monologue
夜明けに向けて
 



今日はわたしの父山下幹雄の命日。
かれは滋賀県で生まれ、20才の頃、太平洋戦争に従軍し北支那方面から南方軍直轄となり、カンボジアのプノンペンで飛行第90戦隊第一中隊の飛行機の整備兵として働いた。戦後、京都のタバコの専売局に入り母と出会い職場結婚した。その頃、アコーディオンを買って専売局のアマチュアバンドで各地を巡演してくる歌手のバックを務めたりした。音楽はクラシックが好きで「新世界交響曲」のレコードを買って聴いていた。趣味は写真。自宅に暗室を作って輸入品のコダックの現像液などで現像していた。芸術的感性があったのだろう。合掌…。
fumio

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