１０番目のスペースクラブの仲間

昨日の朝鮮日報電子版に北朝鮮が12日、「銀河3号」の発射に成功したため、「韓国版スプートニク・ショック」が到来したと評する声が出ている、という記事があった。　韓国の宇宙ロケット「羅老号」は2回にわたる打ち上げに失敗し、最近3回目の打ち上げを延期している。推力の大部分を担う第1段ロケットはロシアが開発し、韓国の技術で製作された第2段ロケットも、方向制御装置に問題が見つかった。スプートニク・ショックとは、1957年にソ連が史上初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げに成功して、米国社会全体に大きな衝撃が走ったこと。２００8年にはイランが宇宙ロケット「サフィール」の打ち上げに成功し、世界9番目にスペースクラブへの仲間入りを果たした。核開発疑惑のため世界が今は事実上のミサイルとする「銀河3号」も北朝鮮が核拡散禁止条約（ＮＰＴ）体制に復帰すれば世界が人工衛星と認め、世界１０番目のスペースクラブの仲間ということになる。韓国がスペースクラブの一員となるのはかなり時間がかかりそう。
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