サカナ待ち

今からサカナクションのアルバムを予約に本屋へ鼻息荒く突撃

こんなワクワク感は久しぶり

待ち遠しくて足が軽いこんなに早く歩を進めることが可能だったのかワタシ

心がキラキラと照らす方へスキップ混じりに音探し
サカナ待ちの日々を過ごす

喰い散らかした地図も笑う

爪先を凍らす冬らしい朝

「寒いなぁ」と口に出して言ってみる
声となった文字が冷たい空気に弾かれて其処ここに墜ちる


今にも雪が降りそうだと窺っていると
乳白色の空からふわふわと小さな雪が舞った

見とれている間にぐんぐんと雪雲が流れ
見慣れた太陽が顔を出す

お忘れですかと

ずっと何かを忘れたまま思い出せないまま進んできた気がする
そもそも始めから何も持っちゃいないんだよ





寒空のBGM：くるり　「バンドワゴン」