「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

ユングの連想実験(3)

2006年01月31日 19時41分43秒 | 心理
 
 ユング心理学は一般に理解しにくかったり、証明できないものが多いと言われますが、この連想実験は珍しく反応時間の数字として実証できるものです。

 再生実験でも、反応の乱れがあった単語では答が違っていたとか、客観的な形で示すことができます。

 しかしこの連想実験は、安易に友達などにやってはいけないとされています。

 被験者が抑圧しているものや、否定的な感情が容易に分かってしまうからです。

 でも自分の心のことを知りたいという人は、信頼できる人にちょっと試してもらうくらいなら構わないそうです。

 自分自身が気付かなかったことや、自分の中にはコントロールできないものがあるというのを知るのは、意味のあることでしょう。

 ユング心理学は、自分の無意識に気付いてそれを意識化し、人格の統合を目指して、人間的に成長していくことを求める「思想」でもあるのです。
 

[ユング心理学研究会
http://www002.upp.so-net.ne.jp/u-jung/Index.htm ]
 


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