グラフィックディレクター 大里早苗 ブログ

東京港区のデザイン会社、グラフィックメイトの代表を務める大里早苗のブログです。

ユニボイスは誰の声?

2023-04-28 11:50:13 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)へのご対応もしています。

ユニボイスについてお話しすると、「音声は誰の声ですか?」「自分で録音するんですか?」などの質問をいただくことがあります。確かに気になる点ですね。
ユニボイスの音声は自分の声ではなくスマートフォンのアプリによる音声です。

ユニボイス(Uni-Voice)、ユニボイスブラインド(Uni-Voice blind)ともそれぞれ設定画面があり、男性か女性を選べます。


▲ユニボイスの設定画面


ユニボイスアプリは開くとまずスキャン画面になりますが、スキャン画面でもこの画像同様、下部に「スキャン/ファイル/耳で聴くWeb/お知らせ/設定」のナビゲーションがあります。
1、下部の「設定」をタップすると設定画面が開く
2、声の設定→優先する声の性別 で男性/女性を選ぶ
そのほか、声の速度や高さも調整できるので、ご自身の好みに合わせて設定してみてください。


ユニボイスブラインドもアプリを開くとスキャン画面になります。右上の三本線(ハンバーガーアイコン)をタップするとメニューが出てきます。


▲ユニボイスブラインドのメニュー画面

ここで設定をタップすると声の設定画面があり、声の性別や速度、高さが選べます。


▲ユニボイスブラインドの設定画面


ユニボイス/ユニボイスブラインド には他にもさまざまな機能があるので少しずつご紹介していきたいと思います。使い方を工夫して、見えにくい方にも見える方にも活用していきたいと思っています。

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ユニボイス/ユニボイスブラインド アプリについてのご不明点や印刷時の注意、そのほかご質問などありましたらお気軽にお問合せください。
ユニボイスコードの生成のみも承っていますので、広告会社、デザイナーさんなど同業の方々もお気軽にどうぞ。通常の画像のようにデータに貼って入稿できます。
ユニボイスを無料でお試しいただける「無料トライアル」も実施中です。

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YouTubeでご紹介いただきました

2023-04-21 11:27:50 | ニュースレター
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)へのご対応もしています。

先日、当社の会社案内をニュースレター風にリニューアルしました。2023年3月30日投稿「会社案内リニューアル」
題して『グラフィックメイトの社窓から』。

「ご興味ある方にはお送りします」とSNSで発信したところ、ちらりほらりと「読んでみたい」のご連絡をいただいたのでお送りさせていただきました。
そしてその中のお一人「心優しきパンクロッカー」山田ばさらさんが、なんと!当社のニュースレターをYoutubeでご紹介くださったんです!
▶︎▶︎▶︎YouTube 山田ばさら さらばんじ便りグラフックメイトさんのニュースレター


▲山田ばさらさんのYouTubeでご紹介いただきました

ばさらさんは、ユニボイスを体験してみたいと思ったそうで、ユニボイスアプリをインストールして当社のニュースレターを「聴いて」くださいました。そして「昔ながらの新聞と今のアプリをミックスして取り組んでいるのがいいな、と思った」そうです。

ん?つまりそれはアナログな紙とデジタルのコラボ?

そう考えると「障がいのある方のため、高齢者のため」だけじゃなくて、何か面白いことに使えないかしら?と思いました。そこはまだわからないので、アイデアをお寄せいただけたらうれしいです。
でもまずはユニボイスを聴いてみたい、当社のニュースレターを読んでみたい方は、ニュースレターをお送りしますのでお気軽にご連絡ください。もちろん無料です。
ユニボイスコードの制作を無料でお試しいただける「無料トライアル」も実施中なので、まずはお気軽にご連絡ください。

山田ばさらさんのご紹介
沖縄市在住のうたうたい・山田ばさらさん。
YouTube 山田ばさらさらばんじ便り は毎日更新中で間もなく700日!折々の沖縄の風景や、時にあたたかく時にパワフルなばさらさんの歌声を配信中。
2022年秋〜冬は関東そして九州を中心に、2023年春は中国・四国地方を中心にライブツアーを開催。沖縄でもライブ開催されています。
ツアーのひとコマはこちら→【山田ばさらツアー"さらばんじ”

ばさらさん、あたたかいエールを本当にありがとうございます!
これからもがんばりますのでよろしくお願いいたします。

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切り欠き加工

2023-04-14 10:37:30 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の【「見えにくい」をなくしたいデザイン会社】グラフィックメイトの大里早苗です。グラフィックメイトでは、印刷物やWebサイトなどのメディアをユニバーサルデザインでご提案しています。音声コード Uni-Voice(ユニボイス)へのご対応もしています。

先日、オンラインで開催された雑談会に参加しました。雑談といっても単なる世間話をするのではなく、それぞれの仕事や活動について紹介したり質問したりというものです。
参加者それぞれ自己紹介では、私はもちろん音声コード Uni-voice(ユニボイス)への取り組みについてお話ししました。
皆さんの自己紹介のあと司会の方から「質問とか話したいことのある方は?」と促されると「ユニボイスについて聞きたい」というご発言が。

おお!興味を持っていただけたとは!少々緊張しながらユニボイスについてお話しさせていただきました。
地域によっては選挙券(投票所入場券)やコロナワクチン接種券の封書にもユニボイスコードがついてます、とお話しすると「あった、これだ!」。ほどなく画面の向こうからユニボイスの音声が聞こえてきました。さっそくユニボイスアプリをインストールして聞いてくださったんです。
介護施設の方は「視覚障がいの方だけじゃなくて高齢者にも必要」と言ってくださったり、デザイナーさんは「お客さんに紹介したい」と言ってくださるなど、関心を寄せていただきました。
雑談会後にはDMで「切り欠き加工はどうするのか」というご質問をいただきました。切り欠きについては以前ブログに書きましたが、情報不足でしたので補足します。
以前の記事はこちら→「切り欠きでわかるユニボイス」

切り欠き加工は所定の位置に直径6mmの半円形の切り込みを入れる加工です。
これは印刷時の対応となります。簡単そうでけっこう大変な加工なようで、対応してくれる印刷会社さんは多くありません。印刷通販で一部の商品に対応しているところもありますが、対応商品は少ないです。
当社では冊子も含め各種印刷物に切り欠き加工をしてくれる印刷会社さんとのお付き合いもありますので、お気軽にご相談ください。

小部数なら穴あけパンチを使う方法があります。
100円ショップで売っている「1穴パンチ」!これを使うと自分で切り欠き加工ができるんです。


▲100円ショップで購入したもの。「1穴パンチ」という商品名でした


紙の厚さにもよりますが数枚まとめて穴をあけられるので、名刺のように少部数ずつ使うものならこれでけっこう事足ります。穴のサイズもユニボイス用としてジャストサイズの6mm。裏側から紙の位置が見えるタイプを使えば大きな失敗もなく半円ができますよ。


▲紙を半分くらいくわえるように穴をあければちょうど良い切り欠きができます


ユニボイスについて、あるいは印刷時の注意、そのほかご質問などありましたらお気軽にお問合せください。
ユニボイスコードの生成のみも承っていますので、広告会社、デザイナーさんなど同業の方々もお気軽にどうぞ。通常の画像のようにデータに貼って入稿できます。
ユニボイスを無料でお試しいただける「無料トライアル」も実施中です。

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染め物ワークショップ Join 〜the community of the blind〜

2023-04-06 14:14:11 | ユニバーサルデザイン
東京都港区六本木の「見えにくい」をなくしたいデザイン会社 グラフィックメイトの大里早苗です。当社はメディア・ユニバーサルデザインにも配慮しています。メディア・ユニバーサルデザインとは、色を区別しづらい方、疾患のある方、高齢の方…それぞれのハンディーキャップにかかわらず、すべての人に正しく情報が伝わるようにするという考え方です。その一環として音声コード Uni-Voice(ユニボイス)も導入しました。


先日、視覚障がいの方のコミュニティサロン Join さんが主催の染め物ワークショップにお邪魔しました。サロン代表のペコさんはご自身が視覚障がいの方で、参加の皆さんはサロンメンバーの方が多いようでした。
講師は洋裁雑貨作家の「ことりと空」さん。皆さんからは空さんと呼ばれています。染め物ワークショップは今回が2回目だそうで、参加の方々とはすっかり顔なじみという感じです。
私はペコさんとも空さんともTwitterで繋がっていただいていたのですが、お会いするのは今回が初めてです。

今回私はオブザーバーといいますか、見学者の立場で同席させていただきました。
仕事では印刷物のユニバーサルデザインに取り組み、音声コード Uni-Voice(ユニボイス)を導入していますが、視覚障がいの方との接点はあまりありません。見えにくい方にも情報をお伝えするにはどういう方法・手段が良いのだろう。そんなことを少しでも知ることができたら。そう思ってお邪魔させていただきました。

参加の皆さんは視覚に障がいのある方々です。お一人でいらした方、ご家族といらした方、そして同行援護従業者(視覚障がい者ガイドヘルパー)とご一緒の方。白杖をお持ちの方もそうでない方もいらしたようです。
染めるのはこれからの季節に使える麻のストール。皆さんあらかじめ染めたい色をリクエストしていたそうで、講師の空さんはそれぞれの希望に沿った染料を用意されていました。
染める工程や楽しさを詳しくお伝えしたいところですが、長くなってしまいますのでここでは割愛。

視覚障がいと言っても見え方は人それぞれで、「蛍光灯が白く感じるくらい」「真ん中だけが見える」「片方は全然見えない」「色がわからない」などなど。でも皆さんとても明るくて、次回のワークショップや今後のイベントのことなど楽しそうに話してらっしゃいました。もちろん染め物も楽しんでいらっしゃいましたよ。

今回のワークショップでは、サポートの方の中にユニボイスにお詳しい方がいらっしゃいました。視覚障がい者ガイドヘルパーの資格もお持ちで、視覚障がいのための対応は都内でも区によって手厚さが違うこと、音声図書の存在、IT機器の訓練サポートなど、ユニボイスのこと以外にもいろいろ教えていただきました。
そして改めて思ったのは、ユニボイスは使い方も比較的簡単、コードの掲載も手軽で安価ということ。自治体だけでなく一般企業、それも中小企業でも取り組みやすいものであるということ。

機会があればまたお邪魔して、デザイン会社である当社が視覚障がいに対してできることをさらに考えていきたいと思います。
部外者を快く迎えてくださった皆さん、本当にありがとうございました。


▲完成したストールを巻いた皆さん


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音声コード Uni-Voiceの無料トライアルを実施しています。当社webサイト「お問い合わせ」から「音声コードのご相談、無料トライアルの申込み」にチェックを入れてお申し込みください。XSサイズ、または Sサイズ の音声コードを無料で作成いたします。
詳細は当社Webサイトの「無料トライアル 実施中」をご覧ください。

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