「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

失意

2008年12月14日 20時04分08秒 | 僕と「ジャン=クリストフ」
 
(前の記事からの続き)

 僕は 自分を失っていきました。

 それまで自分を支えていたものが 崩壊していったのです。

 当時の日記からです。

(2/4)

「 あの時、 俺は確かに 本当のものを 獲得したと思った。

 俺も成長したと、 ささやかな自信を持って つぶやいた。

 あれはウソか?

 あの時、 俺は確かに、 今度こそ本当の愛を つかんだと思った。

 心の底から 理解し合えたと信じた。

 あれは にせものだったのか……!?

 何だったんだ? 

 俺は今まで、 一体何をやってきたんだ?

 今までの努力は、 みんな無駄だったのか!? 

 俺のしてきたことは 何だったんだ? 

 みんな 俺の錯覚だったのか!? 

 独りよがりか!?

 ……………………

 ……………………

 また………… 一からやり直しだ…………

 ………………何もかも………………」

(続く)
http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/57111277.html