monologue
夜明けに向けて
 

勿れ  



「★…黒い柩、流された女王、物悲しく語る烏の歌…目を背ける勿れ」



邪馬台国の女王、台与は日本の礎(いしづえ)を築いた女王であったが子孫であるわれわれがかの女に関心を払わないようにし向けた勢力が自分たちの支配に都合の良いようにこの国の歴史を造りあげ、かの女に関する史料をすべて削除して亡き者としたのであった。しかし中国の史書にわずかに残っていた記録によってかの女の存在は確認される。かの女は千年以上もの間、暗闇で様々な仮面を付け替えてわれわれの緋色の血と智と地と霊(ち)の中に棲みつづけ沈黙を続けていた。そして今、時は満ちて解けた封印から人々の心を揺さぶり再臨するのだ。日本(やまと)は目覚め、地球(ちだま)は再生を遂げる。緋色の女とはわれわれの血と智と地と霊(ち)に埋められたモノリスそのものなのである。「物悲しく」「物」モノmonoすなわちニギハヤヒはそのことを悲しく語る。「背ける勿れ」の北の月も「勿」が物の旁であることもニギハヤヒを指している。
fumio



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