monologue
夜明けに向けて
 





草加市立病院での1週間の抗生剤点滴治療が終えてその間しばりつけられていた点滴の管から放たれ導尿のカテーテルも尿道から抜いてもらったのでついにベッドから離れることができて車イスに乗れることになった。車イスで初めて711号室の外に出た。部屋から出て病院の構造がやっとわかった。かなり広い病院だった。市民病院と呼ばれていたころは小さくてパッとしなかったが建て直して市立病院という名前になって立派になったと市民がいっていた。ナースステイションの端で待てと指示されてそこでずっと看護師たちの動きを見ていた。見飽きてすこし動くと怒られた。じっとしていないとどこにいったかわからなくなって大騒ぎになるという。とはいっても看護師たちはみんなただパソコンを睨んでいるだけでなにも面白くないのですぐ退屈して動きたくなったのだ。残念ながら車イスの初乗りはあまり楽しいものではなかった。それでもなんとかそこまで回復したのだから世話になった人々にただ感謝するしかなかった。ありがとう…。
fumio



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