monologue
夜明けに向けて
 



 CBSニュースによると
ブッシュ大統領は1月31日に議会とテレビ聴衆に向けて一般教書演説を行った。

"We have a serious problem. America is addicted to oil, which is often imported from unstable parts of the world," he said.
To break the addiction, Mr. Bush announced new research into clean energy, including pollution-free autos and a push to make ethanol
「われわれはゆゆしい問題を抱えている。
米国は世界の不安定な地域からよく輸入している石油の依存症である。」
その依存症を解消するために、無公害車とエタノール生成技術の促進を含む
クリーンエネルギーのリサーチ、を主張した。

 今回の一般教書のテレビ演説は4170万人が視聴し、前年を330万人上回った。最も視聴率が高かったのは、イラク開戦直前の2003年1月に行った時で、6200万人が視聴したという。

 今回のかれの演説のキモは「addicted to oil(石油依存症)」であった。
かれのスピーチライターがこのことばを世界に向けて配信したかったのだろう。
2002年1月29日の一般教書演説でのブッシュ大統領の演説のキモは「悪の枢軸 (axis of evil)」だった。
北朝鮮、イラン、イラクの3ヶ国を「悪の枢軸 (axis of evil)」と呼んだ。
のちの世界に引き起こされたことを想起すればこれは強烈だった。
好むと好まざるにかかわらず世界はアメリカ大統領の一般教書演説のキモの一言によって進む方向が決まってしまう。
ある意味ではスピーチライターのひらめきによって動くとも言える。
いずれにしても今回のキモが「石油依存症」ということばならそれを癒す方向に進むので良くなる気配が感ぜられてほっとした。京都議定書でさえ無視する国がこのようなコメントを配信すれば世界も石油依存脱却へと動く。
すこし明るい兆しが見え始めたような気がする。
fumo

 





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