80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

天からの授かり物(2))

2010-02-04 19:06:35 | お菓子
 又棚から牡丹餅ではないけれど、この前のお菓子をいただいた

方からのいただきものです。

紫芋を取り寄せられてお作りになったそうで、小さい方は中に生

クリームを入れられたとか、大きい方の中が黄色く見えるのは

白いんげんだそうで、甘みを抑えてあるといっていただいたのだが、

私にはちょうど良い甘さだった。皆様にもどうぞ! おいひい!!!

お菓子の先生(2)カステラ

2009-11-16 12:38:43 | お菓子
 カステラの作り方

(カステラは直ぐいただくより2,3日置いてからいただく方が

 おいしく。スポンジケーキは直ぐその日に食べる方がよいそうである)


 材料 (きちんと計量すること)

 強力粉(カメリヤ)230g 蜂蜜 大匙3杯

 砂糖       300g 牛乳 100cc

 卵  6~8個 (大きいものなら6個でよい)

 サラダ油     大匙 2杯

 
 使う器具類

 1)ボール 卵を泡立てると膨張するので大きい物

   の方が使いやすいので、できれば直径35セン

   チ以上のもの

 2)泡だて器 できれば電動のもの

   手動のものは大きいものが早く泡立ち易い。

 3)カステラを焼くときの型

   何でもいいのだが、大きくないと入らないの

   で、私は豊島やの鳩サブレーの空き缶の

   縦30.5センチ、  横22センチ、

   高さ11.5センチの物を使っている

 4)密閉容器

   カステラが焼きあがったときに入れておき、
   
   時々容器の周りについた水滴がカステラの上に

   落ちないうちに、布巾かキッチンペーパーで拭

   きとらなければいけないので、カステラの周り

   に握りこぶし一つ分ぐらいづつ空きがある方が

   拭き取りやすいのでなるべく大きいもので、

   できれば中の水滴の様子が見える物がよい。

5〕スパテラ(ゴムべら)と布巾、クッキングペー

パー,計量する為のはかりや計量スプーンを用意

6)泡立てる時に大きな入れ物に水と氷を入れてそ

の中にボールを入れて、泡立てるので、ボールが

入る大きな入れ物がいる
 
 
作り方

 (1)卵を冷蔵庫から取り出して常温に戻しておく。

 (2)ボール、ホイッパー(泡だて器)は綺麗にしま

ってあったものでも中性洗剤で洗って水切りを

しておく. 布巾で拭かないこと

 (3)型にクッキングペーパーを敷いて用意しておく

のだが、型の内側にぴったりと入るくらいにきっ

ちりと折り目をつけて入れておき、紙が型の高さ

より1センチ以上出ないようにしておく(たくさん

出しておくと燃える危険性があるのでご注意)

    この後カステラの生地ができたときに糊代わり

として指先にちょっとつけて型の中の紙をきちんと

おさえるために4隅につけておくとよい。
 
 (4)強力粉は必ず篩で3回振るっておく

  (5) 砂糖は篩にかけないでよい
  
 (6)オーブンは時間を見計らって180度cまでに

必ず熱しておく

 (7)牛乳100ccに蜂蜜大匙3杯を入れて、小さ

い鍋に湯を沸かし、その中に入れて湯煎にする。

蜂蜜がとけるまでかき混ぜ、とけたら、すぐ火を

止めて取り出してさましておく

(8)卵を泡立てるときに共立て(黄身も白身も一緒)と、

別立て(黄身は黄身だけ、白身は白身だけで泡立てて、

後で一緒にする)とあるが、今回は共立て。

  卵をボールに入れてからざをとり、前述の氷水の中に

入れて冷やしながら泡立てていくが、最初は大さじ

1杯の砂糖を入れて泡だて器で少しづつゆっくり泡立て

る。中立ちになったら、(少し混ざって膨らんだら、)

残りの砂糖を入れて、一混ぜして、今度はダイナミック

にボール全体の中で力強く泡だて器を動かしていく

(9) (電動のハンドホイッパーでも)電動で12,

3分以上 混ぜて9分通り泡立たせたら、湯煎にして

さましてお いた牛乳と蜂蜜をスパテラの上から静か

に流しいれていく。手動の泡だて器なら、持ち上げ

てみてある程度 ついている生地が立つぐらいまで泡

立てる)

 (10)よく混ぜたら、篩っておいた強力粉をいれ更

に泡立てる。カステラの場合には練ってもいい。)

  泡立てが足りないよりはよくよく泡立てた方が 

  きめが細かくなる。

 (11)更にスパテラの上からサラダ油を入れてよく

   混ぜ、用意しておいた焼き型に入れて、中の空気

   を少し抜くために型ごと持ち上げて(5~6セン

   チ)、すとんと落とす。  これを二回やる。

 (12)天板にのせて十分余熱し終わったオーブンに

   入れて焼く。

  焼く温度は180度cで10分焼き、 続いて、

  150度cにして、50分焼く。

 (13)約一時間たったところで、細い竹串を真ん中

   に刺して焼けたか見るが、串に何も生地がついて

   こなければOK.

  もしまだついているようなら少しづつ時間を伸ばし
  
  ながら焼けぐあいを見て行く。

 (14)焼けたようなら、すぐ火を止めそのまま3分

   空焼きをする(空焼きとは火を消してまだ熱い中

   にそのまま入れておくこと)これがコツである。

   (それ以上置くと焦げるので、余計入れて置かな

   いこと)ただし、空焼きが少なすぎると表面が

   割れることがあるのでご注意。

 (15)3分後取り出して、密閉容器に入れる。すぐ

   に蒸気が容器の周りにつき始めるので中のカステ

   ラの上に水滴が落ちないうちに蓋を開けて布巾で

   水滴をふき取り、また密閉しておく。これをさめ

   るまで何回も繰り返す。

  

  日本の気候だから、こういう手間をかけなければいけ

 ないそうで、ヨーロッパではしなくてもいいそうである。

 アメリカの場合はどうかわかりませんが・・。
   
   
 

お菓子の先生(1)

2009-11-15 06:14:45 | お菓子
 もう33年も前の話になるが、12月の末の本当に気持ち

よく晴れ上がった日に、お正月の買い物をしに横浜の高島屋

へ出かけていった。

 夕方4時頃の東海道線で茅ヶ崎まで帰る途中、列車の中で

何となく胸騒ぎがするので、列車を降りてすぐ家に電話を入

れたら、息子が出て

 ”お母さん。大変だよ。お菓子の先生が亡くなられたって、

  さっきご主人からお電話があった。早く帰ってきてよ。”

と、いった。 

数日前にはあんなにお元気でいらっしゃったのにと半信半疑

だったが、兎も角急いでタクシーで家に帰り、服を着替えて

飛んでいった。

 先生は持病がおありだったとか、私達には仰っていなかった

ので、誰も知らなかった。そう言えば、お菓子を焼いている時

途中で一回だけ、ちょっと坐らせてねと言われて坐られたこと

はあったが、まだお若い先生のこと、お顔は苦しそうではなか

ったので、私達は気にも留めなかったのである。

ご主人さまのお話では、苦しくなったといって病院へ連れて行

ってくれといわれて、車で出かけたが、途中で亡くなられたと

とうことだった。 まだ42歳のお若さだった。

 先生は何でもきちんとされるご性格だったので、暮れの大掃

除も手を抜かないで、大働きされたらしかった。

それがよくなかったのだろうとご主人が残念がっておられたが、

私達もいい先生を失ってがっかりだった。

 プロに習ったと仰っておられた先生のやり方を少しでも皆さん

に聞いていただければ、先生のお菓子が残せるかと思って書かせ

ていただくことにしたのである。

先ず準備段階で、使う器具をたとえ洗ってきちんとしまっておいた

物でも、必ず中性洗剤で洗って水きり台の乗せておいて、布巾は

使ってはいけないということであった。

 始める前に手洗いはいわずもがなのことであったが・・・。

次回はカステラ(先生はカステラはお菓子の部類には入らない

くらいの簡単なものよとおっしゃっていたが)を日本でしっと

りと作るコツを書かせていただきます。

  (つづく)