設定は 年齢相応であるべきです。

 子どもが納得するまで話し合い、

 彼らが完全に理解していることを 確認します。

 子供ができる範囲で、 しかも

 頑張って挑戦する価値がある 境界を設定するのです。

 誓約書を書かせてもいいでしょう。

 例えば 次のようなことがあります。

・ドクターの指示通りに 薬を飲むこと。

・週に3回、 運動すること。

・治療に従い、 一生懸命取り組むこと。

・人に当たり散らしたり、 物を投げたりしないこと。

・人に怪我をさせたり、 損害を与えたりしないこと。

・頭を冷やすため 自分の部屋へ 行くよう言われたら、 そうすること。

・両親に、 両親だけでいられる時間を 確保してあげること。

 子どもが しなければならないことは何か、

 親の責任でないことは何かを、 はっきり定めます。

 親自身も、 共依存の度合いを チェックすることができるでしょう。

〔 「BPDをもつ子どもの 親へのアドバイス」
  ランディ・クリーガー (星和書店) 〕 より

(次の記事に続く)
 


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