グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

国際福祉機器展

2024-10-03 15:57:37 | デザインいろいろ
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。その一環として音声コード Uni-Voice(ユニボイス)も導入。音声コード作成も承ります。

H.C.R.2024 第51回国際福祉機器展&フォーラム」が東京ビッグサイトで開催されています。今年も足を運んでみました。会場では点字会場マップ、手話通訳、ガイドヘルパーの用意もあると案内されていて、さすが福祉機器展だな、と思いました。


▲会場の総合案内所


まず向かったのは「モノづくり アートづくし ラボラトリー」と題してイベントを開催しているシブヤフォントラボさんのブース。
3Dプリンターと伝統工芸がコラボしたモノづくりや、オリジナル作品の体験コーナーなどもありますが、アート鑑賞の体験がとても面白かったです。
これは障がいのある方のアートを、初対面の数名で一緒に鑑賞して意見を言い合うというもの。
一つの作品を立ったり角度を変えたり、近づいたり離れたりしながら2分ほどじっくり鑑賞。2分というと短いようですが、美術展などで人が一つの作品を鑑賞する時間は30秒ほどだそうです。その4倍の時間を見ていると、全体の印象だけでなく「これはなんだろう?」「ここはなぜこうなっているんだろう?」「この色にはどんな意味があるんだろう?」というように、作品を深掘りして観ることができます。

2分たったところでそれぞれが「気づいた点」を3つ挙げます。
それがみんなバラバラでびっくり!
じっくり観たつもりでも「そこには全然気づいていなかった!」ということもたくさんあって、人は見ているものが全然違うんだな、と実感、とても貴重な体験ができました。


▲右はシブヤフォントラボの雨木さん。絵は障がいのある方の作品


その後は「見えにくさを抱える人の生活に役立つ製品と工夫」セミナーに参加しました。
見えにくい方のスマホ設定の仕方や、役立つアプリを使い方も含めて紹介いただきました。インストールしたものの使い方がわからずそのままになっていたアプリも使い方がよくわかりました。
最近当社が導入を進めているNavilensのご紹介もありましたが、その読み取りの速さに会場の方は驚いていました。見えにくさを抱える人のためのセミナーながら手話通訳があったのもさすがです!

視覚情報をデザインするグラフィックメイトは、音声コードなど役立つツールをご提案しながら、見えにくい方への情報提供について今後も考えて参ります。

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ラジオで聴くロービジョン

2024-09-25 12:38:55 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。その一環として音声コード Uni-Voice(ユニボイス)も導入。音声コード作成も承ります。

新聞を見ていたら「知っていますか? ロービジョン」という記事に目が留まりました。9月23日に文化放送でラジオ放送される番組の紹介記事でした。
そもそもロービジョンとは?
国立障害者リハビリテーションセンター病院のWebサイト「眼科(ロービジョンクリニック)」によれば、

ロービジョンとは、何らかの原因により視覚に障害を受け、「見えにくい」「まぶしい」「見える範囲が狭くて歩きにくい」など、日常生活で不自由がある状態のこと

だそうです。
「視覚障がい者」と聞くと、「全く見えない人(全盲)」と思われることが多く、私自身そう思っていました。でも実際には「視覚障がい者」と言われる人の1~2割が全盲の方で、8割~9割はロービジョンだそうです。
番組ではそういった「ロービジョン」と言われる方の困り事の声や、さまざまな見え方の紹介がありました。

例えば「交通バリアフリー法」によって音響式信号機の設置は増えたけれど、風雨によって音が聞こえないこともある。また夜間は近隣住民への配慮で音を切っているところが多いといった話がありました。
ロービジョンにとって最も重要なのは「移動のための情報収集」とのことですが、公共のものだけでは情報不足で、それぞれがさまざまなサポート機器を使って移動の工夫をしていることもわかりました。

…などなど私があれこれ書くよりも、ぜひ番組を聴いていただきたいと思います。

今回の放送は「知っていますか?ロービジョン~0と1の間」のVol.5で、radikoアプリのタイムフリーでは放送日から1週間は聴取可能です。また文化放送では「文化放送ロービジョンプロジェクト」というサイトがあり、過去の放送をPodcastで聴くことができます。
まずは知ってみることから始めませんか。

当社 グラフィックメイトではロービジョンの方にも伝わりやすい印刷物を制作しています。

グラフィックメイトでは、音声コードの作成や音声コード付き印刷物の制作を承っています。お気軽にご相談ください。

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「点字にふれる」展 点字と音声コードについて考える

2024-09-09 18:06:55 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

ギャラリー エー クワッドで開催されている「点字にふれる」という展示会に行って来ました。


▲「点字にふれる」展の入口


さまざまな展示の中で、「これは点字でなきゃ!」と思ったのは「てんじつきさわるえほん」。
子どもに「絵本読んで」と言われた視覚障がいのあるお母さんが、見えなくても子どもと一緒に楽しめるように、と制作された絵本です。

この絵本はボランティアの方によって点訳されるそうですが、印刷方法や製本方法、さらには配送にも工夫が凝らされていて、一般書籍の制作をする身としてはその工程や手間が具体的に想像されました。
その結果出来上がった絵本は、見えないお父さん・お母さんがお子さんに読み聞かせができる、子どもは親と一緒に一つの絵本を楽しめる、という大きな喜びに繋がっていくのでしょう。
これは音声コードではできないこと。絵本自体はデバイスの音声で読み上げることができますが、お父さん・お母さんの肉声で読んでもらうのとはまったく違います。

身近なものについている点字が紹介されているコーナーもありました。缶ビールやふりかけ、ジャムなど、気づいていないだけで意外と身近に点字付きの製品があるんですね。
来場者はさほど多くありませんでしたが、かなり分厚いレンズの眼鏡をかけたお子さんと親御さんもいらしていて、お子さんは点字を読んでいました。


▲身近にある点字付きの製品


帰りがけには受付で販売していたパンフレットを購入。実際の点字で書かれているわけではなく普通の印刷でした。
これには音声コードがついていたらいいんじゃないかなぁ、と思いました。だって、先ほどのお子さんのように見えにくい方が手に取るかもしれないじゃないですか。
展示会の内容からすれば点字がいいのでしょうけれど、点字の識字率は高くないことを考えれば、音声コードが現実的だと思います。


▲本展示会のパンフレット。点字も音声コードもついていない


点字に触れてみて、点字は点字として必要なシーンがあることがわかりました。点字絵本は「読み聞かせ」ができて、お子さんとのコミュニケーションとしても大切なものだと実感しました。
一方で、やはり音声コードが有効なシーンもあると思いました。デバイスの音声ではありますが、コストを抑えつつ情報を伝えることができます。
いろいろなツールの良さや得意なことを知り、当社の提供するユニバーサルデザインの質を高めていきたいと思います。

社会のダイバーシティを考える 6つの点から広がる世界 点字にふれる
会期:2024.7.26㊎〜2024.10.24㊍
場所:ギャラリーエークワッド(東京都江東区新砂1-1-1 竹中工務店東京本店1F)

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グラフィックメイトでは、音声コード ユニボイス(Uni-Voice)を掲載した名刺、パンフレット、DMなどの制作に対応しています。
協力会社との連携で切り欠き加工付きの印刷までサポート!
印刷物のユニバーサルデザインに関するアドバイスやコンサルティングも行なっています。
お気軽にお問い合わせください。

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選挙管理委員会に伺いました

2024-09-06 18:18:46 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

都内のある自治体関係の方が、音声コードに大変興味を持ってくださいました。
「うちの自治体でもすぐに取り入れるべき。選挙管理委員会に説明してほしい」

ということで行って参りました!
音声コードの使い方や機能、作成方法、切り欠きのことなどをご紹介・ご説明しました。とても真剣に聞いてくださったのですが、やはり実際に取り入れるとなるといくつかの課題があるとおっしゃいます。


▲選挙入場券の裏面。左下に音声コードと切り欠きがついています


まずは時間の問題。
任期満了に伴う選挙の場合は予定が立てられるが、解散総選挙の場合は急で、準備の時間が極めて短い。期日前投票の人もいるから早めに住民の手元に届けないといけないが、現在の「選挙のお知らせ」の準備もギリギリとのこと。

そして印刷会社の対応。
いま発注している業者が切り欠き対応できなかったら、新たに入札等の手続きをとって業者を探さないといけない。そこにも時間がかかる。

…何年も前から音声コード付き選挙のお知らせを郵送している区もあるのですけれど。


他区の状況を調べている中で、興味深い記事を見つけました。

「話す選挙公報」じわり拡大 音声コード活用、視覚障害者の要望強く
(2010年7月8日 日経新聞)

これによると
「選挙公報向けには2007年の参院選から、社会福祉法人「日本盲人福祉委員会」(東京・新宿)が中心となって本格的に作成が始まった」

10数年も前から音声コード付きの選挙公報が作成されていた事実に驚きました。コスト面で言えば、音声コード作成は当時よりずっと安価になっているはず。行政機関は、平成28年(2016年)には合理的配慮の提供が義務付けられていたはず。
にもかかわらずいまだに東京都ですら全区の利用に至っていない。ネックになっているのは一体なんなのでしょう…。
当社に解決・お手伝いできることはないでしょうか?
もしあればぜひお知らせください。

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グラフィックメイトでは、音声コード ユニボイス(Uni-Voice)を掲載した名刺、パンフレット、DMなどの制作に対応しています。
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地域共生社会促進助成事業 活用のススメ

2024-09-04 18:05:58 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。その一環として音声コード Uni-Voice(ユニボイス)も導入。音声コード作成も承ります。

世田谷区では「商店等における地域共生社会促進助成事業」として、障害のある方が商店や事業所等を利用しやすくなるための物品購入や物品作成する経費を助成する事業が行われています。

●物品の購入
上限は7万円。「段差解消用簡易スロープ」「筆談ボード」などの購入が対象です。

●物品の作成
上限は5万円。「点字メニュー」「写真付き音声コード入りメニュー」「コミュニケーションボード」などが対象です。


▲世田谷区の「商店等における地域共生社会促進助成事業」のリーフレット


世田谷区のWebサイトには、本事業の実績一覧も掲載されています。
それによると平成30年度の助成対象物品は、「簡易筆談器」と「段差解消用簡易スロープ」が圧倒的に多くなっています。
令和元年度になると「点字メニュー」がちらほら出てきて、令和2年度以降、実績の公表されている年度では半数以上が点字メニューです。令和5年度の実績に至っては80%以上!

いくつか推測されることはありますが、ドラマの影響もあるかもしれません。

『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール』 2021年(令和3年)10月〜放送
『ラストマンー全盲の捜査官ー』    2023年(令和5年)4月〜放送

案外『ラストマン』効果かもしれませんね〜。時期的にも。

事実はわかりませんが、ここで気になるのは「点字」の識字率。
点字の識字率は視覚障がい者の10%程度と言われています。子どもの頃から全盲で盲学校に行かれた方は点字も難なく読めるようですが、中途失明の方が点字を習得するのはなかなか難しいそうです。特に高齢になってから点字を覚えるのは困難であるにもかかわらず、高齢になってから失明する方が多いのが現実。ロービジョン(弱視)の方も点字を使える方は少ないと聞きました。

ということは「点字メニュー」より、「写真付き音声コード入りメニュー」のほうがより多くの方に有効だと思うのです。
音声コードがあれば、全盲の方もロービジョンの方も音声でメニューを聞くことができます。また学習障がいの一つである読字障害の方にも有効です。

本助成金は、「メニュー」という言葉のせいか飲食店や理美容店の利用が多いようですが、福祉作業所や不動産業、アパレル関係の事業者さんも利用されています。柔軟に幅広く考えて良いのではないでしょうか。
多様なお客様をお迎えする小売店の皆さん、「写真付き音声コード入りメニュー」もぜひご活用ください。

グラフィックメイトでは、音声コードの作成や音声コード付き印刷物の制作を承っています。お気軽にご相談ください。

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豪雨で通信不能 記録的短時間大雨情報

2024-09-03 15:39:34 | 小さな会社のひとりごと
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)へのご対応もしています。

8月21日、港区付近に「記録的短時間大雨情報」が発表されました。
私は帰宅しようと18時過ぎに外に出たのですが、ものすごい雨!風も強く、最寄り駅までの数分を歩いただけで足元がぐっしょり濡れました。
その後も「記録的短時間大雨情報」が出るほどではないものの、かなり大雨の日がありました。

そうしたらついに!
事務所の通信関係が全く使えなくなりました。


▲国立新美術館への通路は、雨が溜まっている。雨が白い筋状に見えている

雨が小雨のタイミングを見計らってなんとか出社した8月30日。パソコンを立ち上げいつもどりメールを受信…と思ったらなかなかメールを読み込まない。あれ?と思って事務所の固定電話の受話器を取ってみたらウンともスンとも言わない。

ルーターやらWi-Fiやらを確認してもコードが抜けているわけでもない。
仕方なくスマホからインターネットの契約会社に電話したところ、接続機器の再起動などを試したすよう言われましたが何をしてもダメ。
回線に問題があるかも、とのことでNTTと連絡を取ることになりました。
これもすぐには連絡が取れず、先方からの連絡待ち…。

NTT東日本の故障受付の方から連絡があり、事務所の入っている建物名を伝えたところ、同様の不具合連絡が入っているとのこと。
「このところの豪雨であちこちで不具合が起きているので復旧はいつになるか明確には答えられない」ということで、この日(30日)はほとんど仕事になりませんでした。
そんな中でもお問い合わせフォームから音声コード作成のご依頼があったのを、スマホで確認できたのは幸いでした。

それにしても、インターネットが使えないというのがこんなに仕事に影響するとは!
メールの送受信はもちろん、制作してもクラウドに上げられず「続きは自宅で」もできない。
まさに生活インフラであることを実感しました。
今後はこういったことも増えるかもしれないので対策を講じねば、と思います。

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異業種との出会い エンディング産業

2024-08-29 23:08:16 | 小さな会社のひとりごと
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、企業様の社史・年史のほか、「お仕事ブックレット」なども制作しています。

8月28日〜29日に東京ビッグサイトで開催された「エンディング産業展」。
お友達の納棺師さんがパネルディスカッションに登壇すると聞き、あまり馴染みのない業界ながら行ってみることにしました。



パネルディスカッションの演題は「エンバーミングってホントに必要なの?」
「エンバーマー」という聞き馴染みのないお仕事の方と、「納棺師」さんが登壇、主に葬儀業界の方に向けてのお話でした。
納棺師というお仕事は、映画「おくりびと」についての本木さんのインタビュー記事を読んだことがあったので(映画は観てないです)、なんとなくイメージがありました。一方のエンバーミングというのは、ドラマなどでは聞いたことがありましたが具体的にはどんなことをするのか知りませんでした。

今回それぞれのお仕事や役割について聞くことができ、一般の人でも知っておいた方がいいお話だと思いました。

それにしても驚いたのは、「エンディング産業」には思いのほか色々な業種が関わっているということ。これまで葬儀屋さんと仏具屋さん、あとは墓石屋さんくらいかな、と思っていました。何十年も前はそんな感じだったのかもしれませんが、今は不動産、相続、ペットの葬儀、霊柩車、棺、さらには葬儀屋さんのための集客サポートなどもありました。
そしてなんとデザイン会社の方も出展されてました!

デザイン会社の方は故人のパネルやポスター、アクリルスタンドなどを制作するという事業を展開されいました。「親族でもないと、故人と写真を撮ったりしにくいのでパネルと一緒にお写真を撮れるように」というお話に、なるほど!と思いました。

大手の葬儀屋さんはお墓や墓地の販売などをメインとしながらも、最近は終活にも力を入れてるとか。「終活で、自分史的なものを作るなんていうことは…」と伺うと「そういうご希望もあります。今後はそういったサービスも考えています」とのこと。
納棺師のお友達も「生前葬で自分史を作った方がいた」と言ってましたっけ。
それはもしかすると当社の「年史」や「お仕事ブックレット」のノウハウが活かせるのでは⁉︎

案外、デザイン会社も「エンディング産業」に関われそうだと思いました。
今後の展開としてしっかり考えていきたいと思います。

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【せたがや防災ギフトの音声コード】

2024-08-28 13:52:40 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

世田谷区から「せたがや防災ギフト」が届きました。
防災用品が掲載されたカタログが入っていて、掲載されている防災用品を無料で交換できる、というものです。

もう少し詳しく見てみると、世帯人数×3000ポイントが付与され、その世帯付与ポイント分の防災用品をもらえる、ということです。3人家族なら9000ポイント分、ということですね。
選べるものは、避難生活用品、備蓄用品、予防用品、防災セット、ペット用品など、多岐にわたっています。カタログを見るだけでも、「こういうものを用意したほうがいいかな」「今はこんなのがあるのね」と参考になります。
素晴らしい試み!


「せたがや防災ギフト」。右下には切り欠きと音声コード


そしてもちろん、封筒のオモテには音声コードが掲載されていたので読み取ってみました。

「…お申込みのサポートが必要な場合は、せたがや防災ギフトコールセンター(フリーコール)
ぜろいちにいぜろ
きゅうごうに
にいぜろぜろまでお電話ください。」


ユニボイスアプリで読み取ったテキスト。電話番号はひらがなで掲載


と読み上げ。う〜〜〜ん、残念。
なぜ、電話番号をひらがなで記載してしまうのでしょう?

電話番号を「0120-952-200」と普通に記載してコード化すれば、リンク機能でタップするだけで電話がかけられるのに。もちろん音声では「ゼロイチニ…」と読み上げます。

本件関する「特設サイト」もありますが、それもURLを記載すればリンクして特設サイトのページを開くことができるのに。

あちこちで散見される「読み上げ原稿の不備によるリンクしない問題」。
十分なノウハウと経験を持った「音声コード制作における専門家」の育成、必要だと思います。
グラフィックメイトでは、リンクの仕方はもちろん、印刷や用紙との関係などさまざまな検証を行い、見えにくい人にも使いやすい音声コードをご提案していきます。

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『北三 創業100周年小史』刊行 其の弐

2024-08-27 16:53:39 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
年史制作をお手伝いさせていただいた「北三株式会社」様。制作のきっかけなどは【『北三 創業100周年小史』刊行 其の壱】をご覧いただくとして、社長室長の尾山様にご感想をいただいたので紹介いたします。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
創業100周年社史制作に当たり、大きくて分厚く本棚を飾るものではなく、会社の歴史がわかるのに加えて、鞄に入れも荷物にならず、写真が多くて読み易く、誰にでも上げ易い本にすることとしました。編集は当社創業時からお世話になっている印刷屋さんに相談したところグラフィックメイト様をご紹介いただきました。

社史の大きさはB5版、凡そ100頁としてスタートし、当社が提供する記録や写真をDTPで割付されるのですが、作業が進むにつれて変更が多くなりさぞかしご苦労なされたことと思います。それでもプロとしての助言、例えば子会社の社名の由来はと尋ねられるなど、細かなところまで配慮してのご指摘を頂き、グラフィックメイト様とはクライアントとベンダーから一緒に良い作品を作る「仲間」になっていったように感じています。

精力的に対応して頂いて完成した社史は期待していた以上の仕上がりで大変感謝しております。お取引先の中には15冊欲しいと言って頂くところもあり好評です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「仲間になっていった…」とは本当に嬉しいお言葉です。ありがとうございます。
年史のように何ヶ月も、ときには何年も制作期間のかかるものは、「チーム」「仲間」のような関係になれたら間違いなく良いものができる、と実感しています。


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グラフィックメイトでは「仕事を語り、託すブックレット」や社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
・社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
・○○周年までに制作したいけれど、間に合う?
・社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
・社史年史の有効な使い方は?
・他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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【『北三 創業100周年小史』刊行】其の壱

2024-08-26 13:18:26 | デザインいろいろ
東京港区の編集もできるデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
新木場にある北三株式会社さんは、ツキ板加工を中心に世界中の銘木を取り扱い、各種製品として製造・加工・販売を行なっている総合メーカーです。2024年5月に創立100周年を迎えるにあたり刊行された100周年史の編集・制作を、当社が担当させていただきました。

創業は1924年。50年前に『創業五十周年小史』が刊行されていたので、それ以後の50年間を中心にまとめた100年史、という方針で経営陣の方々で原稿執筆を進められていました。
全体の編集や誌面レイアウトについては長年お付き合いのあった印刷会社さんにご相談されたそうで、その印刷会社さんが当社をご紹介くださいました。
制作に参加してからは、編集や誌面レイアウトだけでなく、史実確認や文章校正、専門用語使用の確認などもさせていただきました。


▲『北三 創業100周年小史』の表紙。50年前の『創業五十周年小史』を踏襲しシンプルなデザイン



▲『北三 創業100周年小史』(B5版・124ページ)写真をふんだんに使用して各年ごとの出来事を掲載。特別なエピソードはコラムとして紹介しています。


表紙は、50年前に刊行された『創業五十周年小史』に敬意を払い、シンプルなデザインを踏襲。誌面は全体がひとつの年表のような作りでありながら、写真をふんだんに掲載して当時の様子を伝えています。
こんなところにもツキ板が使われているという驚きに満ち、「北三株式会社」の100年の歩みと社会に求められる製品の数々を、業界内外の方、新入社員の方などにも分かりやすく伝える一冊になったものと思います。

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グラフィックメイトでは「仕事を語り、託すブックレット」や社史・年史・記念誌制作についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
・社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
・○○周年までに制作したいけれど、間に合う?
・社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
・社史年史の有効な使い方は?
・他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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視覚障がい者スマホ活用フォーラム2024 参加レポート

2024-08-19 16:13:22 | ユニバーサルデザイン
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2024年7月21日(日)、兵庫県明石市で音声コードとスマートホンの普及・活用促進のためのフォーラムが開催されました。音声コードに関する当事者の声を聴く数少ない機会、これは参加しないという選択は無いと、酷暑の明石へ行って来ました。


▲酷暑の明石駅


音声コード ユニボイス(Uni-Voice)の開発元である「JAVIS(日本視覚障がい情報普及支援協会)」の能登谷さん、姫路市障害福祉課の守能さんの講演のあと、音声コードを利用されている当事者の方やサポーターの方の報告。
「視覚障がい者にスマホは無理」と思っている方が多数、というお話に、地域の差はあれどどこも似たような現実があると感じました。

その後は参加者からの質問や意見が発表されました。

・音声コードがしっかり読み上げてくれて感動した
・音声コードが付いているものがたくさんできると良い

という声のある一方で、

・音声コード作成ソフトを持ちながら導入しない自治体があるのはなぜか?

といった疑問・苦言もありました。

また複数の方から発言されたのが、読み上げ原稿の不備によるリンクしない問題と、“切り欠き”の問題。このふたつは、音声コード利用の環境整備が進んでいると紹介された東京でも散見されます。音声コード制作ボランティアの育成を求める声がある一方、制作専門家の認定のほうが有効ではないか、という意見もありました。

今回、本フォーラムに当社が参加を決めた理由の一つが、「点字ブロックと同じくらい音声コードを普及させたい」という、主催の「姫路デジタルサポート」の栗川さんのメッセージ。
そのためにはどうしたら良いのか。フォーラムでは「音声コード普及の3つのポイント」として当事者の声、行政の力、民間の参加が必要であることが紹介されました。当事者の方々が声を上げ、行政の発行物に取り入れる。それが民間にも広まる…。そんなプラスのスパイラルを目指そうという関係者の方々の思いに意を同じくしました。
フォーラムは今回が第1回でしたが、2回、3回と続けていきたいとのこと。当社もまた参加させていただき、当事者の方々の声に耳を傾けていきたいと思います。

今回のフォーラム参加に際しては栗川様に温かく迎えていただきました。心より御礼申し上げます。
当日のプログラムや活動記録としてのYouTubeなどは、「姫路デジタルサポート」さんのWebサイトでご覧になれます。


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音声コード用 印刷用紙検証中!

2024-07-16 16:15:09 | ユニバーサルデザイン
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音声コード ユニボイスは、QRコードよりもはるかに繊細な2次元コードをスマホで読み取ることで、見えない人・見づらい人にも正確な情報を伝えます。
コードの安定した読み取りのためには推奨されている印刷仕様があり、用紙については
「光沢および凹凸のある用紙は避けてください。上質紙、コート紙を推奨します。尚、色上質は、薄系統なら各色の色上質紙に対応可能です」
と規定されています。


とはいえ、名刺やパンフレットにちょっと質感のある用紙を使いたい、ということもあるでしょう。実際に「音声コード付きの名刺を風合いのある用紙で作りたい」というご相談がありました。
当社ではそんなご要望にもお応えできるよう、風合いのある用紙や特徴的な用紙を使ってコードの読み取り検証をしています。
これまでは社内の業務用プリンターで印刷して試していましたが、今回、印刷総合プロデュースカンパニー・日本フォトケミカル株式会社さんがご協力くださいました!

まずは用紙の選定。風合いがありながらも繊細な音声コードを読み取れそうな用紙を7種類選びました。


▲さまざまな用紙見本から、風合いのある用紙や特徴のある用紙を選択


・アラベール (繊細で優しい風合いの非塗工印刷用紙)
・ペルーラ (パール調の級印刷用紙)
・GAバガス (さとうきびの搾りかすから作られたバガスパルプ配合)
・NTラシャ (肌触りの柔らかいファインペーパー)
・タント (エンボスの質感がある、多色展開のファインペーパー) 
・スタードリーム-FS (星の輝きのようなメタリック加工のファインペーパー) 
・コンパッソ(独特の光沢のある高級加工紙)

これらの用紙に音声コードを掲載して、コード化する原稿の文字数、用紙の色、名刺のデザイン…などいくつかの条件を探りながら検証していきます。
検証結果はまた改めてご紹介したいと思います。

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選挙のお知らせに音声コード 音声原稿はちょっと残念

2024-06-26 15:31:44 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物などのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)への対応もしています。

7月7日は都知事選。候補者は史上最大の56名とか。ポスターが貼れない、ポスター看板のジャックだ、などポスター一つとっても大きな話題になっています。
そんな今回の選挙の入場券が区から届きました。ついていましたよ、ユニボイス!
切り欠きの位置も正しいですね。切り欠きが右に来るように封筒を持ったとき、コードが左にあるのが正解です。
音声コードであることの説明もしっかりされています。


▲音声コード ユニボイスが掲載されている選挙入場券


音声を聞いてみました。開封しなくても、投票に関する情報がひととおり説明されています。
読み取り画面の一部を紹介します。

   


車いすや点字器のほか、障がいのある方や高齢者のために用意されている備品が具体的に紹介されています。こういった内容をあらかじめ教えてくれているのは助かります。
選挙に関する問い合わせ先として選挙管理委員会の電話番号やFAX番号がリンクされています。

が、しかし!

残念なことに区のホームページのURLをカタカナやアルファベットで読み上げています!
これではリンク機能が効かず、webサイトに飛ぶことができません。
URLをそのまま掲載すれば「リンクを開く」として、該当サイトを開くことができるのですが…。残念です。
他区の選挙入場券はどうなっているのでしょう?
あるいは他の道府県での選挙入場券ではどうでしたか?
ぜひ知りたいものです。

多少の難はあるにしても、音声コード ユニボイスがついているのは大事なことです。
今回は都民が対象ですが、どの地域においても音声コードがついていることを願っています。

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グラフィックメイトでは、音声コード ユニボイス(Uni-Voice)を掲載した名刺、パンフレット、DMなどの制作に対応しています。
協力会社との連携で切り欠き加工付きの印刷までサポート!
印刷物のユニバーサルデザインに関するアドバイスやコンサルティングも行なっています。
お気軽にお問い合わせください。

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言葉で色を伝える 「色楽会」でユニボイス

2024-06-10 16:08:00 | デザインいろいろ
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)へのご対応もしています。

一般社団法人日本カラープランニング協会 代表理事であり、九州産業大学ほかで色彩学などの講師をされている桑野先生が開催する「色楽会」。定期的に開催されている「色」をテーマとしたオンライン勉強会です。

先生から伺う色にまつわるお話は、ビジネスに直結したり、歴史や伝統に関するものだったり、幅が広くかつ奥が深く…とにかく興味がつきません。
そんな色の専門家・桑野先生が、当社が推進する「音声コード Uni-Voice(ユニボイスコード)」に興味を持ってくださいました。

ユニボイスコードとは、JAVIS(特定非営利活動法人 日本視覚障がい情報普及支援協会)さんが開発した JAVISアプリで作成する二次元コード。印刷物の内容を、アプリを使って音声で聞くことができます。
この音声は情報発信側が「音声用の原稿」を作成してコード化するので、伝えたいことを言語化さえすれば、グラフや表、写真などについても伝えることができます。

そこで桑野先生が興味を持ってくださったのは、「色が正確に捉えづらい方へどんな言葉で “色” を伝えれば伝わるか」ということ。
見えにく方、視覚に障がいをお持ちの方にも色を伝えたい。でもどんな言葉で伝えたらいいのか。

例えば「赤」。いろんな赤があります。トマトのような赤? 夕焼けのような赤? 紅葉のような赤?
微妙な色の違いをどんな言葉なら伝えられるのか。参加の皆さんはどんな表現をされるのか…。


▲赤く染まった夕焼け。それとも朱色? オレンジ?


…というあたりは桑野先生にお任せするとして、私は「音声コード Uni-Voice(ユニボイスコード)」についてご紹介する時間をいただきました。ありがとうございます!
見えにくい方に音声で印刷物の情報を、さらには色もお伝えするユニボイスコード。ますます活用の場が広がりそうです。

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グラフィックメイトでは、音声コード ユニボイス(Uni-Voice)を掲載した名刺、パンフレット、DMなどの制作に対応しています。
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みるみるセミナー講演(⁉︎)終了

2024-05-30 17:46:24 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)へのご対応もしています。

先ごろ「一般社団法人 みるみるプロジェクト」さん主催の「みるみるセミナー」でお話しさせていただきました。 
→「みるみるプロジェクト」についてはこちら

「みるみるプロジェクト」では、眼科医、視能訓練士、メガネ店などの方々が、保護者の方とともに、子どもたちの「みる力」育成に取り組んでいます。また、視能訓練士や眼科クリニックの先生向けの専門セミナー「みるみるセミナー」も開催されています。
今回その「みるみるセミナー」で、私 グラフィックメイトの大里が「印刷物における合理的配慮」というテーマで発表させていただきました!


▲発表テーマは「印刷物における合理的配慮」


実は今回のようなウェビナーでの講演(というのも恥ずかしいのですが)は初めてで、最初からミスをする始末…。
セミナー開始前に関係者の打ち合わせ&練習タイムがあったのですが、そこではうっかり「ウェビナーを開始」をクリックしてしまいました。そのため公開モードになってしまったようで、関係者の皆さまにはさっそくご迷惑をおかけしました。
でも「みるみるプロジェクト」の鈴木代表が笑顔でフォローしてくださり、皆さんも快く許してくださり、萎縮することなく発表に臨めました。
(とは言っても、あちこちカミカミでお恥ずかしい…)

・デザイン会社としてグラフィックメイトがどんな対応をしているか、印刷物における合理的配慮をどう考えているか
・音声コード ユニボイスの機能や使い方、アンケートによる見えにくい方(視覚障がいの方)のご要望やご意見

などを具体例を挙げてお話ししました。
視能訓練士の方々をはじめ、目の専門家の方々にお話しするという貴重な機会をいただき心から感謝申し上げます。
目にかかわるお仕事の方々から、印刷物のユニバーサルデザイン化や音声コードユニボイスを採用いただき、広く社会に広まっていくことを願っています。

ユニボイスコードを付けるのは当事者の方々でなく事業者側、発信者側です。
情報発信側が、誰もが情報を受け取れるための努力・配慮をすることは「合理的配慮の提供」と言えるのではないでしょうか。
切手1枚分のスペースで掲載できるユニボイスコード。そこから始まる共生社会。
ぜひ当社にご相談ください。

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