ひまわり博士のウンチク

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8B………「こっ」

2008年05月21日 | 日記・エッセイ・コラム
 今日はほぼ一日外出でした。
 11時に、浅草橋にある某研究所付属の出版社に、製作中の写真集の色校正を持って出かけました。
 少し早めに着いたところ、広告代理店を交えて社長室で役員会議の最中。
 会議室で待っていると、専務が呼びにきました。
 「社長がなんで坂井さんは入ってこないんだって言ってますけど」
 役員会議に入るなんてぼくは聞いてません。役員じゃないし…。
 しぶしぶ社長室に行き、あーでもない、こーでもないと話し合っているうち、どさくさまぎれに、写真集の全5段の広告をぼくが作ることになってしまいました。

 「ま、いいか」

 中途半端にかかわるより、全部自分でやった方が楽だ。
 会議も色校も昼過ぎにはすべて終了。
 外出ついでにお茶の水へ出てG出版へ。
 アポイントを取っていなかったので、邪魔にされたらさっさと帰ろうと思っていると、ちょうど良かった、と捕まってしまいました。
 「時間ありますか」
 「はい」と言ってしまったのが運のつき。
 あれこれ話しているうちに、気がつけば3時過ぎ。

 ふと思いついて、お茶の水駅前の「レモン」という画材店で、フツーの文具店では売られていない鉛筆を買って帰ることに。

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 カステル9000番の「8B」。
 国産鉛筆は「6B」までで、「7B」「8B」はありません。
 同じくドイツ製のステッドラーも「8B」まで出していますが、愛用のカステルを選びました。
 仕事に必要なものではなく、ただの趣味です。
 絵を描くことの好きな那由も欲しがるだろうと2本購入。
 そう使うものでもないので、1ダースなんて買いません。
 314円なり。

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 こうして比べてみると、たいした差はないように見えますが、書き味はまったく違います。
 Bはザラザラした紙の感触が手に伝わってきますが、6Bだとかなり滑らかです。
 これが8Bになると、滑らかさを通りすぎてぬめぬめした妙に艶っぽい感触。
 これはもう、鉛筆ではなくて、何か別な筆記具ですね。

 夕方、帰宅した那由に「これいるか?」。
 「なに?」
 「8B」
 8Bの存在を知ってる那由は、ニターっと笑って受け取りました。
 さっそく、その辺にあった紙に試し書き。
 「……こっ」
 濃いってことです。
 「う~っわっ! ぬるぬるだ~」
 下の無量が「なになに、気になる~」と寄ってきましたが、那由はさっさと自分の部屋に持っていってしまいました。
 使わせたくないようです。

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