グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

ポスターとチラシ 同じでいいですか?

2022-04-28 13:26:36 | デザインいろいろ
編集もできるデザイン会社、東京都港区六本木 グラフィックメイトの大里早苗です。
あなたのビジネスをデザインと編集の力でサポートします。

ポスターとチラシを同時にご依頼いただくことが多々あります。そのときに「同じデザインで」ということがしばしば。
  「大きいサイズ(A2、A3など)でポスターを。A4サイズでチラシを。」
でも本当に同じでいいですか?
そもそもポスターとチラシの違いはサイズだけでしょうか?

ポスターは掲示するものです。公共の場に掲示してあるものを見てもらうには、通りすがりの人の目を引いて立ち止まらせ、立ち止まった人に短時間で情報を伝えることが必要です。詳細な情報を盛り込んでも立ち止まってもらえなければ何も伝わりませんし、短時間でどこまで内容を理解し持ち帰ってもらえるでしょう?

一方のチラシは手に取って読む・見るものです。今でなくても持ち帰ってあとから読むことができるし、詳細な情報を入れても時間をかけて読むことができます。確認のために何度も見ることもできます。でもただ置いておいただけでは気づいてもらいにくいですね。

ポスターは掲示するもの
・人の目を引き立ち止まらせる
・短時間で情報を伝える

チラシは手に取って読む・見るもの
・持ち帰ってあとで読むことができる
・詳細な情報を入れても時間をかけて読むことができる

せっかくポスターとチラシを作るのであれば、それぞれの役割や特技を生かして作りましょう。
ポスターで興味を持ってもらい、チラシで詳細をお知らせする。
ポスターのそばにチラシを置けないなら、QRコードからチラシを見ていただけるようにするのも良いでしょう。

ポスターとチラシ。統一感のあるデザインにしながら作り分けることは可能です。
ぜひご相談ください。

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グラフィックメイトではポスターやチラシなど制作物についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 パンフレットを作りたいけど原稿が作れない。
 キャッチコピーはどうすればいい?
 アクセスマップ、乗り換え案内を作って欲しい。
 高齢者にも色覚障がいのある人にも見やすくしたい。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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チラシの折り方

2022-04-21 13:49:31 | デザインいろいろ
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A4サイズのチラシやダイレクトメールが、長3封筒に入って届くことがあります。
A4サイズの用紙を3つに折るとちょうど長3封筒に入るので、当社でもよくご依頼いただきます。
これで注意をしなければいけないのは折り方。
「三つ折りで」というご依頼をいただくことがありますが、どんな三つ折りをお考えですか?

「三つ折り」には「巻三つ折り」と「外三つ折り」があります。「外三つ折り」は「Z折り」とも呼ばれますが、側面から見るとアルファベットの「Z」のようになります。


▲「Z折り」または「外三つ折り」 と 「巻三つ折り」


「巻三つ折り」の場合、折った状態で裏返しても同じ面が見えることになります。つまり開いたときの裏面が白でも大丈夫です。
「外三つ折り(Z折り)」の場合、折った状態で裏返すと開いたときの裏面が見えるので、裏にも情報があることがわかりやすいです。

折り方は他にもいろいろあるので、用途や配布・発送方法も踏まえてどんな折りが良いか検討しましょう。
折り加工のある場合、デザインする時点から折り方を考慮して制作しますので、事前にご相談ください♪

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コンマとテン、ピリオドとマル

2022-04-13 13:43:24 | DTP覚え書き
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。当社は編集もできるデザイン会社です。
編集とは材料を取捨選択して制作側の意図や読み手(閲覧者)の視線などを考えてまとめること。それを図や写真を挿入したり、難しい説明をフローチャートやグラフなどでビジュアル化してわかりやすくし表現することが「デザイン×編集」です。あなたのビジネスをデザインと編集の力で加速しましょう!

以前【「,」(コンマ)と「、」(テン)】というタイトルでブログを書きました。お客様からいただく原稿で、コンマとテン、ピリオドとマルが混在して使われていることがあるからです。
そのときは「今後、具体的な検討が必要と考えられる課題の一つとして挙げていたもの」としてコンマとテンについても見直しが検討されているところでした。

その後、文化審議会は「公用文作成の考え方」を決定したとのことで、令和4年1月7日付で【公用文作成の考え方(建議)】が発表されました。そこには横書きの場合の「読点」は、原則として「、」を使用することが明記されています。

句点には「。」読点には「、」を用いる。横書きでは、読点に「,」を用いてもよい
句点には「。」(マル)、読点には「、」(テン)を用いることを原則とするが、横書きでは事情に応じて「,」(コンマ)を用いることもできる。ただし、両者が混在しないよう留意する。学術的・専門的に必要な場合等を除いて、句点に「.」(ピリオド)は用いない。欧文では「,」と「.」を用いる。
公用文作成の考え方(建議)より

一般的な文章では「。」(マル)と「、」(テン)を使うのが原則。当社の原稿作成や校正においては、その方針で進めようと思います。

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文字の大きさ 何という?

2022-04-07 13:47:19 | DTP覚え書き
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当社では編集をするせいか、「こういうものに適したフォントサイズはどのくらいか」というご相談をいただくことがあります。フォントサイズの目安は「適切なフォントサイズ」として当社ブログにも掲載していますが、そもそもサイズを表す単位をご存知だろうか?と思いました。

フォントサイズを表すには「級(Q)」と「ポイント(pt)」が使われます。
印刷業界では主に「級(Q)」が使われてきました。そもそもは「写植機の構造的な都合で生み出された単位」だそうです。1Qは 0.25 mm、つまり4Qで1mm。10進数なので、用紙サイズやマージンなどを考えながらレイアウトするには計算がしやすいです。印刷物制作の多い当社では「級(Q)」を使うことの方が多いです。

でもWordのデフォルトフォントサイズは10.5ポイントだそうですから、Wordをよく使う方は無意識に「ポイント」でサイズを表しているかもしれませんね。
ポイントにはくつかの種類がありますが、主なものは「アメリカン・ポイント」「DTPポイント」です。「アメリカン・ポイント」と「DTPポイント」はわずかながら違いがあります。

アメリカン・ポイント 1pt=0.3514mm
DTPポイント      1pt=0.3527777…mm


日本工業規格(JIS規格)では、1ポイント=0.3514mm のアメリカン・ポイントが採用されていて、パソコンでは1ポイント 約0.3528のDTPポイントが採用されているようです。



▲文字の単位

計算しやすいためなのか、1pt=0.35と紹介しているサイトも見受けられます。大きな文字だとズレが出てくるでしょうが、小さな文字では特に差異は感じない程度なのでしょう。
こういう点からも個人的には「級(Q)」が使いやすいな、と思っています。

JIS規格はアメリカンポイントだというのは今回新たな発見でした。

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グラフィックメイトでは制作物についてのご相談を受け付けています。
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●こんなこともご相談にのります。
 パンフレットを作りたいけど原稿が作れない。
 キャッチコピーはどうすればいい?
 とにかく急ぎ!
 アクセスマップ、乗り換え案内を作って欲しい。
 高齢者にも色覚障がいのある人にも見やすくしたい。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

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