グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

小学生向け教材

2020-11-27 11:40:52 | 小さな会社のひとりごと
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
SDGsのための小学生向け教材制作のご依頼をいただきました。以前制作させていただいた環境に関する副読本のリニューアル版です。
この教材を制作したことでSDGsや環境問題について、より考えるようになりました。


▲SDGsのロゴ。2019年8月付で、ポスター・ロゴ・アイコンおよびガイドラインが改定されています。


文部科学省のサイトには「SDGs達成の担い手育成(ESD)推進事業」ページがあり、以下のように記されています。

■以下引用=======
文部科学省では、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた取組が広く普及したこと、令和2(2020)年度から本格実施を迎える新学習指導要領において「持続可能な社会の創り手の育成」が明記されたこと等を背景にSDGs達成のための教育(ESD)の推進に向けた内外のニーズが一層高まっていることを踏まえ、SDGs達成の担い手に必要な資質・能力の向上を図る優れた取組に対する戦略的な支援を実施しています。
=======引用ここまで

小学生、中学生のような若い方々にSDGsの取り組みについてわかりやすく伝える。
デザインを通してしっかりお手伝いいたします!

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MUD教育検定:「文字組版編」講義の様子

2020-11-23 13:19:26 | ユニバーサルデザイン
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
メディア・ユニバーサルデザイン教育検定を受験しMUDアドバイザーの認定を受けました。これから受験する方のために、また少しでも多くの方にメディアのユニバーサルデザインについて知っていただくために、検定の様子を少しずつまとめていきます。今回は「文字組版編」の講義の様子です。
*「色覚編」の講義の様子はこちら、「会場の様子」はこちらです。


▲メディア・ユニバーサルデザイン3級 講義テキスト(文字組版編)

「色覚編」講義が午前中プラスお昼休憩のあと30分ほどあり、そのあとに「文字組版編」の講義です。講師は大学で組版やフォントなどを教えてらした元教授の小山先生。

「文字組版編」の講義
「文字組版編」では次のようなことを学びます。
●文字の設計と書体特性

●文字組版

●ユニバーサルな文字組版をサポートするフォントなど

日常で最も多い情報メディアは「文字」です。つまりメディア・ユニバーサルデザインで最も配慮しなければならないのは「文字」ということになります。
講義の中で、いくつかのチラシやパンフレットの改善点のご説明がありました。書体やサイズ、行間や文字間などに無配慮な印刷物のなんと多いことか! これらは視覚メディアにハンディーキャップのある方だけでなく、一般の人にも見づらい、わかりにくいデザインでした。

DTPの経験者が日頃「なんとなく」「見た目がいいから」と感覚でやっていたことも、きちんとした理屈に基づいて文字を組んで行くべきであると改めて感じました。「読者対象による適切なフォントサイズ」「行長と行間の関係」等々、デザイナーだけでなく発注する側の方にもぜひ知っておいていただきたいことが網羅された充実の講義内容でした。

グラフィックメイトでは、若い方も高齢者も色覚障がいのある方も、誰でも同じものを見て伝わるデザインをご提案していきます。

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MUD教育検定:「色覚編」講義の様子

2020-11-17 12:41:29 | ユニバーサルデザイン
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
メディア・ユニバーサルデザイン教育検定を受験しMUDアドバイザーの認定を受けました。これから受験する方のために、また少しでも多くの方にメディアのユニバーサルデザインについて知っていただくために、検定の様子を少しずつまとめていきます。
今回は「色覚編」の講義の様子についてです。「会場の様子」はこちらをどうぞ。


▲メディア・ユニバーサルデザインのテキスト「色覚編」と「文字組版編」


試験対策に「付箋」
メディア・ユニバーサルデザイン3級は10時〜15時50分まで講義、16時から約1時間の試験があります(途中に休憩はあります)。
講義に続いての試験でテキストの閲覧も可能ですから、きちんと講義を聞いて講師の方が「ここ重要!」と言ったところを押さえておけば、試験はそれほど難しいものではありません。
でも筆記問題に時間を取られるうえ、そもそも問題数が多いので「ここ重要!」がテキストのどこに書いてあったかをわかるようにしておくのがオススメです。
「当日持参するもの」として筆記具などのほか「付箋」とも書いてあるので、付箋はぜひ持っていきましょう。


▲付箋を貼って隅にポイントをメモ


「色覚編」の講義
「色覚編」では次のようなことを学びます。
●ユニバーサルデザインとは何か
●メディア・ユニバーサルデザインの対象(者)
●バリアフリーとユニバーサルデザイン違い
●色の見え方
●MUDに配慮した製品の作り方

東京メトロの路線図をユニバーサルデザインに配慮したものに改定した伊藤先生の講義は、デザインに関わる者はみんな知っておくべき!ということが凝縮されていてとても勉強になりました。
特に「色の見え方」や「MUDに配慮した製品の作り方」は自分がほとんど認識していなかったことでしたが、これからの高齢化社会においては知っておかなければならないことだと痛感しました。行政の印刷物などに見かける「デザイン的にいまいち」なグラフが、実はユニバーサルデザインの原則にそってデザインされていたと知り自分の無知を恥じました。


「文字組版編」の講義
「文字組版編」については追ってご報告します!

グラフィックメイトでは、若い方も高齢者も色覚障がいのある方も、誰でも同じものを見て伝わるデザインをご提案していきます。

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MUD教育検定:会場の様子編

2020-11-13 10:23:22 | ユニバーサルデザイン
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
メディア・ユニバーサルデザイン教育検定を受験しMUDアドバイザーの認定を受けました。これから受験する方のために、また少しでも多くの方にメディアのユニバーサルデザインについて知っていただくために、検定の様子を少しずつまとめていきます。


▲一般的な見え方



▲二型2色覚の方の見え方イメージ


会場の様子
2020年の検定は元々6月に行われる予定で、定員は80名、定員に達したら申し込み締め切り、ということでした。しかし6月の検定はコロナ禍のため9月に延期されました。6月の検定に申し込んでいた人は、キャンセルするか9月に振り替えるかを選ぶよう協会から連絡があり、私は振り替えを選択しました。当日の受講者は50名程度だったように思います。(次回2021年2月の検定は、定員40名)
長机1つに受講者1名と、密を避ける配慮がされていました。
講義は色覚編についてが10時〜12時までとお昼休憩を挟んで13時〜13時30分くらいまで。そのあと文字組編を15時50分くらいまで。16時から約1時間が試験でした。
室内の後方には「メディア・ユニバーサルデザインコンペティション」の受賞作品などが展示されていて実物を見ることができました。

ランチタイム
Webサイトには「昼食は各自でご用意下さい」とあったので私は軽食を用意していきましたが、用意していなくても大丈夫です。会社から何人かまとまって受講している人たちはランチは外に出かけているようでした。近隣にはコンビニもあるので買ってきて室内で食べている人もけっこう見られました(室内の飲食は可能でした)。
外部での食事を予定する場合、曜日等による営業状況を確認しておいた方が良いかもしれません。

試験の様子
試験の様子は追ってご報告します!

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STARS展:森美術館の楽しみ方

2020-11-04 16:22:40 | 六本木探訪
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
六本木ヒルズの森美術館で開催されている「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」に行ってきました。


「STARS展」は1960年代以降、日本を起点に世界で活躍する日本の6名のアーティストを紹介するものです。展覧会の内容は公式サイトに詳しいのでそちらを見ていただくとして、今回行ってみて気づいた(思い出した)「森美術館のワンポイント楽しみ方」をメモしておきます。(何度か行ってるのにいつも同じミスをする自分のために…。)

1、手荷物をロッカーに入れても財布は持っていく
森美術館は六本木ヒルズ森タワーの53階です。エレベーターは52階に到着し、53階へはエスカレーターで上がります。無料のコインロッカーが52階にあるので荷物を預けたのですが、うっかり財布も入れてきてしまいました。
本展では有料で音声ガイドの貸し出しをしていて、これを借りたいと思ったのですがお金の持ち合わせがありませんでした(カード等が使用可能かどうかは確認していません。)入館前なのでロッカーまで取りに戻ることはできますが、ちょっと面倒になって借りずに入館してしまいました。
作品の制作背景など知りたかったので音声ガイドを聞きたかったなぁと思いました。

2、カメラ(スマホ)も持っていく
館内は撮影できる展示も多数あります。カメラなりスマートフォンなりを持って行くのもおすすめです。

3、公式サイトを確認しておく
森美術館の展覧会はギャラリートークの動画をYouTubeで公開していることがあります。本展も館長の片岡さんが解説している動画をYouTubeで見ることができるので、事前に見ておくと、より実物を見て楽しめると思います。

以前、美術館関係の方が「日本は印象派の展覧会は盛況になるが、現代美術にはあまり人が入らない。現代美術ももっと知ってほしい」とおっしゃっていました。当社向かいの国立新美術館を眺めていても、印象派の展示のときは(コロナ前ですが)年配の方を中心に連日長蛇の列でした。現代美術のときは若い方がある程度は増えますが、年配の方はぐっと減ります。
「現代美術はよくわからない」という声も聞きますが(自分自身もそういうところもありますが)、もっと気軽に触れてみてはいかがでしょうか。
*美術館はコロナ禍で予約制にのところが多いのですが、「STARS展」は9月19日(土)から事前予約が不要となっています。

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