グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

御社の平成史とは

2019-02-26 15:39:05 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
天皇陛下在位30年記念式典が2月24日に行われました。祝賀ムードとともに、終わりが近づいている『平成』について改めて思うことがありました。

『平成』にはさまざまなことがありました。もちろん30年もの時間なのですから、いろいろなことがあったのは当然です。いかにも紋切り型な表現と失笑される方もいらっしゃるのでは。ですが、それにしてもと思い返されます。やはり大学を卒業し就職して社会人として歩んできた期間が、そっくりそのまま入っているということが大きいのでしょう。

お恥ずかしいことですが、新人時代は未だバブル景気の余韻が残り、いかにものほほんとした新人でした。そんな私でも現場では独り立ちし、人に指導などをするようになる中で遭遇した阪神・淡路大震災や、安全神話の崩壊と取りざたされた大事件は、改めて社会と個人のつながりを考えさせられました。

その他にも、前代表の後を継いで直面したリーマン・ショックの影響を受けた日々や、子供が待つ家まで多くの人にもまれるようにして歩いて帰った3月11日の経験など今でも忘れることができません。
もちろん社会的な災害・事件とは関係なく、日々の仕事の中にあった達成や失敗も数限りがありません。特に経営者としての『平成』後半の経験は濃密だったと感じています。
とにもかくにも歩み続けて来られたと言うしかありませんが、この歩みは間違いなく『平成』という時代とともあったと言えると思います。新元号の時代を迎えても、この『平成』の経験を忘れずに歩み続けていこうと思います。

皆さまも、『平成』という時代の区切りを機会に、これまでの経験をこれからの時代に繋いでいく平成史をまとめてみませんか。
当社で社史制作のご相談をお受けする企業や団体の方は口を揃えて、その企業、団体が持つ創業の理念をこれからのメンバーに伝えていきたい、そのために社史を作りたいとおっしゃっています。
『平成』という時代の区切りは、御社の理念を改めてご確認され、これからへと伝えていくのに良い機会ではないでしょうか。

皆さまにとっての『平成』はどのような経験でしたか。
御社の平成史の制作を当社がお手伝いいたします。



御社の平成史とは。時代の区切りに伝えていきたいことは何でしょうか


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デザインは遍く潜む?! #3 仙台万華鏡美術館

2019-02-18 11:51:08 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
先日、仙台万華鏡美術館に行ってきました。宮城県・秋保温泉郷の入口にあり「実際に見て触れて、万華鏡を作ることも出来る」体験型ミュージアムということです。

「万華鏡」といえば「子どものおもちゃ」というくらいの知識でしたが、見てびっくりです。まさに芸術品、すばらしいアートでした。
手にとって中を覗く筒状のものはもちろん、自分で動かしながら見るもの、人形の頭から覗き込むもの、顔を入れて自分の顔が何重にも映し出されるもの…などさまざまです。


歴史を感じる一品。自分で動かすことで美しい世界が広がります。


公園のベンチに座っている老夫婦? 後ろから二人が手にしている光の玉を覗きます



花の台を動かしながら筒を覗くと…


中にはまた別の花の世界が。

他にも、万華鏡の歴史や貴重なアンティーク作品なども展示されていて、予想以上に楽しむことができました。

展示のあとには万華鏡制作を体験しましたが、なかなか思ったような配色や見え方にならずに難しかったです。鏡の質や組み合わせによっても見えかたがまったく違ってくるそうで、展示されていた芸術品はどれほど計算されて作られたことでしょう!ここにもまたデザインが潜んでいました。


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大きな用紙で色校正

2019-02-12 12:05:38 | デザインいろいろ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
クライアントさんに印刷物のデータを納品したところ「こちらで出力したものの色が正しいかどうかわからない」というご連絡をいただきました。当社で出力したものをお持ちして比較しましたが、確かに色は違います。出力の色はプリンターの機種によっても違いますし、同じ機種でもプリンターの設定や使用年数、あるいは天候や湿度によっても同じ色にでないことがあります。そして紙の種類や紙の色にも大いに左右されます。
白色度の高い紙に出力すると青が強く感じられたり、黄味がかっている紙に印刷するとややくすんで見えたりすることがあります。


下になっている紙は白色度の高いもの、上になっている紙はやや黄味がかっているもの


色を確認するには実際の印刷に使う紙で色校正をとる(本紙校正)のがもっとも正解に近いのですが、何度も色校正をとるのは費用も時間もかかります。そんなときは大きな用紙で色校正をとるという方法があります。A1・A2など、実際の印刷物のサイズよりも大きな用紙に、濃度や色味を変えた複数パタンを印刷してみるのです。一度の本紙校正で複数パタンを確認できるので、色の検討には大いに役立ちます。
当社がお付き合いのある印刷会社さんでは快く対応してくださるので、微妙な色の違いが気になる場合などどうぞご相談ください。

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年史制作の担当になっちゃった

2019-02-04 11:33:37 | 記念誌・年史のあれこれ
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
翌年に創立30年を迎える企業さんから年史制作のご相談をいただいたときのことです。「30年」ということでまだ過去に年史を制作したことがなく、担当になった方は「これまで誰もやっていないのに年史制作の担当になってしまって、何をどうしたらいいものやら…」。困惑されるのも無理ありません。

1、どんな年史にするか

まず明確にしておきたいことは、
・発刊の目的をはっきりさせる
・配布対象、読者対象を決める
・どんな性格(タイプ)の社史にしたいか
・費用はどのくらいかけられるか
・いつまでに発刊したいか

などです。これらのことは社史発刊の責任者や経営トップの方のご意向も重要になります。

2、どう仕事を進めていくか

そのうえで、具体的にどう仕事を進めていくかを検討します。具体的というのは
・「編纂委員会」「編集事務局」の人数や具体的なメンバーを決める
・「社内で行うこと」「外部の人/会社に頼むこと」を明確にする
といったことです。予算やスケジュールに左右されることでもあるので、1の「どんな年史にするか」をあらかじめ明確にしておく必要があります。

「いやいや、そこからしてどう考えたらいいかわからない」というような場合は、ぜひ当社にご相談ください。
「年史制作の担当になっちゃった」とお困りの担当者さんをしっかりサポートしていきます。


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