monologue
夜明けに向けて
 



   子供の柔らかい肌に、悲しみの黒い雨。
      その染みは、大人になっても残るだろう。
      この染みは岩屋の向こうから狙っている獣の標的となるだろう。
      多くの人が口にする言葉はもはや何の力も持たない。
      バビロンの夢は、シバの思い。
      イカヅチと共に、鷲の巣を砕く。

「赤い月の形としての物語」より
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5年前の今日、バビロン「神の門(アッカド語)」の繁栄を願う夢をもつシバによって
「鷲の巣」と形容された原子力発電所群は砕かれた。
メルトダウンした原発は5年後の今も燃料デブリを片づけることができないまま。
fumio


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