monologue
夜明けに向けて
 



 あのブリティッシュ・インヴェィジョンの嵐の中で特筆すべきなのはハーマンズ・ハーミッツ(Herman's Hermits)である。これはかれらがデビュー曲 I'm Into Something Good 映画「ポップ・ギア」で演奏してる場面だが今の眼で見るとどこがそれほど良かったのかわらないけれどハーマンことヴォーカルのピーター・ヌーンの愛くるしさにアイドル的な人気が集中して発表する曲が全米ヒットチャートで次から次へと首位に輝いたのだ。わたしは当時、高校生で京都会館にかれらの日本公演を観に行ったことがあった。バック・バンドなしで自分達だけで演奏をしていた。伴奏にバンジョーをフィーチャーした大ヒット曲、 Mrs. Brown you've got a lovely daughter でもレコードとかわらない音を出していたのでただのアイドル・ポップグループではなく演奏能力もある実力派なんだと感心したものだった。それでもやはり数年すると消え去ってしまった。仕方のないことだがピーターの見かけがオジサンくさくなったことが原因だったのだろう。アイドルたちは年を取ったとき真価が問われる。
fumio


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