monologue
夜明けに向けて
 

過日  



95/02/20 過日の思いは過日に 留まるが、川の水は一瞬たりとも留まらない


 一見、味わいのある箴言か諺(ことわざ)のようなメッセージだがいつものようにひとひねりふたひねりある。過日は果実で果実はカミとも読める。カミというのは森羅万象をコントロールする存在。それで「カミの思いはカミに 留まるが」ということになる。そして「川の水」もまたカミと読む。ところがこの川の水はカミはカミでもイザナミなのである。他のカミは留まってもイザナミは一瞬たりとも留まらない。かの女は母なのだから黙って見ていることはできない。いつもわが子を心配して働いている。
umio



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