旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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急落時の対応

2005-04-20 03:10:21 | 株式投資・資産運用
 4/18(月)、日経平均は-432円安、率で-3.80%と大きく下落しました。

 年に何度かはこの程度の下落はありますので、驚くという程ではありません。ただ、買いのポジジョンしかありませんので、こうした場面では時価評価での含み損益は大きくマイナスになるということになります。今回の場合だと、伏見の光の場合はなんだかんだ合わせて-40万くらいか。翌日には15万程度は戻しましたが。

 こうした場合にどのように対応するかについては、それぞれの投資家のスタンスなり事情なりによると思います。また、急落の原因をどうとらえるかによるでしょう。

 デイトレを含めて短期的に大きなポジジョンを取っていた場合に、あるいは、レバレッジを効かせての大きなポジジョンを無理して取っていた場合に、このような急落の場面でそのままポジジョンを維持するのは、一般的に言ってリスクが高いという感じがします。そのままズルズルと下げるのをただ放置して傍観する、いわば決定麻痺的な状況に陥るのは避けたいものです。

 逆に中長期でのポートフォリオ運用をしている場合は、株価が大きく下げた場面は一般的に言って買いのチャンスです。株式投資は安いところを買えないと、なかなか大きな成果にはつながりにくい、いくら「よい」企業に投資していたところで、ベストではないにしろそれなりによいタイミングでの買いが入れられないと、なかなか利益が出ません。

 伏見の光の日本株のPFはだいたい時価評価で1200万ぐらいだと思いますが、考え方としては、ここから上昇すれば、その上昇分だけ利食っていく。時価評価が1200万→1250万となれば、50万分を利食いする。逆に1200万→1150万となれば50万だけ買いを入れる、こんな形で、上昇すれば売り、下落すれば買いを繰り返す。余裕資金が増加すれば、PF全体の金額そのものを追加していく。中長期でこんな形で運用していけば、それなりの利益は残ってくるのではないかと思います。

 銘柄選択は重要ですが、全体としてのポジジョン管理はそれ以上に重要。

 伏見の光的には急落場面は買い場ということになります。

 まあ、5%、10%程度の上昇、下落は短期的にもいつでも十分にありうることですから、その時になってあわてるのではなくて、個別銘柄的にもPF全体としても、こうした場合にどのように対応るかはあらかじめ想定しておき、その上でその時々の判断を加えて運用していきたいものだと思います。

 「想定内」ではあっても、なかなか、事前の方針どおりに売買できないことも多いですが、ただ右往左往するよりはずっとましなはずです。
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