monologue
夜明けに向けて
 



話題の本「検事失格」の著者、市川 寛氏が一昨日の「INSIDEOUT」に出演していた。 検察庁の内部・教育体制を自分の経験から語っておられた。先輩からの教育はとにかく自白をとることが正義のようで。外国人とやくざには人権がないと 罵倒する。壁の前に被疑者を何時間も立たせ不安な心理状態に追い込み、頃をみはからって自白を迫る。座った椅子からなかなか口を割らない被疑者の脛を蹴る。検察官である自分が自白内容を作文して書いた調書に脅して署名させるなどなど、今、検察特捜部の証拠改竄事件が明るみになって以来取り調べの可視化が問題になっているがこれでは検察庁が反対するはず。体制を改めるまで反対し続けるのだろう。

市川氏は自らが主任検事としてかかわった事件で自白を強要し「ふざけるな、ぶっ殺してやる」と脅して署名を得た検察調書により“冤罪加害者”となった過去を赤裸々に告白していた。その冤罪の被告が裁判で無罪となった時ホッとしたという。市川氏は証拠改竄で逮捕された前田検事の姿に自らの姿を重ね合わせていた。失墜した検察の信頼はかれのような真実を語る勇気を持った人々によって回復してゆくのだろう。
fumio

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