先週の金曜日、近所のお友達をつれて家に戻ったときに
下駄箱の上の分厚い封筒が目に入った。裏を返してみると、
いつも素敵なカードを送ってくださっている方からだった。
すぐにあけたい衝動に駆られたが、お友達に、彼岸花の球根
を上げると家にお連れしたので、それをそこに置いたまま、
球根を探すことにした。
その日、バスの中で、その方にお会いしたら、十日ばかり前
に転んで、一週間たったら、ひざに水がたまったという話で
あった。
水をぬいたのかと聞くとぬいていないと言う話。
水を抜いていなければ彼岸花の球根を摺ってメリケン粉を
入れてかき混ぜ、耳たぶの硬さにして、ネルの布に塗り
土踏まずに張っておくと、翌朝水が抜けるので楽になる
そうで貼ったものは朝には、からからに乾いているという
話をして、ただし彼岸花は猛毒だから、食べ物の近くに置か
ないことと、摺る道具は食事のものとは分けること、
足に、貼ったら、ビニール袋をかぶせて寝ているうちに外れ
ないようにしておくことをきちんと守るように、手洗いを
忘れないように、何日か続けるとよくなるといったら、もしか
したら家の庭にあるのだけれど、今の時期見つかるかどうか
わからないがと言ったが、彼女はいっしょに家について
きたのである。
昔茅ヶ崎にいたときに知り合いの看護婦さんがひざに水が
たまったのを、彼岸花の球根で直したと言う話を聞いたこと
があった。
その看護婦さんが、痛そうにびっこを引いていたのに、約一ヵ月
したある朝、私が、バス停の列に並ぼうとしていたときに、後ろ
からちょこちょこ駆けてきて、私の前に横は入りしたのである。
なんと言う人だと思ってみたら、以前、びっこを引いていた
彼女のいたずらっぽい笑顔が目の前にあった。
あまりにもすごい回復ぶりに何でなおしたかと聞いたら
足心道と言う本に書いてあったと言うので、その本を貸して
くださった。 今の家に引っ越したときに農家の方に頼んで、
彼岸花の球根を庭に植えておいた。
いつか足に水がたまったらと思って育ててきたら、一向に
私の用にならず、知り合いやお友達に何度かお送りしたことが
あった。腹膜炎の水も取れるとか聞いたこともあった。 これも
土踏まずに貼るというはなしだったが・・・。
結局、まだ、葉が出ていないので、球根は見つからず、暑い中、
痛い足を引きずって家まで来ていただいて、何もなかったでは
申し訳なくて、その後、隣町の農家のところまで出かけて行き
彼岸花を探していると言う話をしたのだが、ゴルフ場を経営して
いる家にたくさんあると聞かせてくれたので、お名前を聞いて
そのお宅を訪ねていった。 その家の前で大きな木の枝の束を
持って向こうからやってきたおじいさんに○○さんですかと
聞くとそうだと言うので、実はと彼岸花の話としたら、でも
俺はあんたを知らないよと言われてしまったので、自己紹介をし、
私は奥さんの友達だったと言ったのである。 昔は、中山へ行く
と言うと、パンを買ってきてとよく頼まれたものだった。
それじゃあ、このごみを山に捨ててきたら、彼岸花をやると言って
くれたので、そこで待っていたが、ちょっと腰をかけられそうな
大きな石があるところには、日蔭がなく、その日は特に暑かった
ので、おじいさんの行った山に少し近い方の日陰で待つことに
したのだが、しばらくたっても一向に姿を現さなかった。
時々不安になって山に向かっておじいさんの名前を何度か呼んで
みたが返事がない。 もって行った500mlの飲み物も飲み
干して、時計を持っていかなかったので、どれくらい時間が
たったかわからなかったのだが、痺れを切らして、ゴルフ場まで
行って、聞いてみたら、さっき社長が探していましたよと言われ、
お宅のほうへ伺ったら、やっとお目にかかれたが、私の欲し
かったものがわからないと言うので、最初に聞いた、奥さんの家
まで戻って、どこにあったか聞いて見たら、じゃあ、私だって、
少しは歩けるから、そこまで一緒に行ってあげると言って、痛い足
を引きずって一緒に来てくれ、やっと彼岸花の球根にありつけた
のである。
それをお友だちのいるビルの4階へ届けて帰宅したら、6時を回っ
ていた。4時7分のバスだったので、二時間近くったったわけだが、
教えてくれた方のお蔭で、何とか持っていかれてほっとしたが、
帰ったときには、疲れたのと、翌日には町のお祭りで、私も
お手伝いをしなければならないので、倒れては大変と、思いつく
限りの体のケアをして寝たのだが、疲れすぎて寝付かれなかった
し、お祭りの日はポプコーンの売り子さんと袋詰めで5時間あまりも
働いたので、疲労困憊、その晩もよく眠れず、次の日曜日も寝付く
ことができないで、寝よう寝ようと思うから眠れないのかと思い起き
上がってみたら、ふと、いただいていた封筒のことを思い出したので
ある。
写真のカードが出てきた。
相変わらず腕が悪いので、あまりいい写真ではないので申し訳ないが、
カードはスバラシイもので大いに心が癒された思いがしたのである。
うまく表現できないが、4面すべて、薄いグレーの水面に蓮が
描かれ、その後体調はいかがでいらっしゃいますか。 猛暑続きです
ので、どうぞお大事になさって。夏をお健やかにお過ごしくださいと
あり、開くときれいな睡蓮の花が二個立ち上がってくる。
左後ろには、緑の長い葉の上にはトンボが止まって、その後ろには
がまの穂だろうか、細長い金色のものがすっとたっている。
なんともいえない美しいものだ。
この暑い暑い日々の中で、買いに出られて送ってくださった
ご好意、本当にうれしくいただきました。元気をいただいて頑張れ
そうです。 どうもありがとうございました。
美しいので、皆様にもご披露させていただきました。
下駄箱の上の分厚い封筒が目に入った。裏を返してみると、
いつも素敵なカードを送ってくださっている方からだった。
すぐにあけたい衝動に駆られたが、お友達に、彼岸花の球根
を上げると家にお連れしたので、それをそこに置いたまま、
球根を探すことにした。
その日、バスの中で、その方にお会いしたら、十日ばかり前
に転んで、一週間たったら、ひざに水がたまったという話で
あった。
水をぬいたのかと聞くとぬいていないと言う話。
水を抜いていなければ彼岸花の球根を摺ってメリケン粉を
入れてかき混ぜ、耳たぶの硬さにして、ネルの布に塗り
土踏まずに張っておくと、翌朝水が抜けるので楽になる
そうで貼ったものは朝には、からからに乾いているという
話をして、ただし彼岸花は猛毒だから、食べ物の近くに置か
ないことと、摺る道具は食事のものとは分けること、
足に、貼ったら、ビニール袋をかぶせて寝ているうちに外れ
ないようにしておくことをきちんと守るように、手洗いを
忘れないように、何日か続けるとよくなるといったら、もしか
したら家の庭にあるのだけれど、今の時期見つかるかどうか
わからないがと言ったが、彼女はいっしょに家について
きたのである。
昔茅ヶ崎にいたときに知り合いの看護婦さんがひざに水が
たまったのを、彼岸花の球根で直したと言う話を聞いたこと
があった。
その看護婦さんが、痛そうにびっこを引いていたのに、約一ヵ月
したある朝、私が、バス停の列に並ぼうとしていたときに、後ろ
からちょこちょこ駆けてきて、私の前に横は入りしたのである。
なんと言う人だと思ってみたら、以前、びっこを引いていた
彼女のいたずらっぽい笑顔が目の前にあった。
あまりにもすごい回復ぶりに何でなおしたかと聞いたら
足心道と言う本に書いてあったと言うので、その本を貸して
くださった。 今の家に引っ越したときに農家の方に頼んで、
彼岸花の球根を庭に植えておいた。
いつか足に水がたまったらと思って育ててきたら、一向に
私の用にならず、知り合いやお友達に何度かお送りしたことが
あった。腹膜炎の水も取れるとか聞いたこともあった。 これも
土踏まずに貼るというはなしだったが・・・。
結局、まだ、葉が出ていないので、球根は見つからず、暑い中、
痛い足を引きずって家まで来ていただいて、何もなかったでは
申し訳なくて、その後、隣町の農家のところまで出かけて行き
彼岸花を探していると言う話をしたのだが、ゴルフ場を経営して
いる家にたくさんあると聞かせてくれたので、お名前を聞いて
そのお宅を訪ねていった。 その家の前で大きな木の枝の束を
持って向こうからやってきたおじいさんに○○さんですかと
聞くとそうだと言うので、実はと彼岸花の話としたら、でも
俺はあんたを知らないよと言われてしまったので、自己紹介をし、
私は奥さんの友達だったと言ったのである。 昔は、中山へ行く
と言うと、パンを買ってきてとよく頼まれたものだった。
それじゃあ、このごみを山に捨ててきたら、彼岸花をやると言って
くれたので、そこで待っていたが、ちょっと腰をかけられそうな
大きな石があるところには、日蔭がなく、その日は特に暑かった
ので、おじいさんの行った山に少し近い方の日陰で待つことに
したのだが、しばらくたっても一向に姿を現さなかった。
時々不安になって山に向かっておじいさんの名前を何度か呼んで
みたが返事がない。 もって行った500mlの飲み物も飲み
干して、時計を持っていかなかったので、どれくらい時間が
たったかわからなかったのだが、痺れを切らして、ゴルフ場まで
行って、聞いてみたら、さっき社長が探していましたよと言われ、
お宅のほうへ伺ったら、やっとお目にかかれたが、私の欲し
かったものがわからないと言うので、最初に聞いた、奥さんの家
まで戻って、どこにあったか聞いて見たら、じゃあ、私だって、
少しは歩けるから、そこまで一緒に行ってあげると言って、痛い足
を引きずって一緒に来てくれ、やっと彼岸花の球根にありつけた
のである。
それをお友だちのいるビルの4階へ届けて帰宅したら、6時を回っ
ていた。4時7分のバスだったので、二時間近くったったわけだが、
教えてくれた方のお蔭で、何とか持っていかれてほっとしたが、
帰ったときには、疲れたのと、翌日には町のお祭りで、私も
お手伝いをしなければならないので、倒れては大変と、思いつく
限りの体のケアをして寝たのだが、疲れすぎて寝付かれなかった
し、お祭りの日はポプコーンの売り子さんと袋詰めで5時間あまりも
働いたので、疲労困憊、その晩もよく眠れず、次の日曜日も寝付く
ことができないで、寝よう寝ようと思うから眠れないのかと思い起き
上がってみたら、ふと、いただいていた封筒のことを思い出したので
ある。
写真のカードが出てきた。
相変わらず腕が悪いので、あまりいい写真ではないので申し訳ないが、
カードはスバラシイもので大いに心が癒された思いがしたのである。
うまく表現できないが、4面すべて、薄いグレーの水面に蓮が
描かれ、その後体調はいかがでいらっしゃいますか。 猛暑続きです
ので、どうぞお大事になさって。夏をお健やかにお過ごしくださいと
あり、開くときれいな睡蓮の花が二個立ち上がってくる。
左後ろには、緑の長い葉の上にはトンボが止まって、その後ろには
がまの穂だろうか、細長い金色のものがすっとたっている。
なんともいえない美しいものだ。
この暑い暑い日々の中で、買いに出られて送ってくださった
ご好意、本当にうれしくいただきました。元気をいただいて頑張れ
そうです。 どうもありがとうございました。
美しいので、皆様にもご披露させていただきました。