旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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結局、何が得意やねん?

2005-04-03 07:32:49 | 株式投資・資産運用
 2005年第一四半期の株式運用は、若干、日経平均・TOPIX・ジャズダックの各種指数よりもましな成績で終了しました。但し、IPOを除外するとジャズダック指数には負けています。

 株式投資も10年目に入ったということになります。しかし、ここのところ、ほとんどレベルアップしていません。それでも、投資先の破綻により大きな損失が出たこともありますが、それなりの利益を確保し、多分、通算では1500万程度の利益は出ていると思います。

 株式投資を始めた頃の日経平均は2万円台でした。それから考えれば、IPO分を除外しても、それなりに健闘はしているとは思います。

 投資期間、方法は、信用はしていないのですが、まあ、なんでもありです。中長期投資、デイトレ、短期、IPO等々。
 で、どういう手法が得意なのかと問われると、うーん・・・。

 テクニカル分析は基本的に性に合わないので、本格的に利用するということはしていません。無論、購入銘柄を考える場合は日足、週足などのチャートや出来高程度は確認はしますが。

 じゃあ、ファンダメンタルズ分析なのかというと、これも財務諸表とかきちんと見れない、分析できないですから、得意とは言えない。まあ、PER、PBR、事業内容程度は見ますけど。

 どっちかというと後者の方を重視しており、「雰囲気ファンダメンタルズ」派という感じか。

 それよりも特徴は全体としてのポジジョン管理のあり方にあるような気がします。銘柄分散、投資資金や投資時期の分散。こうすることによって、リスクを下げる(ということはリターンも下げる)、大儲けはしないけど大損もないというような売買になっていると思います。

 また、買うタイミングも人気化しているような銘柄を順張り的に買うことはせずに、丁寧に買い下がり、売り上がりという形を取ることが多いです。また、仕手株系や目先的に値動きが大きい銘柄に手を出すようなこともしません(できません)。

 雑誌なんかを見ていると個人投資家のポートフォリオは5~6銘柄程度でといった記述を目にすることがありますが、そうでしょうか。慣れれば、別に10でも20でも50でも管理は可能です。
 テクニカル分析やファンダメンタルズ分析についての本は多いですが、ポジション管理、アセットアロケーションについて詳しく解説した個人投資家向けの本というのはあまり見ません。

 一発当てたり、うまく売買するのではなく中長期的な資産運用というのを考えた場合、実は銘柄選択云々よりも、このポジジョン管理、アセットアロケーションが重要になってくると思うのですが、こういうことは、あまり面白くはないので、本にもなりにくいのかもしれません。

 また、やろうと思えば誰にでもできるようなことをそれなりにしているということも特徴かな。これはIPOの関係などがそうです。複数の証券会社に口座を開設して黙々とブックに参加するという作業は、まあ、ほとんどがはずれるわけで当たったところで損失を被る可能性もあるわけですから、つまらないし、面倒です。しかし、これが大きな利益につながることがあります。

 IPOは「運」「たまたま」という側面が強いですが、それでも、ブックに参加する→公募を取る→売るという、当たり前ながらその時々での重要な判断、決断をしているわけで、これがそれなりのリターンにつながっていると思います。

 ファンダメンタルズ分析については、ちょっと実力をつけたいと思うのですが・・・。
 どんなことでも初心者から初級へはだいたい大した努力なしに到達できます。ただ、そこから中級、上級とレベルアップしていくのには、努力の程度は格段に違ってくると思います。少しずつでも上をめざしていきたいものだと思います。
コメント (2)
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