グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

デザインは遍く潜む?! #2

2018-11-28 10:52:12 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日、東京国立博物館で開催されている特別展『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』を観てまいりました。日頃、仏教にも仏像にもあまり興味のない不信心者なのですが、今回の展示は鎌倉期の彫刻の中でも名品と名高い(もちろんこれも受け売りです)「釈迦如来坐像」「十大弟子立像」「六観音菩薩像」が全方位360°から観ることができると聞いてミーハー心が刺激されてしまいました。 実際、これほど近くで観られるとは。しかも周回360°。ここまで近くで、しかも360°ぐるっと観た人は歴史上何人いることか。十大弟子立像などは一通り観た後に背中の表情だけ見比べてしまいました。

会期後半に入った現在では「六観音菩薩像」の光背が取り外された状態で展示されています。更にレアな後ろ姿が拝見できます。とはいえ今回一番の衝撃を受けたのは、展示会場の照明!
博物館、美術館での展示には、どのように作品を並べ、どのように観せるかという配置や照明の空間デザインをする専門家がいらっしゃるそうです。いわれてみれば当たり前のことなのかもしれませんが、今まで全く考えたことがありませんでした。今回の特別展は池田英雄さんという方が担当されていて、博物館展示の空間デザイン、会場造形、展示のアイデア、グラフィックについてラジオで話されていたのを聴いていたので、自ずと関心はそちらの方へ。中でもぜひそれを確認したいと思っていたのが照明でした。

短冊状の光って、想像することができますか。360°どこからでもライトの光で眩しく感じることなく鑑賞することができるためには、照明を当てた対象の後ろまで余分な光が飛んでいかないように、幾つものライトで光を細かく切りながら仏像を照らしているのが、短冊状の光だそうなのですが…。
すごい!としか言いようがありませんでした。 確かにどこから観ても眩しくて観づらいということがありません。木彫の照明は元々それほど強くできないので、くっきりはっきりというわけではありませんが、どの位置からでもじっくり鑑賞することができました。 どれだけのライトで構成されているのか、もちろん全てを数え上げることはできませんでしたが、この空間全体を把握した構成力に感動しました。
『京都 大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ』の会期は12月9日までです。興味を持たれた方は、足を運んでみられてはいかがでしょうか。


▲撮影可能だった「聖観音菩薩立像」


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デザインは遍く潜む?!

2018-11-21 13:14:32 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
とある企画の関係で、ある製作所を見学させていただきました。
普段、目にする機会のない場所なので、興味深いこと限りなしという状態に。
針金状の鋼材を加工する工場で、写真は立体的なクリップを形成しているところです。


▲立体的なクリップを形成

中央から鋼材が出てきて、それを折り曲げたり、回転させて形成していきます。実際の作業では一連の工程のセットを入力したコンピュータによって制御されている動作を、手動で(と言っても、リモコンの操作盤を使用してです)行ってサンプル作成をしてくださり、クルッ、クルッ、カキッ、カキッと見る間に形が出来てきました。コンピュータへの入力前にも、このように手動で動きの確認をしているそうです。
折り曲げや切断に使う刃も加工の状態に合わせて選択されています。製品の形状によっては、その『刃』から制作することもあるそうです。
もちろんクライアントさんからは設計図や仕様書が渡されるそうですが、立体なのに平面図のみということも珍しくないとか。仕様書内容の立体への展開は、まずアタマの中で行われて、割とすぐに機械を動かしての検証になるそうです。機械のセッティングは、刃の取り付け位置(角度など)、本数、動き方まで幾つもの要素からなっているそうです。
これは空間におけるデザインじゃないの?! そうお伝えしても製作所の方は微笑んでいらっしゃるばかりでしたが。
平面から立体への驚異の読み換え力。デザインの力は色々なところに潜んでいます。


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デザインの仕事をしています

2018-11-15 10:53:05 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
朝晩ずいぶん冷えるようになりましたね。社窓からの風景もすっかり晩秋の装いとなってきました。


▲すっかり秋の風情となった国立新美術館。

以前、ある交流会でお目にかかった方に「デザインの仕事をしています」とご挨拶したところ、「デザイナーさんですか。洋服とかのデザインを?」と尋ねられました。
そうです、デザインっていろいろあるんです。あらためて考えると「デザイン」というのはかなり幅の広い仕事です。
建築デザイン、プロダクトデザイン、キャラクターデザイン、ゲームデザイン、CGデザイン、ウェブデザイン、ファッションデザイン、テキスタイルデザイン、パッケージデザイン、グラフィックデザイン、エディトリアルデザイン、ブックデザイン。インダストリアルデザインやフラワーデザイン、フードデザインというのもありますね。

当社は名前のとおり「グラフィックデザイン」の会社です。グラフィックデザインとはそもそもなにか?
Wikipediaでは、次のように説明されています。

以下、引用----------
グラフィックデザイン(英: graphic design)は、主として平面の上に表示される文字や画像、配色などを使用し、情報やメッセージを伝達する手段として制作されたデザインのこと。
ポスター、雑誌広告、新聞広告、映画・コンサート・演劇・展覧会等のフライヤー(チラシ)、商品のパッケージデザイン、ロゴタイプ(ロゴマーク)など、多岐にわたる。近年では、コンピュータ上で表示されるインタラクティブデザイン、モーショングラフィック、ウェブデザインの中においても、写真や文字のデザイン、配置や配色、アイコン設計などを含むことがある。メディアの多様化により、デザインの中で特に「平面的な媒体表現」を超えた、広義なとらえ方に変化してきている。情報伝達と美術の融合として、展覧会なども行われる。
----------ここまで引用

グラフィックデザインの中にパッケージデザインやウェブデザインも入っていますね。書籍の蔵本設計や装丁、誌面の編集・レイアウトなども行う当社は、ブックデザインやエディトリアルデザインも業務の範疇ですが、それらは入っていないのですね。自分の仕事を一言で説明するのは難しい!

「デザインの仕事」では何をしているのか伝わらない、ということが改めてよくわかりました。
「東京港区のデザイン会社 グラフィックメイト」のキャッチフレーズ、変えないといけないかな…。


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縦組みで小数点

2018-11-07 14:05:10 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
年史や冊子を縦組み(縦書きで文章を組む)で制作することがあります。原稿を執筆される方はWordなどで横書きに書いていらっしゃるので、そのまま縦組みにするとおかしなことになる場合があります。その筆頭が数字です。
そもそも算用数字を使うのか、漢数字を使うのか。執筆者が複数の場合など、漢数字と算用数字が混在することはしばしばです。その冊子なり年史なりの方針として、どちらを使うかを決めてから執筆依頼をするとよいでしょう。できれば原稿作成時も縦書きにしておくと仕上がりイメージに近くなります。

算用数字を使う場合は、2桁までを横に並べ3桁以上の場合は縦に並べることが多いようです。DTP作業においては「文字パネル」の縦中横を適用すると縦組みの中でも数字が横並びになります。少数点が入る場合は中黒「・」を使用します。この中黒は全角ドリでもかまいませんが、二分ドリのほうが数字としてのまとまり感がありますね。

漢数字の場合は、そのまま数字を並べていくことが多いです。横書きで算用数字を使って書かれた原稿を縦組みにする場合は、小数点がピリオド「 . 」になっていることが多いので、中黒「・」に変換します。算用数字の場合と同様、二分ドリがよいでしょう。
  

▲縦組みで小数点を含む場合の書き方の一例


いくつか方法はあると思いますが、一つの方法に統一して原稿を作成すると校正の手間も減りますし、統一感のある冊子や本になります。


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