グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

「広報・IR EXPO」に行ってきました

2022-05-12 09:39:12 | デザインいろいろ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
東京ビッグサイトで開催されている「広報・IR EXPO」に行ってきました。
「総務・人事・経理 Week」というイベントの構成展示会という位置付けで、「総務サービス EXPO」「福利厚生 EXPO」「オフィス セキュリティ EXPO」…など9つのEXPOが開催されてます。


▲東京ビッグサイトで開催されている「総務・人事・経理 Week」


「広報・IR EXPO」では動画制作関係の展示が多く見られましたが、興味を引いたのはヘルスケアコラムを無償で提供するサービス。社内報などにはよく健康情報が掲載されていますが、それを無償で提供してくれるとか。これは原稿作成に悩む社内報担当者さんにはありがたいサービスですね。

社史・年史、記念誌制作をしている当社としては、周年行事サポートの会社さんが出展されていたのも興味深かったです。
こちらの会社さんが出展されていたのは「福利厚生 EXPO」のコーナー。福利厚生なのか〜と少々意外な気もしました。

9つものEXPOが同時開催されていて、いずれも一つの招待券で出入りできるので他のEXPOもちょっとのぞいてみました。「福利厚生 EXPO」のコーナーには社食やドリンクサーバー等の企業さんが出展されていて、飲み物などいただいてしまいました♪ 社食サービスなど、小さな会社の当社にとってはちょっと憧れだったりもします。

総務・人事・経理 Week」は東京ビッグサイトで5月11日〜13日の開催です。

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●こんなこともご相談にのります。
 パンフレットを作りたいけど原稿が作れない。
 キャッチコピーはどうすればいい?
 とにかく急ぎ!
 アクセスマップ、乗り換え案内を作って欲しい。
 高齢者にも色覚障がいのある人にも見やすくしたい。

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できなかったことも伝えよう

2022-01-18 14:54:03 | 中小企業の広報誌制作

東京都港区六本木の【編集もできるデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
年度末の発行に向けて、ある団体さんの広報誌を編集中です。
一年間の出来事を振り返って掲載する予定ですが、昨年も色々な行事が中止になったり縮小されたりしました。そのため「掲載できることがあまりない」「誌面が埋まらない」という声が。
でもどの行事にも関わった人がいて、ギリギリまで開催・決行する準備をしてきました。涙をのんで中止にしたり、開催方法を変更したりしてきたことでしょう。そのことも2021年度の出来事としてちゃんと掲載しませんか?

そんなふうにご提案したところ、「チラシまで作ったのだから掲載したい!」「予定していたプログラムだけでも紹介したい」「準備段階の写真なら掲載できる!」いろいろと材料が出てきました。
縮小して開催したものはどんな対策をして開催したのか。どんな課題があったのか。開催できなかったものは、次回はどうしたら開催できるのか。
そんなことを組織内で共有しておくことも大事なことではないでしょうか。

新型コロナウイルス感染症の収束はまだ先が見えません。できなかった行事を「なかったこと・できなかったこと」と眠らせず、過去の事例を新年度に生かせるよう、記録し伝えていくことも広報誌や社内報の役割だと思います。

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オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
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●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。




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中止になったイベント

2021-09-13 12:17:44 | 中小企業の広報誌制作
東京都港区六本木の【編集もできるデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
緊急事態宣言が延長され、企業や組織内のイベント開催にも影響が出ているようです。
当社が制作させていただいている企業さんの広報誌でも、掲載予定だったイベントが中止になり、ご担当さんから「誌面が空いてしまうので別企画を検討します。原稿渡しが予定より遅くなります」と連絡をいただきました。

ずっと準備されてきた方々のご苦労は「なかったこと」にしちゃうの?

そう思って、差し出口ではありますが「無理に別企画を掲載するのでなく、予定していたイベントについて開催に向けてのご苦労などを掲載してはどうでしょう?」とご提案してみました。ありがたいことに先方でそれを検討してくださり「その方向で原稿を用意します」とのこと。そして「イベントを準備していたスタッフたちが涙して喜びました」とも伝えてくださいました。

どんな小さなイベントであっても、それを実現するために奔走する人や企業があります。それが中止になったからといって誰のことも責められない。でもなんとか開催したい、安全に楽しんでもらいたい、そう思って準備してきた気持ちは「中止」のひと言で「なかったこと」にできるものではないと思います。その方々の思いをひとりでも多くの方に知ってほしい。そして次に繋げていってほしい。
…そんな思いで広報誌や社内報を制作しています。

いろいろなことに制約がある昨今だからこそ、できなかった企画・イベントのことを、関わった人々の思いを、記録して伝えることは大切かもしれません。


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編集とは

2021-06-07 09:57:29 | 中小企業の広報誌制作
東京都港区六本木のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は編集もできるデザイン会社です。



さて編集とは?
編集とは材料を取捨選択して制作側の意図や読み手(閲覧者)の視線などを考えてまとめること。それを図や写真を挿入したり、難しい説明をフローチャートやグラフなどでビジュアル化してわかりやすくし表現することが「デザイン×編集」です。
特に「ページもの」と呼ばれる冊子や書籍では、全体の構成や流れを考えページごとの掲載内容を決めていきます。読ませるページのあとに口絵コーナーや資料ページを作るか?各ページに写真や資料も織り交ぜてビジュアルが入るようにするか?制作側の意図や読み手の視線だけでなく、読者対象、仕上がりの仕様やコスト、さまざまなことを考えて編集しデザインしていきます。

ニュースレター、パンフレット、社内報、広報誌。
社史、年史、記念誌。
ペラものと呼ばれる1枚もののチラシなどでも基本は同じです。

あなたの発信は誰にどんな風に見せたいですか?

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年史制作の期間と費用

2021-05-11 15:04:45 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は社史・年史、記念誌を制作して55年。100年越えの企業さんや行政さんの社史制作をさせていただくこともあります。通常は20年史から50年史くらいのご相談が多く、「初めてだからどうしたらいいかわからない」というお声を聞きます。その中で最も多いのが次の2点のご質問です。

1、制作期間はどのくらいみればいいの?
2、費用はどのくらいかかるの?

これはお客様の方でどこまでのご準備ができているか/できるか、に大きく左右されます。

1、制作期間
・「いつまでに作りたい」というご希望があるか。
・周年記念で式典などの開催を予定している場合、式典も掲載したいか、式典に配布したいか。
・社内で制作に関われる人数はどのくらいいるか。
・どのような社史・年史/記念誌を作りたいか。
書籍のような文章中心
写真集のようなビジュアル中心
マンガでストーリー仕立て
みんなで作る社員参加型
詳細はWebで!Webとの融合型
…ほかにもいろいろありますね!
 
2、費用
・過去の社内資料がどの程度、どのように保管・管理されているか。
・社内報や広報誌、あるいはニュースレターなどを定期的に発行しているか。
・月報、年報などは作成しているか。
・画像データも含め、素材はデータ化されているか。
・まとまった資料がない場合や素材がデータ化されていない場合、資料まとめや原稿作成、素材のデータ化などは社内で行うか。

こういったことは組織ごとに状況が違います。
作りたい年史/記念誌によって、あるいは素材の状態によって、関わる人数によって、期間も費用も変わります。
そして場合によっては制作の依頼先が変わってくる場合があります。

もうひとつ、最終的に社史・年史/記念誌をどう「使いたいか」。
これがしっかり決まっていれば「どのような社史・年史/記念誌を作りたいか」の方針も決めやすくなります。

「じゃあ、こんな場合の期間や費用を教えて」という方!
  ↓
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色校正のチェックポイント【ヨゴレ】

2021-02-16 11:49:03 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日、広報誌の色校正が出ました。日頃はPDFで校正されている担当の皆さんは、校正紙で見るとまた違った印象を持たれるようです。
色校正のチェックポイントについては以前にも当ブログに書いていますが、今回はそのとき書かなかった事態が発生しました。ヨゴレです。


▲黒い点々はデザインではありません。


最近はあまりこういう色校正はなかったのですが、今回はこのようなヨゴレがあちこちに。出してもらった複数部で同じところにヨゴレがありました。今回は簡易校正なので本印刷とは印刷機も異なります。本印刷では多分このヨゴレは出ないと思いますが、念のため印刷会社さんに確認しておくと安心です。

そのほかこんなこともチェックしてみましょう。→色校正のチェックポイント【初心者向け】
せっかく色校正を出すのですからしっかり確認して、納得のいく仕上がりになりますように。

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行間と行長

2021-02-10 10:15:50 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社は社史・年史や社内報など、文章の多い冊子や書籍を制作することが多々あります。その際、フォントサイズや行間などはあらかじめいくつかのパターンを決めておきます。
タイトル、見出し、本文、写真のキャプション、グラフの説明文…など、用途や使用頻度などによって適したものが異なるからです。
同じ文字サイズでも行長(1行の長さ)が長い場合は、行長が短い場合よりも行間を広く取る方が読みやすくなります。そのため本文などで行長が長くなるものは行間を広めに取ります。一方、写真キャプションなど、行長がさほど長くない場合は行間が狭めの方が読みやすくなります。


▲行長が短い場合と長い場合。同じ行間でも行長が短いと行間を広く感じます。

ちなみに行長は、40文字程度までが適当とされています。それ以上になると行末から次の行頭に移動するときに視線を大きく動かすことになり、読みづらさにつながります。

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広報委員の撮影術2【室内編】

2020-10-19 10:12:20 | PTA広報委員の覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ある座談会の撮影に行ってきました。室内での座談会やインタビューなどの撮影は、屋外撮影とはちょっと勝手が違うな、と思いました。
そんなときは広報委員の撮影術に加え、こんな方法も取り入れてみてください。

・自然光の入る部屋で日中に撮る
・フラッシュをたかない
・連写や動画も活用する
・三脚を活用
・動き回れるスペースを確保する


自然光の入る部屋で日中に撮る
周囲が明るい方がいいのは説明するまでもありませんね。でも「室内なら照明をつければ夜でも大丈夫」というわけではありません。照明と自然光を比べれば、だんぜん自然光のほうがきれいに撮れます。そのためには日中、自然光の入る明るい部屋で撮影するのがオススメです。でも天候や時間帯が必ずしもベストな状態とは限りません。照明は必要に応じて使用しましょう。

フラッシュをたかない
理想的な時間や場所が困難で、どうしても室内が暗い場合もあります。でもできるだけフラッシュは使わない方が良いでしょう。人物の撮影にフラッシュを使うと顔の凹凸で黒い影が出てしまいがち。これはあとからの補正がやっかいです。全体が暗い方がまだ補正がしやすいのです。
どうしても暗さが気になる場合はフラッシュ無しとフラッシュありの両方で撮っておくと安心です。

連写や動画も活用する
人の顔を撮影する場合も連写や動画は強い味方です。
座談会やインタビューでは、話しているときのほうが表情が豊かで良い写真が撮れます。でも話に熱が入って身振り手振りをしたり、まばたきの瞬間に目をつむったり…人間はけっこう動いているものです。そんなときも連写や動画で撮影しておくと選択肢が広がりより良い写真を選ぶことができます。
動画を静止画として使うにはスクリーンショットなどで切り取ります。

三脚を活用
三脚を用意しておくのもオススメです(私はスマホ用カメラスタンドでなく普通の三脚を使用しました)。
今回は座談会だったので後から話の内容を書き起こす必要もあり、三脚にスマホをセットしてずっと動画を撮っていました。三脚にセットしておくことで手ブレのない映像も撮れましたし、途中で三脚ごと持ち上げて上から見下ろすようにして全員を撮ることもできました。自分が背伸びをして撮るよりも高いところから撮ることができ、一味違った写真になりました(自画自賛)!

おまけ:動き回れるスペースを確保する
普通これは問題ないと思いますが…今回の座談会は部屋が狭いうえにいろいろなモノが所狭しと置いてありました。座談会用のテーブルの上はモノをどかしていただいたのですが、床にもモノが置かれていたのが盲点でした。カメラマンが動きにくく同じ方向からの写真になりがちでした。そして背景にも関係のないモノが写ってしまったり。
撮影する位置をイメージして、動きやすいスペースを確保しておくことが必要だと思いました。


そのほか、「広報委員の撮影術」にも書いた以下も参考にしていただければと思います。
・ズームし過ぎない
・被写体の周囲に余白を取って撮影する
・縦、横両方の写真を撮る
・後ろ姿や「雰囲気もの」も撮影しておく

室内でもできるだけきれいな、明るい写真を撮影したいですね。
*プロのカメラマンさんの撮影術とは異なります。PTA広報誌や社内報など用にシロウトさんがスマホで撮影する場合のポイントを、デザイナーの立場としてご提案するものです。

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色校正のチェックポイント【初心者向け】

2020-08-12 11:00:25 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
紙媒体の印刷物では、多くの場合「色校正」を行います。社内報の担当になったばかりの方やPTA広報委員の方など、印刷物制作経験の浅い方向けの「重要チェクポイント」をご紹介します。



「色校正ってどこをチェックすればいいの?」とクエスチョンマークが浮かぶ方は、まずは以下の3点をチェックしましよう。

1、 正しい色になっているか。
2、 読みやすい色になっているか。
3、 きちんと表示されているか。

写真の明るさや用紙による刷り色の変化など、他にもチェックポイントはありますが、この3つを押さえておけばひとまず安心です。

1、正しい色になっているか。
企業や学校のロゴやマークの色、製品パッケージの色など、色そのものが重要なものがあります。それらの色が正しく再現されていますか。
色校正で、赤が青になってしまうようなことはまずありませんが、赤が茶になってしまうようなことはあり得ます。データが誤ってRGBで作成されていたためにCMYK変換をしたら色が変わっちゃった〜はありがちです。

2、読みやすい色になっているか。
文字の色が薄すぎたり、背景との色の差がなさすぎたりして読みにくいところはありませんか。
PDFデータで確認していると、読みやすいサイズに拡大することができるので、少々読みにくい色やサイズでも読めてしまいます。しかし実際の印刷物になるとそうはいきません。原寸でもきちんと読めますか。

3、きちんと表示されているか。
データでは表示されていても印刷すると消えてしまうことがあります。よくあるのは、データが「オーバープリント」の設定になっていたために印刷されない、あるいは色ムラになるという症状です。これはデータ作成の問題ですが、パソコン画面では見えているのでデータでは見落とすことがあり、色校正での確認が重要です。

文章や内容は入稿までにしっかり確認し、色校正では「どう印刷されるか」を確認しましょう。

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掲載順にご注意!

2020-07-07 15:03:58 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
ある企業さんの社内報を制作しています。社内の異動があり、それを広報誌に掲載することになりました。
広報担当の方から原稿をいただき、それにそってレイアウト。途中経過はもちろいん、色校正も確認いただいて無事校了。がしかし、いざ印刷!というところでストップがかかりました。
「掲載する順序を変更せよ」ということなのです。

広報担当の方も、広報部の部長さんに確認したうえで校了したとのことですが、さらにその上の方から変更指示が出たのだそうです。
もちろん当社として修正はやぶさかではありませんが、印刷納期の問題もあります。印刷会社からは「いまストップをかけると納期は予定より大幅に遅れる」と返事があったそうで、修正せずに印刷することになりました。

お名前の間違いなどではなかったのでまだ良かったものの、企業や組織においては掲載順も重要ですね。ご発注の際には十分ご注意ください。



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SDGsのロゴ改定

2020-02-25 15:12:19 | 中小企業の広報誌制作
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
今年は例年に比べだいぶ暖かい冬でした。これも温暖化の傾向なのかと思うと30年後、50年後の世界はどうなってしまうのだろうと思います。
当社が制作を手がける広報誌などでもこの1〜2年でSDGsがとりあげられることが増えてきました。当社のクライアントさんに多い「公益財団法人」は環境への配慮や関心も高く、SDGsのロゴを掲載することも多々あります。
そして今回、SDGsのロゴを掲載するにあたって「2020年版を掲載」というご指示がありました。

昨年(2019年)4月に「SDGsセミナー」に参加したけれど、その後に何か変わったの?と思って調べたところ、2019年8月にロゴやアイコン、およびガイドラインが改定されていました(改定版が配布されるようになったのは2019年10月以降らしいですが)。
上部センターのSDGsのロゴ、右下18個めのアイコン…がわかりやすい改定箇所ですが、17の目標の各アイコンもフォントが微妙に変わっているようです。


▲改定されたバージョン

過去にロゴを取得している企業さまも、今後広報誌や社内報に掲載される場合は改定バージョンをご使用ください。
またWebサイトでは旧デザインのものを掲載しているところが多く見受けられます。使用のためのガイドラインも変わっていますので、ぜひご確認ください。
SDGsのポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドラインはこちら(国際連合広報センターのサイトが開きます)

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「論文の教室」

2019-11-05 10:16:37 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
11月2日〜4日の3連休、皆さんはいかがお過ごしだったでしょうか。私は『新版 論文の教室』(戸田山和久・著)という本を少しずつ読んでいました。初版は2012年(これは改訂された新版の初版です。旧版は2002年が初版)。タイトル通り、大学生(特に人文系の)に向けて論文の書き方をレクチャーした本です。


▲『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』

これから論文を書こうというつもりではないのですが、文章の書き方を見直したいと思いまして。いくつか文章作法の本にも目を通しました。ネット上にもその手の記事がたくさんありました。それぞれ参考になるところはあるとは思うのですが、私にはしっくりこない。そんな中で巡り合ったのがこの本です。
大学の教授と論文とはどんなものかを理解していない大学生の掛け合いで進む本書は、正真正銘、大学で書く論文、卒論までを範囲とした手引きです。ビジネス文書など他にも応用が効きますよ、なんてどこにも書いてありません。でも私には文章の書き方をスッキリハッキリさせてくれたように思いました。特にアウトラインの作り方、論述の組み立て方をもう一度確認できたことがよかったと思います。
まだ読み通したというだけで、しっかり活用できているとは言えませんが、今後、当社の考え方や事業内容を説得力を持って伝えるために改めて良い勉強ができたと思います。
有意義な連休でした。

『新版 論文の教室 レポートから卒論まで』はNHK出版から発行されいてます。

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左から右から

2019-09-24 10:48:32 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
不登校のお子さんの支援をする株式会社Allight様から、ロゴをはじめ、会社案内などの制作依頼をいただきました。代表の方とは以前からお取引がありましたが、今年になって新たな体制をとられることになり、そのためのご依頼でした。これまでの実績を評価いただいてのことと身の引き締まる思いとともにお引き受けいたしました。

会社案内には支援内容を紹介することはもちろんのこと、Allightの代表が今まで保護者を対象に話されてきた「不登校の解決のための7つのポイント」という講演内容を読み物として収録したいとのご要望がありました。色々な面からの支援内容、料金体系や連絡先など掲載すべき内容を検討していくと、コラムと呼ぶには長すぎるテキストの収まりどころを全体構成のどこにするのかアタマを捻ることとなりました。
会社案内としては横書き表記の方が、手にとっていただいた方に情報をお届けしやすいと思うのですが、当の「不登校の解決のための7つのポイント」は縦書きにした方がリーダビリティが良いように思えました。しばらく考えた後で出した結論は、下の写真でご紹介している〝左右両開き〟という形式です。




▲サービス案内は左綴じ/横書きで展開





▲「不登校の解決のための7つのポイント」は右綴じ/縦書きで展開


会社案内としては左綴じの横書き。裏返して右綴じ縦書きの新書風「不登校の解決のための7つのポイント」。カンプを作成してのご提案を代表にも気に入っていただき、完成品にもご納得いただきました。

株式会社Allight様が展開する、不登校のお子さん支援するという社会事業『Allight Educational Consulting(オールライト・エデュケーショナル・コンサルティング)』に、多少なりともお力添えできればと思っています。ご興味のある方は『Allight Educational Consulting』のWebサイトもご覧ください。


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デザインマンホール

2019-08-27 10:48:26 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日、函館に行ってきました。昼夜を問わず蒸し暑い東京と比べ、夜などは肌寒いくらいの気温。昼間の日差しの下で動くと多少汗ばむものの、さらっとした空気にすぐ汗が引き、とても心地よかったです。
さわやかな天候に気分良く街を歩いていると見つけたのが、これです。


▲函館のデザインマンホール

こういったマンホールは「ご当地マンホール」あるいは「デザインマンホール」と言われるそうで、日本各地に存在するそうです。そういえば長崎でもカラフルなマンホールを見かけた記憶があります。

本来、マンホール蓋表面の紋様は滑り防止のために付けられているそうで、デザインマンホールは単純な幾何学模様のものに比べて平らな部分が増えて滑りやすくなるようです。また、カラーであることで製造コストもアップするので「税金を無駄にしている」という批判もあって、デザインマンホールを中止する自治体もあるそうです。

機能性やコストも重要ですから安易に「中止しないで!」とはいえませんが、個人的にはこういうところにもデザインをするのはとても好ましく思いました。街歩きが楽しくなるデザインマンホール、存続を期待しています。

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UDフォント

2019-07-22 13:38:47 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日、「フォントを変えたら今まで文字を読めなかった子が読めた」というニュースをやっていました。そのフォントとは株式会社モリサワの「UDデジタル教科書体」。文字の読み書きに障害のあるディスレクシア、視機能が弱いロービジョンの方は、フォントによって文字が読めなかったり読みにくかったりすることがあるそうです。しかし「UDデジタル教科書体」はそういう方にも読みやすいという内容でした。

フォントはデザインにおいても重要な要素です。見出しなどは「インパクトがある」「かっこいい」という理由でフォントが選ばれることが多いですが、本文は「読みやすさ」も重要な要素です。縦線に比べ横線が細い明朝体によりもゴシック体のほうが読みやすい、ということが言われていますが、「UDデジタル教科書体」はさらに読みやすいようです。もっとも人によって読みやすいフォントは違うようで、必ずしも「UDデジタル教科書体」がいいという方ばかりではないようですが、それでも行政や教育現場でで取り入れるところが増えているようです。


▲さまざまなUDフォント


2020年のパラリンピックを控え、ハード、ソフト様々な面から「ユニバーサルデザイン」についての意識も高まってきていますし、高齢の方々にも読みやすさは求められています。デザインの仕事をしている私どもも「ユニバーサルデザイン」について考え、「UDフォント」も取り入れていきたいと思います。


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「見えにくい」をなくしたいグラフィックメイト


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