80ばあちゃんの戯言

聞いてほしくて

睡眠指針(2)

2014-10-06 18:09:09 | 健康
NHKテレビ”60代からの新快眠法"よりの抜粋

精神科医学博士 遠藤拓郎先生

"今までは、長く眠ればいいと言うことが一般的だった

んですけれども、国もやはり、年代によって睡眠が

だんだん短くなってくるということを、きちっと国民

に提示して、長く床の中にいて、必要以上に長く睡眠

を取らないようにしましょうと睡眠指針を出したので

す。”



NHKが睡眠に関するアンケートを行ったところ、

2500人から回答があり、東京都にお住まいの加藤

勇司さんも、そのお一人でした。加藤さんは、60歳で、

定年を迎えられ、昨年第二の勤めをやめられて、今は

年金生活です。

ところで、昨夜はよく眠れたのでしょうか?


加藤さん

"昨夜は11時半ごろ布団に入り、本を読んで、5分

ぐらいで眠気がきて、今朝は4時半ごろ目があきまして、

本を読み出したのですが、なかなか眠くならないので、

もう起きてしまいました。

・・・昨日は5時間しか眠れなかったそうです。朝眠く

   ないので起きたというのですが、それで、なにか

   問題になるのでしょうか?


加藤さん

"なんとなく頭の辺がすっきりしないという感じなんです

 けれど、若いときと比較すると、ぐっすり寝て起きた

 ときのさっぱり感がない。”

・・・加藤さんの何時もの睡眠パターンはベッドに入る

   のは11時、現役時代に比べれば、2時間は早い

   といいます。

加藤さん

 "昔から寝つきはよく、好きな本を読み始めると、15

 分もすれば、眠りについてしまいます。しかし、3時間

 すると、目がさめ、何とかもう一度眠りたいので再び

 読書。


 30分後に寝付いたと思ったら、7時前には必ず起きて

 しまいます。 こんな状態になったのは、第二の勤めを

 やめた昨年から、夜中に目が覚めて、何とか、また眠り

 たいと、ビールを飲んだり、シャワーを浴びたり、いろ

 いろと試したものの、効果がありませんでした。逆に

 起きる前に見ていたわずらわしい夢のことを思い出して

 しまいました。仕事に関連する夢が多くて、夢という

 ものは、辻褄があわない夢が多いじゃないですか、

 理屈が合わないで、訳もわからず何か責められている

 とかそういう夢を見ますですね。”

・・・加藤さんはおよそ40年電子機器部品の開発や、

   クレーム処理を含む品質管理の仕事に携わって

   きました。

   最終電車で帰ってくれば、夜中の一時半。しかし、

   朝は必ず6時には起床。仕事に追われる毎日を送って

   きました。

   6年前に定年、その日のことを今でも、よく覚えて

   います。

加藤さん

 "もうこれで起きなくていいんだ。寝ていたければ、寝ていて

 いいんだと、あの時の開放感を今でも鮮明に覚えています。

 最後の日は12時に寝て、目覚めたのは7時。たっぷりと充足

 感を味わった今までにないほどの快眠でした。しかし、そんな

 日々は長くは続きませんでした。一週間も過ぎると5時、6時

 に起きるようになり、睡眠も浅くなっていきました。ほとんど

 自由時間なんですから、こんな楽なものはない筈だったんです

 が・・・。

東京調布市の遠藤先生のクリニックを加藤勇司さんご夫妻が訪れ

ました。 こうした不眠の専門医に見てもらうのは初めてです。

先生は加藤さんの睡眠の実態を調べるために、加藤さんに睡眠計

をつけてもらっていたのです。これはその人が何時寝て、何時

起きたのか簡単にわかる優れものです。

加藤さんの睡眠データ。

水色に表示されたのは、睡眠、白色は10分未満の覚醒、黄色の

帯は10分以上の覚醒、、白色も黄色も、どちらも、あまりよく

寝ていないことを示しています。黒の部分は活動している状態を

示しています。

一日目と二日目は、ご夫婦で旅行に行った先のホテルでの何時も

でない二日間。どちらも21時過ぎに就寝。朝7時ころに起床。

およそ10時間ベッドにいました。しかし、黄色や白の覚醒状態

が頻繁に現れ、眠りが分断されて、質のよくない睡眠です。

この4日間で、遠藤先生が一番質のよい睡眠だと指摘されたのは、

四日め。22時50分に眠りにつき、朝5時に起床。5時間あまり

の睡眠ですが、よく眠れている水色の時間帯が長く続き、黄色や

白の割合が少なく、質のよい眠りが取れているというのです。

遠藤先生

 ”比較的に、昨日は睡眠がよかったですよね。トイレにいった

  けど、その後、すぐ眠れましたよね?”

加藤さん

 "おっしゃるとおりです。”


質のよい睡眠に対して、前日の三日目は23時に眠りについて、

起きたのは、7時、8時間も寝ていますが、四日目に比べると、

黄色や白が頻繁に現れて、特に、朝5時以降はほとんど目覚め

ている状態、なんとか7時まで頑張って眠ろうとしていた状態

がわかります。

遠藤先生

"働いているときってこんなに遅くまで(7時)寝ていなかった

 ですよね?

加藤さん

"寝られなかったです。”

遠藤先生

"ずっと何十年もここで(5時)起きていたから、ここで起きる

 癖がついていた。だから、眠時間を短くすると、途中で起き

 なくなったり、起きてもすぐ眠れる、また、人によって起き

 なくなる人もいるんです。

 だから、そういう風にやってみるのもいいかもしれない。”

加藤さん

"12時寝の、5時、6時起きで、試してみます。昔の仕事を

 していたときのサイクルに近づけた方が睡眠の深さがあると

 教えていただいた ので・・・。”

遠藤先生

 "いくら寝ていてもいいですよという状況になっても、それ

  まで培われてきた習慣で、睡眠ってある程度決まっちゃう。

  で、ですね、睡眠と言うのは、長ければ長いほど、浅い睡眠

  になる。身近ければ短いほど、深くなる。そうすると、高齢

  者に特徴的な途中で起きる、朝早く目が覚めるって言うのが、

  解消する。だから定年をして、いくらでも寝ていられるとい

  う、そこで寝てしまうと、睡眠にとって、悪い方向に持って

  いってしまう。加藤さんは何の症状もないのかもしれない。

  だから、睡眠時間を8時間としたことによって、人為的におき

  た睡眠障害だったのかもしれない。



加藤さんは短い睡眠によって途中で起きても、またすぐ眠れる状態に

なってきたのです


(づづく)


お願い

  私はこの80ばあちゃんの戯言とyahooで、80ばあちゃん、それ

  からmixiで、80ばあちゃんのメモというのをアップしています。

  (内容は全く同じものです。)

  少しでも多くの方に戦争体験をお話したいためですが、80ばあ

  ちゃんの戯言と違う理由ですが、80ばあちゃんに今、現在入れ

  なくなりました。何かあったときには mixi の方をご覧ください

  ませんか? どうぞよろしくお願いいたします。 m(__)m


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (たゆう母)
2014-10-17 12:35:44
ご無沙汰いたしております。
PCの調子がよろしくないのですね。
ちょっとしたことでも機械は受け入れてくれず、
困ることありますね。

睡眠時間は短くなっていくのですね。
たしかに祖母などはそうでした。
早く眠くなるけれど、朝というかまだ暗いうちに
起きていました。
今はいくらでも眠りたいくらいですが、
そのうち悩むことになるのでしょうね。

さて、先日フランスに初めて一人旅をしてまいりました。
周囲も心配したでしょうが、
本人は決めたもののどきどき・はらはら。
でも、おかげ様で何事もなく、楽しい旅となりました。
事前準備に時間をかけ、現地でも慎重に行動しました。

いくつになっても、チャレンジを続けたいものです。
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ありがとう (80ばあちゃんの戯言)
2014-10-24 18:21:39
たゆう母さん
コメントありがとうございます。フランスへお一人旅とはたいしたものですね。すばらしいです。フランスはどちらへいらっしゃったのでしょうね?

お話聞きたくてたまりません。

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Unknown (たゆう母)
2014-10-26 01:51:04
こちらこそありがとうございます。
寒くなってきましたが、お変わりございませんか?

フランスはパリだけの滞在でした。
元はと言えば、ベルギーにいる友人を訪ねる目的で計画を始めました。
しかし、友人が3人目を妊娠したこともあり、
「いっそ大好きなフランスに♪」と、
ひとりでパリに行くことにしました。

パリでは運河クルーズを楽しんだり、
食材をスーツケース一杯まで買い込んだり、
孤独を感じることもなく満喫いたしました。
送り出してくれた家族に感謝の気持ちでいっぱいです。
ただ小心者のため、日暮れまでにはホテルに戻り、
夕食は必ずホテルでいただきました。

旅行もよいものですが、
囲碁などを嗜まれるのも素敵だと思いますよ!
いろいろなことに興味をもって、
人生の幅をひろげていきたいものです。
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ありがとう (80ばあちゃんの戯言)
2014-10-26 07:53:16
たゆう母さん
すばらしいお話でした。いろいろ想像しています。

何時までもお元気で、。またよい旅ができますように!!!・
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初めまして (愛希穂)
2015-07-23 05:58:26
初めまして。
先日朝日新聞の投稿欄「声」を読んだ者です。
そこでブログ主様の投稿を読み、名前等を検索したら、たどり着きました。
投稿で「若い人たちにもっと知ってもらいたいと思い、ブログを始めたが、なかなかアクセス数が伸びず、せ んそ う体験が伝わっている実感がもてない」と書かれていたので、少しでも応援したくなりました。

私は若い世代ではありませんが、せ んそ うを知らない世代です。
まだこちらのブログを知ったばかりで記事を読んでいませんが、これから少しずつ読んでいきたいと思います。

今日本は今後どうなっていくのか、その岐路に立っています。先日読んだ本に、「君たちに過去のせ んそう責任はない。ただし、将来それを繰り返さない責任はある。」とアウシュヴィッツから生還された方の言葉が紹介されていました。

過ちを繰り返さない為に、貴重なせ んそう体験をしっかりと聴いていきたいです。
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Unknown (80ばあちゃんの戯言)
2015-07-23 14:42:56
愛希穂さん
コメントありがとうございます。
私の夫はある会社に勤めて、1991年から北京に駐在しておりました。当時、私は特注家具の仕事をしておりましたので、2,3、年前から、雑誌や新聞の記事を持って、おうちを新築される方々が、家中の家具をご注文くださっていたので、、トテモ、一緒に北京まで行かれませんでしたが、1995年、夫が退職するまでの間、8回北京に行きました。毎回夫の会社の方々を招いて、パーティをしていましたが、はじめにご挨拶をした時には、私は、戦争の時には、子供でしたので、責任はないと言えますが、それでも親達のしてしまったことへのお詫びにできるだけのことをしますと、いいました。毎回皆さんがトテモ喜んでくださいましたが。私は民衆の心は皆同じだと思います。こちらが一生権懸命でやれば、あちらもいい感じで答えてくれると思いました。 実は、仔のブログへ新しいことが書けなくなって、"80ばあちゃんの戯言2” を立ち上げました。できればそちらもお読みください。

クレグレモお揃いでお元気にお過ごしください。
                  荒武千恵子
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戦後の暮らし (隆三)
2020-05-10 07:39:04
初めまして・
初めてコメントさせて頂きます。
ライブドア 隆三のブログと申します。
宜しくお願いします。
戦後の暮らしの欄にもコメントさせて頂きましたがこちらにもコメントさせて頂きます。
戦後の暮らしをとても貴重な記事と拝見させて頂きました。拝見しまして日本全体の人にも
見てもらいたいと思いました。
ちなみに私は戦後5年生まれです。
有難う御座いました。
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Destinasi Wisata Terbaik (Gathering)
2023-07-22 13:48:18
おお! このブログは私の古いブログとまったく同じです。 まったく別のトピックですが、レイアウトとデザインはほぼ同じです。 色の選択が素晴らしい!
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