monologue
夜明けに向けて
 



 このところ Beatlesの
Across The Universe をよく耳にする。
ジョン・レノン自身、もう一度ちゃんと再録音したかった、と言っていたように演奏は簡素だがこの歌には多くの人の心を 捉えるなにかがあるようだ。


 わたしがロサンジェルスで弾き語りをしている時、白人の客がBeatlesの Across The Universe をやってくれ、とリクエストしたので演奏すると途中の
「Jai guru deva, om,
Nothing's gonna change my world,
Nothing's gonna change my world.
Nothing's gonna change my world.
Nothing's gonna change my world.」というところを一緒に歌う。
それで、長年気にかかっていた「Jai guru deva, om,」の意味をアメリカ人でレノンのファンならわかるかと思って尋ねてみた。すると「さあ、ほら、あの、ジョンのいつもの、ほら、意味不明の…」と要領を得ない 答えが返ってきた。グルはマハリシ・マヘシ師 のような導師を指し、デーヴァは神名のように思ったが、結局ジョン・レノン以外にはわからない呪文のような気がした。ジョンは人を煙に巻くのが好きだったから意味を知りたがっている人たちをあの世で笑っていることだろう。
fumio


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