monologue
夜明けに向けて
 



  今回のマイケル・ジャクソンの急逝はスーパースターたちの変死に思いを馳せさせる。エルヴィス・プレスリーは1977年8月16日、薬物の誤用による心臓発作によって42才で亡くなっている。

 1980年12月のあの朝、八十歳を過ぎた大家さんエディ・辻本さんが「ジョン・レノンが殺されましたで」といってロサンジェルスタイムス紙を見せてくれた。わたしは呆然として記事を何度も読み直した。何度読んでも意味がよくつかめなかった。

 1983年2月4日カレン・カーペンターが摂食障害による急性心不全で32才で亡くなった。スタッフに肥ったね、と言われたことが引き金になってまともに食べられなくなった、とテレビで聞いて驚いた。それが拒食症(anorexia nervosa)という言葉の聞き初めだった。アメリカのテレビはしばらくはその話題でもちきりになった。
功成り名を遂げたスーパースターたちは思いもよらぬ形で人生に幕を引いてしまう。本人は、もういいや、とばかりに執着しないのかもしれないがせっかく与えられた特別な才能をできるだけ多くの作品を遺すことに使ってほしいものだ。
fumio

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