「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

用語解説 (4)

2015年09月06日 19時15分43秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
・ フーバーリング
 
 相手が引いたあとで、 関係を引き戻すために、 想像できる限りのことをする。
 
・ 過度の警戒状態
 
 過度に、 継続的に ガードを固めた状態。
 
 とてもビクビクしていたり、 突然の動きや雑音に 過剰反応することも。
 
・ 「私」 主語の文
 
 文を 「私が」 で始めることで、 防衛的な反応を 避けることに役立つ。
 
・ 自分の高潔性を尊ぶこと
 
 「自らの高潔性を 自分自身に向かわせる」 人々は、
 
 愛情と敬意をもって 自分を扱い、 自尊の価値観をしっかり守る。
 
 自分の高潔性を 汚してしまう人たちは、
 
 自分の行為を合理化したり、 価値観を変えるかもしれない。
 
・ 無効化
 
 その人の感情や経験, 視点が間違っているとか、
 
 有効でないという メッセージを与えること。
 
 ボーダーの人は、 無効化を受ける環境で 育てられた可能性があり、
 
 ノン・ボーダーの人に対して、
 
 ボーダーの人が正しく、 ノン・ボーダーの人が間違っていると 確信させるために、
 
 この手法を用いる。
 
 ノン・ボーダーの人が ここから抜け出すには、
 
 他の人たちに価値を承認してもらい、 自分で自分を承認し、
 
 ボーダーの人もノン・ボーダーの人も 自分の意見を持つ権利があると 認めることだ。
 
 承認 (有効化) されるというのは、 理解されたと感じること。
 
 承認は、 真実かどうかではなく、 相手の感情を認めることが重要。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 [星和書店の許可の上掲載]
 


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