( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/57052919.html からの続き)
(2/4)
「 何故、 人間はこんなにも 苦しまなければならないのだ?
誠実な人間ほど。 正直な人間ほど………。
そして、 これも………
アンチヒロイズムに 陶酔しているだけにすぎないのか?
自分は誠実な人間であり、 だからこそ 自分の不誠実に苦しみ、
その苦しみを知らない 不誠実な人間より 優位に立とうとしているだけなのか。」
「 だが、 一体誰が 苦しまないか?
誰が 完璧な不誠実者か?
俺が彼の、 または彼女の、 不誠実さに傷つけられたとしよう。
なるほど、 その時彼は、 彼女は不誠実だった。
しかし それが彼の、 彼女の全てか。
彼も彼女も 苦しんでいる。
その誠実さの故に、 自らの不誠実さに 苦しんでいる。
俺また、 その不誠実さの故に、 彼を、 彼女を傷つけた。
ただ、 お互いそれを知らない。
人は、 自分の苦しみばかりに 心を奪われ、
自分を傷つけた 他人の不誠実さばかりを怨み。 嫉妬し。
何という不安定さ!
愛と、 憎と。 力と、 絶望と。
自分の位置が つかみきれず。
比較優劣競争から どうしても抜け出せず。
しかし、 それを 『描いていこう』 とすることで、
前へ進もうとしている 自分に気付くのだった。 」
(2/22)
「 おまえが自分で 『あれは過ちだった』 と認め、
後悔してみても、 他人はおまえを許さない。
憎しみや怒りは消えない。
おまえのそれが 消えないように。
失墜した信頼を 再び得るのは、 零から出発するよりも はるかに難しい。」
(3/5)
「 結局人は 他人のことなど 分かろうとしない。
自分のことしか 頭にない。
人を分かろうとして 食い下がるほど、 敬遠され。
誤解を解こうと深入りすれば さらに嫌われ、 心は離れていく。 」
(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/57163597.html