グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

100%EV ?!

2014-01-08 11:01:34 | デザインいろいろ
子どもたちの学校も始まり、それぞれにお正月モードから通常モードへの切り替えのころかと思います。
今年もポツポツと(毎日!と言えないところがなさけないですが)ブログも続けていこうと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、新年早々の出社途上で見かけたオープンカー。
車体のカラーは渋めのベージュ。畳んだソフトトップにかけられたカバーは品の良い茶。横からのスタイルは滑らかな流線型で、とてもきれいでした。でも何より印象に残ったのが、後輪のフェンダー(この名称、後で知りました)上に書かれた「100%EV」の文字。

100%EV ?!

自動車にEVと書かれていれば、当然、『Electric vehicle』を連想します。あんなクラシカルなデザインの電気自動車も売られているんだと感心してしまいました。
帰宅後、夫にその自動車のこと話すと、スタイルから考えると、『カルマンギア』という自動車ではないだろうかとのこと。しかし、カルマンギアのEVなんて無いだろうとも。
確かにwebで調べてみると、40年近く前に生産が終了している自動車なのですね。

どういうこと? と思い、更に調べて見ると、国土交通省から「電気自動車への改造に当たっての留意点」というのが出ていることがわかりました。
コンバージョンEVとか、コンバートEVという呼称で、通常のガソリンエンジン車とEVに改造している方がいらっしゃるのですね。

古い自動車のデザインを好きだとおっしゃる方は、たくさんいらっしゃるようです。でも、古い自動車、旧車のエンジンの仕様は、現代社会の事情にはむいていない所があると思います。これだけ環境に関して色々と言われていると、どんなにカッコいい自動車でも少々乗り回しずらいこともありますよね。
その問題を解決してくれる、ひとつの回答が、このコンバージョンEVということのようです。メンテナンスも楽になるようで、機械には今ひとつ弱い方でもあこがれのデザインの旧車に乗りやすくようです。

時間を経ても、いつまでも好まれるステキなデザインがあることに、デザインを仕事とする身として、かくありたいと思わされる出会いでした。
考えてみると、これ見よがしの「100%EV」の文字はどこかの業者さんのデモカーだったのかもしれませんね。まあそれはそれで、ひとつのソーシャル・デザインの提案とも受けとめることのできるのでしょうか。

最後に夫のつぶやきを。
「マニアが楽をもとめてどうする。世間の顔色をうかがって道楽ができるか」

後ほど、厳しく意見しておきます。
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