ランディ・ クリーガーさん著 「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
〔星和書店〕 (遊佐安一郎監訳) の内容を抜粋・ 要約し、 紹介していきます。
ノン・ボーダーライン (non-BPD) の人が、
BPDの人とどのように 一緒に生活し、
自分自身の人生を コントロールしていくかがテーマです。
パート1 混乱状態から解明へ : 境界性人格障害の理解
第1章 はれものにさわるような状況
BPDのいくつかの特徴は、 BPDの人を 目にしたり関わり合ったりする、
もう一人の人間の存在を 前提にしています。
(関わり合うことを 「ボーダーライン・ ダンス」 とも言い、
二人でステップを踏む 社交ダンスのイメージです。)
※アクション・ ステップ1
ワークブックが伝えるスキルの優先順位づけ
このワークブックが伝える 幾つかのスキルを、 以下に挙げます。
あなたにとって 最重要項目には 「1」、 二次的な関心事には 「2」、
関心の低い項目には 「3」 を 記してください。
_ 大切な人が BPDの特徴を持っているかどうかの 判断を助ける
_ ダメージの回復を試みるため、 問題にどのように影響されてきたかを 説明する
_ 望まない結果を予防できるよう、 BPDの行為が どのように影響するかに、
焦点を当てる
_ BPDの人が どのように世界を見て、
あなたとボーダーの人の人生に どういう影響を与えるか、 解明する
_ BPDの人が なぜ人を混乱させる 振る舞いをするのか、 説明する
_ よりよい決断ができるように、 脳がどのように 感情を処理するか、 説明する
_ あなたが変わる動機づけとなるように、 障害が要求する代償を測る
_ 効果的な対応ができるように、 BPDの人への あなたの反応を浮き彫りにする
_ BPDの人に、 行動の責任を取らせるようにし、 そこから学ばせることを手伝う
_ コントロールできるという 感覚に繋がるよう、
あなたが自分の行為に 責任を持つことを助ける
_ 自分の人生の 「所有者」 になるために、 人生をコントロールする 力を高める
_ 同じ過ちを繰り返すのを防ぐ
_ 混沌状態や危険な状況を 最小限にとどめる
_ あなたの個人的境界を見出し、 それを伝達する
_ これらの境界を BPDの人に伝える
_ 専門家の助けを見出す
_ 多くの選択肢からの選択を助ける
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」 (星和書店)
〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
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