会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方 | |
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東洋経済新報社 |
会社四季報の達人が教える10倍株・100倍株の探し方(2)
この本、最初のプロローグのところで衝撃がっ!。
何かというと、「テンバガー」は「テンバガー」で「テンバーガー」ではなかったということです。
本書は時々ピーター・リンチの著作にふれられますが、いわゆる10倍株のことをさす「テンバガー」は
野球のベース10個 (「バガー」はbaggerでベースをあらわすbagの複数形)という意味で、間違っても10
個のハンバーガーではないと解説されています。
「ハンバーガー10個」だと思っていたよー!^^;。って、あなたも思ってませんでした?。まあ、10倍株
という意味は間違ってなかったけど・・・。
ピーター・リンチの著作は株式投資をはじめた比較的初期に読んで、とても励まされた記憶があります。
身近なことに投資のヒントがあり、それを活用することで個人であってもプロに十分勝てるということで、
いろんな例も示されていました。
今でもこれと同様の可能性というのは十分にあるとは思います。というのは、リアルタイムで進行している
眼の前の状況、例えば店鋪での商品の販売状況とか、は、まだ決算とかの数字には反映されていないことが多く、
それらを実際に感じる生活感覚から的確にとらえられれば、市場に先行できることがあると思われるから。
しか、まあ、いつもそんなにうまくいくということはなくて、個人の場合、その判断の視点というのが甘かったり
ずれていたりして、的確な判断にはつながらないことも多い。別に業績にはほとんど関係ないことだったり、
その目の前だけの特殊事情でで他ではないことだったりとか。
だから、ピーター・リンチの著作の主張というのは、ある意味「危険」だとも思います。
戻って、四季報を通読、読破すると「最初のうちは、街のいたろところで、知っている会社が光って見えるように
なる」と書いています。
「ほかの人にとってはどうでもいいような、自分だけが知っている小ネタにちょっとした満足感を覚える。」とも。
うーん、このあたりに感覚というのはわりとよくわかります。
私も、銘柄のところだけですが四季報通読はしたことがあります。毎号しているわけではないですが。
風呂で四季報を読んでいて水没させて、大変な状態になったことも・・・^^;。
で、例えば、自宅から枚方市のくずはモールの東宝シネマへ映画を見に行く場合ね。
途中、久御山町を通ります。ここのインターは「踊る大捜査線」のレインボーブリッジ閉鎖できませんっ!のロケで
使われたところですが、大和ハウスの物流施設があったり、大日本スクリーンのビルとか、王将フードのセントラルキッチン
とか上場企業のいろんな建物が多くあります。
また、一号線には美容室向けのシャンプーのCOTA(コタ)の本社があったりします。
で、あれこれプチうんちくを披露すると「一々そういうことを言わなくていいっ!」と同乗者に怒られます^^;。
プロローグの最後のところにはこう書いています。
「私の夢は、四季報を一人一冊、必ず手にしているのが常識、というような未来だ。」
うーん、四季報好きなのはわかりまずか、それが夢?^^;。
つづく。