グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

「使用上の注意」が見えません

2021-11-02 17:04:37 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。メディアのユニバーサルデザインとは、さまざまな情報が誰にでも見やすく伝わりやすくするための配慮方法です。

先日、娘のお弁当用に保温機能のある容器を買いました。商品名としては「ステンレス製携帯用まほうびん」となっていて、あらかじめ容器を温めてから食品を入れると、しばらくは温かさを保ってくれるというものです。
若い人に人気のようでパステル色のカラフルな商品展開。娘も「かわいい❣️」と気に入り購入しました。

そしていざ使おうと思ったら写真のような「使用上の注意」が入っていました。これが見えない!


▲読みにくい注意書き

用紙のサイズは4cm×8cm、茶色いクラフト紙に茶色の文字。文字サイズは5pt以下、行間ベタ。まるで「読まなくていんですよ」って言われてる気がします😅 写真に撮って拡大したらそれなりに大事なことが書いてありました。

高校生の娘に見せたら「読めるよ」と言ってたけれど、親の世代はどうでしょうか? 自分でお弁当を作って持っていく若い方にはいいでしょうが、我が家のように親まかせの生徒・学生だと、親が使い方、手入れの仕方を理解していないと困ります。そしてそろそろ(とっくに)老眼の親世代にはなんとも読みにくい💦

・用紙を白にする。
・文字の色を紙色に対して読みやすい色にする。
(白い紙に墨文字など)
・用紙を大きくし、文字サイズを大きくする。(8pt推奨)
・行間を開ける。(文字サイズの1/2推奨)

これらの一つでも改善されればもう少し読みやすくなると思いますし、全てを改善すれば格段に読みやすくなりますよ!
ちなみにこれと同じことが取扱説明書にも書いてありました。でも「同じことが書いてあるんだな」と理解するには、やはり読めないとわかりませんね。

「うちのチラシやパンフレットは大丈夫かな?」と思われる方、無料で「見え方シミュレーション」をいたします。当社グラフィックメイトのwebサイト「お問い合わせ」から「色覚多様性・高齢者の見え方シミュレーション、ご相談」にチェックを入れてお申し込みください。
またオンライン相談、メール相談も受け付けています(1案件無料)。
お気軽にどうぞ!


【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コンデンスフォント

2021-10-27 17:11:31 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。メディアのユニバーサルデザインとは、さまざまな情報が誰にでも見やすく伝わりやすくするための配慮方法です。

DTPソフトでは文字を自由に変形できます。縦長くなるように変形する長体、平べったくする平体。ソフトを使えばいくらでも細く、あるいは平らにすることは可能です。可能ではありますがそれで読めるかどうかは別問題。実際80%以下になるような変形は、文字の線自体が細くなり読みにくくなってくるので推奨されません。

それでもスペースがなければフォトサイズを小さくしたり文字間、行間を詰めてなんとか押し込まざるを得ないこともありますね。そんなときの解決策のひとつが「コンデンスフォント」。これは限られたスペースの中でも美しく、読みやすく表示させるために、そもそも幅を狭くデザインした書体です。


▲上から ノーマルの状態/60%に長体をかけたもの/60%のコンデンスフォント

DTPソフトで長体にしたものと比べ、コンデンスフォントは文字がはっきりしていると思いませんか?
DTPソフトで長体にすると、文字の幅だけでなく文字を構成する線も細くなってしまいます。一方コンデンスフォントは文字幅は細くしても線の太さは維持しています。
どうしてもスペースに収まらないようなとき、文字を小さくしたり文字間、行間をぎゅう詰めにするよりは、コンデンスフォントを使うことで文字サイズや行間を確保でき、可読性を確保できる場合があります。ユニバーサルデザインの一つの方法として、コンデンスフォントも活用してみてはいかがでしょうか。

ちょっとは役に立った!と思われた方はフォローやリアクションをいただけると今後の励みになります(^^)

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

ユニバーサルデザインの視点から「見え方シミュレーション」をいたします。当社グラフィックメイトのwebサイト「お問い合わせ」から「色覚多様性・高齢者の見え方シミュレーション、ご相談」にチェックを入れてお申し込みください。A4サイズ4ページ分まで無料です。
またオンライン相談、メール相談も受け付けています(1案件無料)。
お気軽にどうぞ!

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 行間 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の フォントサイズ に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文字間で変わる読みやすさ

2021-10-22 12:22:42 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。メディアのユニバーサルデザインとは、さまざまな情報が誰にでも見やすく伝わりやすくするための配慮方法です。

メディアのユニバーサルデザインというと色に対する配慮と思われがちですが、それ以外にも配慮すべきことがあります。例えば
・フォントサイズ
・行間と行長
・文字詰め
など、文字や文字の配置の仕方に関すること(=文字組)も重要です。特に高齢者にとってはこれらを改善することでグッと見やすいものになります。
「適切なフォントサイズ」「行間と行長」については過去記事がありますのでぜひご覧ください。

ユニバーサルデザインに配慮して…とユニバーサルフォントを使っても、文字間を詰めすぎては見やすさを損ないます。
本文は文字サイズが小さく、詰めると文字同士が接触して見える場合があるので詰めないことが基本です。字面の大きい書体の場合はこの現象が顕著になるので要注意です。
逆に、タイトルや見出しなど文字サイズが大きくなると字間が空いて見えるようになるので調整した方が効果的なこともあります。


▲文字の詰め方によって読みやすさが変わります。下2つは文字間が詰まりすぎ

「うちのパンフレットの場合はどうだろう?」と思った方、「見え方シミュレーション」をいたします。当社グラフィックメイトのwebサイト「お問い合わせ」から「色覚多様性・高齢者の見え方シミュレーション、ご相談」にチェックを入れてお申し込みください。A4サイズ4ページ分まで無料です。
またオンライン相談、メール相談も受け付けています(1案件無料)。
お気軽にどうぞ!

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 行間 に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の フォントサイズ に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

そのチラシ、高齢者に見やすいですか?

2021-10-12 12:16:23 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。メディアのユニバーサルデザインとは、さまざまな情報が誰にでも見やすく伝わりやすくするための配慮方法です。

メディアのユニバーサルデザインというと「色覚多様性の方に対する色の配慮」であるだけでなく、高齢者や小さな子ども、外国人などにも、見やすく、伝わりやすくするための配慮手法です。中でも少子高齢化の日本においては高齢者への配慮は特に必要になってきます。
人間は加齢によってモノが黄色く見える「黄変」がおこり、60歳代で60〜70%、70歳代で90%が白内障を発症します。2020年時点で日本の人口の約3割が65歳以上、老眼が始まるアラフィフ世代を含めたら、見えにくい人はどれほどいることか!



2025年には「団塊の世代」といわれる800万人が75歳以上になります。国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という「超高齢社会」がやってきます。高齢者向けの入居施設・介護施設、スポーツクラブやヨガ教室、宅配の食事や買い物サービスなどなど100兆円の高齢者市場が生まれる可能性も示唆されています。高齢者市場ではチラシやパンフレットなどを高齢者が見やすいように配慮することは不可欠と言えるでしょう。

高齢者向けのメディアでは、配慮するのは配色だけではありません。書体、文字の大きさ、行間や文字間などに配慮することで、より見やすいものにすることができます。
「うちのパンフレットは大丈夫かな?」と思われる方、「見え方シミュレーション」をいたします。当社グラフィックメイトのwebサイト「お問い合わせ」から「色覚多様性・高齢者の見え方シミュレーション、ご相談」にチェックを入れてお申し込みください。A4サイズ4ページ分まで無料です。
またオンライン相談、メール相談も受け付けています(1案件無料)。
お気軽にどうぞ!


【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色の意味

2021-10-01 13:30:34 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。当社はユニバーサルデザインの活用で「見やすい、伝わりやすい」デザインをご提案しています。

ユニバーサルデザインの勉強をしていて気づいたことがいくつかあります。
一つは世界的に共通の意味を持つ色があるということ。
交通信号が典型的なものですね。これが国によって意味が違っていたらどれほど事故が増えるでしょう?
でも色覚のタイプによっては青信号が白っぽく見える方もいるそうです。そして夜などは黄と赤も見づらいとか。そのため位置にも注意を払って見ているそうです。
世界共通の意味があるといっても「すべての人」にわかりやすいというわけではないのですね。


▲信号機は世界的に共通の意味を持つ色


一方でトイレに使われるピクトグラムの色は世界共通ではないということ。
「男性は青/女性は赤」の表示は日本では一般的ですが、海外ではどちらも赤、どちらも青という国もあるとか。「男性は青/女性は赤」というのは日本のジェンダーに関する意識も関係しているんでしょうか。


▲日本では一般的な色の組み合わせだけど…


トイレでもうひとつ。個室ドアの「空/使用中」の色は空は青、使用中は赤で表示されることが多いです。
でもこれも色覚タイプによっては区別がつきにくいことがあるそうです。外では赤と青の区別がつく方でも、薄暗い室内ではトイレが使用中なのか空いているのかがわかりにくいそうです。照明の具合によっては見えにくい、ということは高齢者でも起こることかもしれません。


▲暗いと空いているか使用中かわかりにくことも


色での区別は言葉の通じない外国の方にも意味をわかってもらえることがある一方で、色だけでは情報が正確には伝わらないこともあるということを知りました。机上の勉強だけではわからないこともたくさんあるので、ユニバーサルデザインを取り入れるにあたって気をつけなければならないことだと思います。
これからはデザインプロセスの段階で特別なニーズを持つ方々に参加していただく「インクルーシブデザイン」の意識ももっていきたいと思います。

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどメディアのユニバーサルデザインについてのオンライン相談、メール相談を受け付けています(1案件無料)。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘルプマークとサポートハートマーク

2021-09-28 11:24:56 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。

最近、たびたび「ヘルプマーク」について聞く機会がありました。
ネットで調べればいろいろ出てきますが実際に見たことはないし、よく分かっていないというのが本当のところです。そんなことを思いながら歩いていたらこのポスターが目に入りました。


▲「ヘルプマークを知っていますか?」のポスター

こんなマークなんですね。
東京都福祉保健局のWebサイトにはタグのようにバックにつけている男性のイラストが掲載されています。援助や配慮を必要としていてこのマークを希望する方には、申し出れば渡していただけるようです。都内では都営地下鉄の駅や都立病院など、主に都の施設で配布されているようです。
このマークをつけていらっしゃる方は、外見からは分からなくても援助が必要な方ということ。座席を譲る、サポートが必要そうなら声をかける、などできることをしていきたいものです。

一方で「サポートハートマーク」というのもあります。こちらのマークについては以前にもご紹介しました。「サポートハートマーク」を作ってみた


▲「サポートハートマーク」のキーホルダー。自作できます

「サポートしてあげたい」と思う方が身につけることで、サポートして欲しい方が「手伝ってください」と声をかけやすくするものです。「お手伝いしたい」という気持ちがあってもなかなか声をかけにくいことがありますよね。特にコロナ禍においては「声をかける」ことがご迷惑かも…と思うこともあります。でもこのマークをつけている方になら声をかけやすいはず。
サポートハートプロジェクトのWebサイトはこちら → https://www.support-heart.org/

これらのマークが多くの人に知られ、気軽に「手伝って」「手伝いますよ」の思いを伝え合えたらいいな、と思います。
言葉を発しなくても思いが伝わる。これもデザインの力だと思います。


【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

UD検定受験しました

2021-09-15 09:57:06 | ユニバーサルデザイン

東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
先日、国際ユニヴァーサルデザイン協議会(IAUD)のUD検定を受験しました。今回は初級への挑戦で「商品やサービスを正しく選択できる知識・能力を身につけるなど、UDに関する基礎的、基本的な知識」を学びました。オンライン受験でしたので結果はすぐに判明。おかげさまで合格できました♪

UD検定の内容は、自社の業務に直結することは多くはありませんが、それでもいろいろな気づきがありました。
その一つに「見えやすい」は聴覚に障がいのある方にも重要である、ということ。
これまで「見える・見えない」は視覚や色覚にハンディのある方にとって考慮すべきことと思っていました。でも聴覚にハンディのある方にとっては視覚情報がとても重要であると知りました。特に緊急時はアナウンスが聞こえないと安全にも関わるので、視覚での情報提供が欠かせません。そんなときも「見えやすさ」は重要になります。
健聴者に対しても、騒音のあるところでは音声による案内ではなく視覚による情報提供が求められます。

「見えにくい」を解決することは、思った以上に多くの人に有用であるということがわかり、私にとっては受験してよかった検定です。

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどメディアのユニバーサルデザインについてのオンライン相談、メール相談を受け付けています(1案件無料)。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読めない注意書き⁉︎

2021-09-09 13:57:18 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
大きな絆創膏が必要になり購入したメディカルパッドの箱です。赤い文字で大切なことが強調されているようなのに全然読めません。写真に撮って超拡大してようやく読めました。


▲外箱に書かれた注意書き。赤い文字が読みにくい。

全体に文字サイズが小さく、多分4pt程度(6級以下)と思われます。赤い文字にいたっては印刷で潰れている部分もあります。もちろん箱の中にちゃんと使用上の注意を明記した紙は入っていますが、急いで手当てしたいときにゆっくり読んではいられません。そういう場合にそなえて、あるいは購入者への説明という意味もあって、外箱に最低限の注意書きがあるのだと思います。

・掲載内容を減らして文字を大きくする。
・パッケージの色、文字の色を変更し、可読性のよい配色にする。

注意書きが多くの人に理解してもらえるように、重要な箇所を目立たせるためには文字色も考えてきちんと読めるようにしてほしいなぁと思います。

グラフィックメイトではメディアのユニバーサルデザインについてのオンライン相談、メール相談を受け付けています(1案件無料)。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デザインにできること

2021-09-06 11:39:08 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。
パラリンピックが終わりました。開催にはさまざまな意見がありましたが、アスリートの皆さんには心からの賞賛を送りたいと思います。
今回のパラリンピックでは新種目の「ユニバーサルリレー」に大変興味を惹かれました。性別も障がいの種類もさまざまな4人の選手が走るというこの競技を初めて知りました。バトンを使わず体に触れる「タッチ」でリレーをつないでいくというのも特徴のひとつだと思います。

これまでは印刷物やWebサイトといったメディアのユニバーサルデザインについて学んできました。最近はもう少し範囲をひろげ、ユニバーサルデザインそのものについての講座を受けたりしています。
そのタイミングでのパラリンピック、そしてユニバーサルリレー。ひと口に「障がい」といってもいろいろなタイプがあること、それによって見やすさ、使いやすさが全く異なること、などについて多少なりと理解が深まったように思います。
そんな中で自分にできることは何か。デザインの仕事を通してできることは自分が制作・提案するものにユニバーサルデザインの意識を持つこと。そう思いました。

「でもユニバーサルデザインって大企業のやることでしょ?」と言われることがあります。チラシやパンフレットを作るとき、文字のサイズや配色にちょっと注意を払うことは小さな会社でもできますよ。
「自分のお客さんに障がいのある人はいないよ」と思う方もいるでしょう。でも加齢によって見えにくくなっている方はいませんか?
日本は2020年時点で65歳以上が28.9%にものぼる「超高齢化社会」。老眼などで「見えにくさ」を感じる50歳台以上を含めるともはや「見えにくさ」への配慮は不可欠です。

グラフィックメイトではメディアのユニバーサルデザインについてのオンライン相談、メール相談を受け付けています(1案件無料)。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

メディアのデザインにできることは大きなことではないかもしれません。でも「見えにくい」と思う方を減らすことはできるはず。ちょっと意識してみませんか。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホームページリニューアル!

2021-09-01 12:13:28 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」を解決するデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。

このたびグラフィックメイトのホームページをリニューアルしました!
これまで「ちょっと取っつきにくい」というイメージがあったようなので、親しみをもっていただけるようなデザインを心がけています。同時に今回の改修のポイントはユニバーサルデザインに配慮したことです。色覚タイプの異なる方(これまで「色覚障がい」と言われていたような方)や加齢による色覚変化のある方にも見やすい色使いを心がけました。色覚タイプの異なる当事者の方だけでなく、情報を発信する多くの方にも、当サイトのカラーデザインが、見え方の違いを理解する一歩になればと思っています。
*以下の画像はあくまでもシミュレーションです。実際の見え方はそれぞれ異なります。


▲正常色覚と言われる多くの人(3色覚)の見え方シミュレーション



▲赤系統や緑系統の色の区別がつきにくい、2型2色覚の見え方シミュレーション



▲色の区別がつきにくい1色覚の見え方シミュレーション


サイト内のつながりもシンプルに、「知りたいことにダイレクトに」を目指しています。
まだ改修中のページもありますが、これからも使いやすさを考えながら情報を追加していきたいと思いますので、ときどきのぞきに来てくださいね!

「見えにくいを解決するグラフィックメイト」をこれからもよろしくお願い申し上げます。

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトではメディアのユニバーサルデザインについてのオンライン相談、メール相談を受け付けています(1案件無料)。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一般の人、高齢者に区別しづらい色の組み合わせ

2021-07-12 11:28:07 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。当社はメディアユニバーサルデザインにも配慮しています。メディアユニバーサルデザインとは、色を区別しづらい方、疾患のある方、高齢の方…それぞれのハンディーキャップにかかわらず、すべての人に正しく情報が伝わるようにするという考え方です。

色のユニバーサルデザインというと、色覚特性の異なる方のためのものと思われがちですが、一般の人や高齢者にも区別しづらい色があります。
例えば、白地に黄色は一般の人や高齢者にとって見分けづらい組み合わせで、黄色の量が多少変わってもその違いには鈍感です。特に高齢者は明度差の少ない色の組み合わせは区別しづらくなり、黒と紺も区別が難しくなります。
一方、色覚特性の異なる方は明度差に敏感と言われており、白地に黄色は一般色覚の方と比べ見分けやすいようです。黄色の変化に敏感で、青と青緑などは区別がつきやすいようです。


▲高齢者と色覚特性による見え方の違い(例)

白内障やロービジョンの方にとっても明度差のない配色はとても見づらいようです。特に文字は背景との明度差をはっきりつけることが必要です。
*ロービジョンとは、視覚に障害があるため生活に何らかの支障をきたしている方をいいます


▲文字色と背景色の明度差が少なく、白内障やロービジョンの方には見づらい

色の選定をするにあたっては一般色覚の方、色覚特性の異なる方、高齢者、それぞれの見え方を考えて色を選定する必要があります。

グラフィックメイトでは社史・年史・記念誌ほか制作物についてのご相談を受け付けています。
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。

●こんなこともご相談にのります。
 社史年史ってそもそもどうやって進めれば良いかわからない
 ○周年までに制作したいけれど、間に合う?
 社員みんなで作る方法はある?
 社員はあまり関われないけどどこまでやってもらえる?
 社史年史の有効な使い方は?
 他社さんの見積額や進行について適切か知りたい
 
最後までお読みいただきありがとうございました。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧




good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

色覚の異なる方にも見やすいグラフの作り方

2021-07-09 11:34:26 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
当社はメディアユニバーサルデザインにも配慮しています。メディアユニバーサルデザインとは「色を区別しづらい方、疾患のある方、高齢の方…それぞれのハンディーキャップにかかわらず、すべての人に正しく情報が伝わるようにする」という考え方です。

キレイに色分けされたグラフも、色を区別しづらい方にとっては必ずしも見やすいものとは限りません。次の画像は見え方の違いの例です。

上段  通常の色覚の方の見え方
下段  「2型色覚」といわれる方の見え方をシミュレーションしたもの
    (色覚特性による見え方は人によって異なります)


上段は通常色覚の方の見え方
下段は「2型色覚」といわれる方の見え方の例

①のように色の区別だけだと同じような色味に見えてしまいますが、②のように色の区切りを線(この図では白い線)を入れることで区別がつきやすくなります。さらに③のように柄を入れる(ハッチング)と、より区別がしやすくなると思います。

ちょっとした工夫で誰にでも見やすくすることが可能です。メディアユニバーサルデザインについてお考えの方は、お気軽にご相談ください。

♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢ー♢

グラフィックメイトではメディアユニバーサルデザインほか制作物についてのご相談を受け付けています。
 ●メディアユニバーサルデザインってどうやって取り入れれば良いかわからない
 ●メディアユニバーサルデザインにすると追加費用がかかるの?
オンライン相談は初回無料(30分程度)/メール相談無料。
まずはお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

小学生向けデザイン

2021-01-14 12:06:57 | ユニバーサルデザイン
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
小学生向けの教材冊子を制作中です。小学生向けということでフォントサイズは12pt。大人向けでは8ptが適切とされているのでそれよりだいぶ大きめです。

そしてフォントは「UDフォント」を使用。UDフォントは読み書きに困難がある子どもはもちろん、困難のない子にとっても学力向上につながると期待されています。線の長さや角度、濁点のサイズなどを調整し、可読性、視認性、判別性に配慮された書体です。
そのため文字の加工には注意が必要で、斜体にしたりシャドウをつけたり…などで、かえって分かりにくくなってしまうことがあります。
今回の冊子では、見出しやタイトルなどデザイン的な加工をしたいところは、フォントを変えたりサイズを大きくしたりして見易さを損なわないように配慮しています。

小学生の子どもたちが「わかった!」と笑顔になるような誌面づくりを目指します。


下がUDフォント。濁点や半濁点、数字の形などさまざまな配慮がされている



【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 読みやすい に関する記事一覧





good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MUD教育検定:試験

2020-12-07 11:41:55 | ユニバーサルデザイン
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
メディア・ユニバーサルデザイン教育検定を受験しMUDアドバイザーの認定を受けました。これから受験する方のために、また少しでも多くの方にメディアのユニバーサルデザインについて知っていただくために、検定の様子を少しずつまとめていきます。今回は試験の様子です。

*「会場の様子」はこちら、「色覚編」の講義の様子はこちら、「文字組版編」の講義の様子はこちらです。



試験
メディア・ユニバーサルデザイン3級は10時~15時50分まで講義、16時から約1時間の試験があります。
テキストを見ながら受験できますが、問題数がかなりあるので「終わらなかった~」とならないようにしましょう。
講師の方がおっしゃっていましたが、たまに途中ページの解答が無い方がいるそうです。最後に全ページ解答しているか確認した方が良いですね。

試験問題は色覚編と文字組版編に分かれていてそれぞれ100点満点。どちらも80点以上で合格、片方だけではダメなんですね。
問題は1冊になっていてそれを1時間で解答しますから、時間配分は各人の裁量に任されます。
基本的には選択問題ですが色覚編の一部に筆記問題があります。ここは減点方式ではなく加点方式なので、とにかく思いつくことをいくつでも書いておきましょう。点数配分もそれなりにあるので(確か20点分)ここをすっかり飛ばすと選択問題で1点も失点できないことになるので要注意です。
文字組版編はほとんど教科書に書かれていたことでした。

試験問題の冊子に直接解答を記入しそのまま提出します。問題の持ち帰りができればあとから自己採点ができるのですが…。試験問題が流出・拡散するのを防ぐためでしょうか。
試験後「だいたいできたな」と思いつつも確信が持てず、不安な1ヶ月を過ごしました。


試験勉強
講義のあとすぐに試験なので特に試験勉強は要らないかもしれません。ただ問題が多いので、ある程度頭に入っていたほうがスムーズに解答できるように思います。
私はもともと色彩検定UC級を受験しようと思って「色彩検定UC級」の公式テキストを購入していたので、これを勉強しておきました。こういったもので少し予習しておくと講義の内容も頭に入りやすいと思います。
文字組版編は何もしていきませんでしたが、日頃の仕事で文字組版をやっているので講義もよくわかりました。


日本はすでに65歳以上の人口が全人口に対して21%を超える「超高齢社会」に突入しています。高齢化の進行により、緑内障や糖尿病網膜症など中高年で発症する中途視覚障害が増えることも予測されています。
メディア・ユニバーサルデザインは今後ますます必要性が高まると思います。デザイナーだけでなく発注者側の方にもぜひ「メディア・ユニバーサルデザイン」について興味関心をもっていただきたいと思います。

グラフィックメイトでは、若い方も高齢者も色覚障がいのある方も、誰でも同じものを見て伝わるデザインをご提案していきます。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 読みやすい に関する記事一覧





good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自分でできる! 見え方チェック

2020-12-03 12:38:02 | ユニバーサルデザイン
東京港区のデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。
メディア・ユニバーサルデザイン教育検定のMUDアドバイザーの認定を受けてから、色覚障がいのある方の見え方が気になるようになりました。身の回りにあるチラシやパンフレットはどう見えているのでしょう?

この画像はたまたま手元にあったある共済のパンフレットです。文字サイズも大きく、一般色覚の方には比較的見やすくデザインされていると思います。


▲パンフレットのオモテ面をカラーでスキャンしたもの。


次の画像は、同じものを白黒モードにしたものです。


▲パンフレットのオモテ面を白黒モードでスキャンしたもの。


オレンジのラインを引いたところがほとんど見えなくなっています。制作者の意図としては、ここは色を変えて強調したかったところでしょう。
実は、ピンクと水色は色覚障がいのある方には区別がしづらい組み合わせです。紫寄りのピンクだとそれが顕著ですが、黄色寄りにすると区別がつきやすくなります。
あるいは彩度や明度の差をつける、文字をフチ取りするというのも有効です。

自分でチェックしてみよう!
「うちのチラシは大丈夫かな?」と思ったら、ご自分で見え方をチェックしてみましょう。
見やすさチェックのひとつの方法は【画像の白黒化】です。

画像を白黒化する
・白黒コピー
・モノクロスキャン

色味の情報を無くした状態での見やすさを確認します。モノクロでも識別できれば、色覚特性に関わらず読みやすいもの、分かりやすいものであると考えられます。
色覚は人によってさまざまなので全てに人に見えているかどうかの判断は難しいのですが、ひとつの参考になる方法です。

これにより「見えないところがあった!どうすればいいの?」という場合は、無料で簡単なアドバイスをいたします。
色覚障がいによる色の見え方や白内障の方の見え方など、もう少し詳しいシミュレーションをご希望の方もお気軽にご相談ください。

グラフィックメイトでは、若い方も高齢者も色覚障がいのある方も、誰でも同じものを見て伝わるデザインをご提案していきます。

【関連記事】
グラフィックメイトブログの中の ユニバーサルデザイン に関する記事一覧
グラフィックメイトブログの中の 読みやすい に関する記事一覧





good life ☆ good design ☆ graphicmate
https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

良質をデザインするグラフィックメイト


広報誌の制作ならグラフィックメイトへ https://www.gmate.jp/ Tel 03-3401-7310