monologue
夜明けに向けて
 



1991年になると「第1回アジア太平洋わたぼうし音楽祭」番組制作のためにNHKの撮影チームがやってきてわたしたちの家庭生活を収録した。練習風景を録っていた音声さんがわたしのドイツノイマンU87コンデンサマイクロフォンを見てNHKにない、といって羨ましがっていた。「水面に書いた物語」プロジェクトのカセットテープ収録曲中、どの曲がベストなのかと訊かれてわからなくて迷ったあげく「ネヴァー・ギヴ・アップ」と一応答えておいた。
8月になってシンガポールに出発する日にも空港に顔なじみになったデイレクターなどスタッフがやってきて撮影していた。シンガポールではどんなことに対しても「ノープロブレム(問題ない)」と応えるのでミスター・ノープロブレムと呼ばれている現地の音楽祭のマネージャーが仕切っていてまずある程度この国についての知識を持ってもらおうという方針のようで車で手分けして市内観光の案内をしていた。それであまり知識のなかったシンガポールという国のマーライオン以外の名所も一応見て知ることができたのだった。
fumio


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