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銀色の娘は、その形をもって判断する。
血と水を分ける。
鉛と銀を分ける。
風を空気から、分ける。
石を岩から散り出す。
そして、太陽の下へと帰るだろう。
アリオン「赤い月の形としての物語」より
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銀色の娘とは艮の金神と呼ばれた素戔嗚の後継者「ニギハヤヒ」。
かれは 「鉛と銀を分ける。」
「鉛と銀」の篇「金」を溶かして、八口と艮(ウシトラ)とを分ける。
八の数霊の出雲族の長スサノオは艮の金神とされて怖れられたが八の数の出雲とその押し込められていた艮(ウシトラ)を分けることによって出雲は日本のすべてを統括することになるのである。
fumio
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