80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

東京大空襲の被害者

2014-02-26 12:22:01 | 戦争体験
NHKテレビ "おはよう日本"よりの抜粋


太平洋戦争中の東京大空襲について、新たな事実がわかり

ました。

都内の研究者のグループが3万人の犠牲者を分析した結果、

20才未満の子供たちが40%近くに上っていることが

始めてわかりました。



研究者は、国が子供たちに疎開を薦めていたものの、実際

には多くの子供たちが被害にあったと分析しています。

昭和20年3月10日、およそ10万人の犠牲者が出ました。

太平洋戦争中の空襲は、昭和19年11月から、翌20年

8月まで繰り返されて行われていたのですが、こうした空襲の

犠牲者のうち、およそ3万人の名簿や年齢、住所などを記した

東京都の名簿が13年前に見つかり、東京大空襲戦災資料センター

などが分析をすすめていました。

犠牲者のうち、0歳から9歳が最も多い20%

       10歳から19歳までが18%


こども達が38%をしめました。

国は当時、疎開を推奨してきましたが、家庭の経済的な事情で

いけなかったり、中学生以上は勤労動員で借り出されていたので、

実際には、多くの子供達が犠牲になったと見られています。



分析を行った主任研究員山本唯人さん

 "今回大量のデータで全体の被害の状況が明らかになった。

 10歳くらいの子供達だから、過酷な緊急事態の状況で、体力

 がなく、力尽きたと言うこともたくさんあったと思います。

 今後に向けた平和をどう作っていくのかに対しても非常に重要

 な意味をもっている。”と話しています。


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 当時、国が考えた疎開は、老人や子供、妊婦さんはまづ、縁故

 疎開といって、親類縁者をたよって、できるだけ、個人的に疎開

 してもらいたいと思っていましたが、地方に親類もないとか、

 いろいろな事情から、あまり多くの人は縁故疎開はできません

 でしたので、ほかの子供達は集団疎開することになりました。

 対象は小学校3年生以上、6年生までとなり、1,2年生は小さいので、

 親元から離せないということで、疎開はありませんでした。

 神奈川では、神奈川県の子供達は、県で守るということで、県内の、お寺

 旅館、ホテル、県の施設などに疎開させましたが、食料は配給品だけ

 でしたので、(一般家庭では、それではまったく足りないので、伝を

 求めて 闇で、買い足していました)ので、疎開先での子供達は、いつも

 空腹でした。それで、授業で山へ薪をとりにいったときに、木の実を

 拾ったりしていました。それを、夜、お布団のなかで、汚い手で、生で

 食べるので、大腸カタルになり、次々と家に 戻されていったのですが

 元通っていた小学校では、先生は1、2年生のお世話で手いっぱい

 でしたから、帰ってきた子供達は、学校のあちこちで遊んで過ごして

 いました。

 疎開した6年生は、卒業式は、せめて、自分達の学校でという国の親心で、

 3月はじめに家に帰されたのですが、それが仇になり、3月10日には

 多くの6年生が亡くなったということでした。

 
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戦争の悲劇 (すけつね)
2014-03-02 11:36:59
こんにちは。あなたのブログへ読者登録をしているすけつねです。このテレビは私も見て悲しくなりました。隣組に縛られて焼夷弾を叩いて消そうとした人たちも大勢亡くなったのですね。私の母も焼夷弾を箒で叩いて消す訓練を受けておりましたが、無駄なことでした。知識のない軍部の上官が考えたものでしょう。箒で叩き消す消火訓練を父が笑いましたので、非国民になるからと母は父の口をふさぎました。今回ブログに代用食のことを書きましたのでご覧いただければ幸いです。ボクの見た戦中戦後のカテゴリーに載せておきました。
返信する
ありがとう (80ばあちゃんの戯言)
2014-03-02 15:10:05
すけつねさん

いつもありがとうございます。何とかあなたのブログへいきたいと思ったのですが、いかれませんでした。戦争の悲劇すけつねさんで検索したのですが?
返信する
ブログの検索 (すけつね)
2014-03-04 20:19:33
貴女のブログの左側に「プロフィール」がありますね。
この下に「読者登録中」「4」が見えると思います。
この「4」をクリックすると「すけつねのブログ」が表示されているところがあります。
この文字をクリックしてください。
「すけつねのブログ」が出てきます。
それから、左側にある「カテゴリー」の「ボクの見た戦中戦後」をクリックしていただくと戦争に関する記事が現れます。
また「すけつねのブログ」で検索を試してください。
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