「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

梅津コーチ、 逝く

2013年07月26日 07時00分56秒 | Weblog
 
 南海キャンディーズしずちゃんの ボクシングコーチ・ 梅津正彦が、

 メラノーマ (悪性黒色腫) で早世しました。

 以前の記事に書いたように、 梅津は僕の知り合いです。
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/61825723.html

(下記の記事には 梅津本人からコメントももらいました。
http://shinko.cocolog-nifty.com/bpd/2012/02/post-1913.html#comments )

 2012年初頭、 しずちゃんの全日本選手権出場を前にして、

 梅津はメラノーマと診断されました。

 皮膚がんの一種で、 最も悪性度が高い がんだと言います。

 手術が遅れれば 死亡の危険性がありましたが、

 梅津は しずちゃんの全日本に同行することを選び、 手術を延期したのです。

 TVでは、 やつれ果てた梅津の写真も 映していました。

 そんな体を引きずって、 しずちゃんと共に 講演などをしていたそうです。

 正に 我と我が身をすり減らして、

 命の限りできることを やり尽くした姿だと思います。

 一般的に メラノーマは進行が早く、 発見された時には すでに手遅れで、

 全身に転移していることが 多いのだということです。

 TVに出演していた 専門家の話では、

 人間のがんの中で 最もたちが悪いがんだと 言っていました。

 足の裏にできることが非常に多く、 素人には ほくろと見分けが付きにくいですが、

 3~6ヶ月で急に大きくなってきたら、 皮膚科へ飛んで行くべきだと。

 普通のほくろとの違いは、

 形がいびつ, 境界線が不明瞭, 直径6ミリ以上などの 特徴があるそうです。

 日本では年間1500~2000人が 発症すると言われますが、

 表から目に見えるものなので、 風呂に入ったときなどに 確認するのがよいと。

 梅津は そんな警告も残していってくれました。

 44歳、 あまりに早い旅立ちでした。

 しずちゃんも すっかり落ち込んでいるといいます。

 色々な才能を持った男でした。

 渾身の力で生き抜いた 梅津正彦に 心からの敬意を送り、

 ご冥福をお祈りします。