「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

自分自身をリラックスさせ、 落ち着かせる / 聴覚

2016年04月06日 20時11分43秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
 注意をそらす方法を学んだところで、
 
 今度は 自分を落ち着かせる方法を学ぶ、 第2のステップになります。
 
 リラックスした状態では、
 
 脳が問題に対処するための 健康的な方法を考えつきやすくなります。
 
 これから挙げるのは、 五感を利用したリラクセーションです。
 
 これは人それぞれ異なるものです。
 
 
◎ 聴覚を用いて自分を落ち着かせる
 
 以下の例で、 やってみようと思うものにチェックを付け、
 
 そのあとで、 考えつく健康的なアイデアを 書き足してください。
 
□ 穏やかな音楽を聴く。
 
  色々なジャンルの音楽を聴いて、 リラックスさせてくれるものを見つけ、
 
  持ち歩きましょう。
 
□ 本の朗読の録音を聞く。
 
  図書館で 朗読のCDを借りられます。
 
□ テレビをつけ、 ただ聴く。
 
  退屈な、 あるいは 落ち着いた番組を見つけましょう。
 
  心地よい姿勢で、 うるさすぎないボリュームにし、 目を閉じてただ聴きましょう。
 
□ ラジオで 穏やかなトークショーを聴く。
 
  政治的なトークやニュースは 避けましょう。
 
□ 窓を開けて、 外の平穏な音を聴く。
 
  公園などでも構いません。
 
□ 鳥や野生生物など 自然の音を録音したものを聴く。
 
□ ホワイトノイズ・マシンを聴く。
 
  ホワイトノイズとは、 他の騒音を阻害する音で、
 
  鳥, 滝, ジャングルの音などを録音したものです。
 
□ 家庭用の噴水の音を聴く。
 
  電子噴水はデパートで買えます。
 
□ リラクセーション・エクササイズの録音を聴く。
 
  書店や 自己啓発本の出版社で購入でき、 自己催眠テクニックもあります。
 
□ 水が激しく流れる音や、 滴り落ちる音を聴く。
 
  公園の滝, ショッピングモールの噴水,
 
  或いは 水を流したまま バスルームに座っていてもいいでしょう。
 
□ その他のアイデア ____________________________
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]