monologue
夜明けに向けて
 




93/08/28 揺るぎなき磐石の夢は、ゆらめく陽炎の向こうに垣間見える茜色
93/09/01 ★地平線に茜色の光一筋、水平線に逆巻く波の泡沫飛び散る…
93/09/16 白き暁に「名前」を刻む者も刻まぬ者も、幽明の色に染まりては…
93/09/20 月は見ようとしない者の目に赤い矢を、白い色は轍に聞け
93/09/24 行く手を遮る無双の月に、両手をかざした者の瞳は藍色に濡れ
93/10/09 ★遊楽の宴を垣間見る狭槌の思いは、群青色の囁きにかき消され
93/10/13 ★灰白色の太陽が夜空を回る頃、幽玄の時より約束された者が
93/10/14 …涙する時、太陽は輝きを失い、海は悲しみの色を隠せない
94/01/26 自分色に染めたフィルタ越しの他人は、自分色の他人でしかない
94/05/20 滑らかな星の移行を遮る者は、ハジマーシュの音色に消え
94/06/04 解かれた封印から赤い色を頼りに、隔り世から鬼が来る…
94/06/05 解かれた封印から血の色を頼りに、あなたの心から鬼が出る…
94/06/07 刺のある実は喉に触る、麒麟の蹄は勢いよく空を朱色に蹴った
94/07/02 幽谷の訳有り草、さにあらんと肯く者の腹に逆さして緋色となり…
94/07/18 金色の三角は、その中に四角い底辺を持つ…手の中の束を見よ…
94/07/19 虹色の硝子も、土蔵の中にしまわれていたのでは光りようが無い…
94/08/27 速き水を治める者は、金色に光る鱗を持つ龍を操り、麒麟と共に…
94/10/14 軽業師は竪琴の音色に魅せられ、南の小箱は弧を描く宝を隠す…
94/11/05 意図され用意された青写真は、変色し使い物にならないだろう。
94/11/08 聞こえない声を聞き、見えない色を見る者達よ…朝告げ鳥が鳴く
94/12/23 弥生が月は、いましがた取るべきものを取り、丹生凛の色を見せる
95/01/06 虹色三角は、緋と藍の交点を頂にした光と闇の三角が用意される
95/01/30 夕闇に紛れる銀色の月の粉、穿つ夢、磐石の片隅に光る眼
95/02/22 山々に連なる茜雲に群青の空の色が解ける時、わだかまりも解ける
95/04/19 ‥立ち昇りて、正に鉄槌に掛けたる抑え解き放つ。黄金色の夜明け
95/05/13 赤い横線3本の中央に直角に交わる群青の線1本‥浅黄色の裏地‥
95/05/14 浅黄が萌黄に変わり、朱鷺色の枢軸の輝き増す頃、新たなる決意を
95/05/15 浅黄が萌黄に変わり、朱鷺色の枢軸の輝き増す頃、新たなる決意を
95/06/09 固定された視点で観る景色は決まりきった景色でしかない
95/06/21 白く四角い図形と彼岸花‥黄色く褪せた壁紙に残る思い出‥俯瞰
95/06/26 朱鷺色の雲のたなびく上、夜も輝く太陽は傘の要らない心を作る


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 なぜ「色に関するメッセージ集」はこれほど多いのか。
それはいつもいうように色が後継者を指すことと、
インカ帝国の都市イロが王が死んでもミイラが支配を続けたミイラ信仰の始まりであったから。
fumio




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