monologue
夜明けに向けて
 



このところ、なぜかイギリスの歌手兼俳優ジョン・レイトン(John Leyton)の1961年のヒット曲『霧の中のジョニー(Johnny Remember Me)』にはまっている。Johnny Remember Meという女性コーラスが頭の中で回る。その頃わたしは子供で洋楽は意味がわからない大人の歌だった。大人の歌はかっこいいと思って聴いた。イギリスはまだビートルズなどのリバプールサウンドの人気沸騰前夜でクリフ・リチャードとシャドウズぐらいがトップアーティストで嵐の前の静けさののんびりした時代だった。 日本では克美しげるが『霧の中のジョニー』『霧の中のロンリーシティ』と連続でヒットさせた。『霧の中のジョニー』はイギリスでは1位になったがアメリカではヒットしなかったそうだ。曲想が哀愁を含んでいて心のひだに響きヨーロッパや日本向けだったからという気がする。大瀧詠一氏が「霧の中のジョニー」に触発されて「さらばシベリア鉄道」を作ったことは有名だがひとつの名曲が踏襲されて次々に名曲を生むというのはすごいシステム。わたしたちの知らないところで今も「霧の中のジョニー」のキモを使用した曲が生まれているのだろう。
fumio


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« ヤー・ヤーヤ... 今週のアクセ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。