「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

用語解説 (2)

2015年09月04日 20時54分01秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
・ 一貫性
 
 ボーダーの人と接する際は、
 
 毎回同じようにリアクションをする  「一貫性」 が最善策です。
 
・ 反撃
 
 変化することに対抗しようとする、 防衛的な反応。
 
 ボーダーの人は 自己主張を始めると、 自分が変化しないために、
 
 あなたが境界を本気で設定したのか 試そうとし、
 
  「望まれない行為」 や はったりをかましたりするでしょう。
 
 境界設定に反してしまうと、
 
 ボーダーの人は あなたが本気でないと学習してしまいます。
 
・ 防衛機制
 
 不快な感情に対する 代替策。
 
 抑制, 抑圧, 感情の否定, 投影,
 
 昇華 (感情を 受け入れられる活動に移行する),  合理化が 含まれる。
 
・ 否認
 
 明白な事実を否定すること。
 
 悲嘆過程の一歩にもなるし (家族が亡くなったことを受け入れられない)、
 
 継続的な防衛機制にもなりうる (亡くなった人を理想化する)。
 
・ 解離
 
 非現実感,  「頭が真っ白」 のような状態。
 
 ボーダーの人は、
 
 極度の苦痛を伴うでき事を 忘れたり、 全く違う形で思い出したりする。
 
・ 極度の落ち込み
 
 多幸感の反対語。
 
 うつ, 不安感, 激怒, 絶望感の混ざったもの。
 
・ 空虚感
 
 慢性的で 苦痛を伴う情緒状態。
 
 多くのボーダーライン行動の 発動源となる。
 
 セックス, 浪費などの 衝動的な活動で、 内的な虚無を満たそうとする。
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 [星和書店の許可の上掲載]
 


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