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プラネタリブレス

溜まる言葉 旋回のメロディ

それこそが自分を繋げていく魔法とリアリティなんだ

漂う

2009-06-06 00:00:03 | ひとりごと
もうすっかり半袖で過ごしているけれど
今はもう梅雨なのかな

異なる季節が交わる
ぺらりとした時空のふち瀬にたつと
自分などいつまで続いてくのだろうと嫌気がさし
そうこうしているうちに
漠然とした不安の触手に
肩をそっと押し込まれる

ワタシはふらふらと漂うのが好きだ
それも1人だと更にほどける

揺れている合間だけに
自分なりの安定があって
均衡が保たれ
堅実な精神の柱を維持出来る



何だか眠い
今夜は眠くて仕方ない
手紙を書きたかったのに


満月が近づいてるのかな

鴉色の闇に
無邪気にぽんと浮かぶ黄身色のまんまるな月

刻まれた記憶を頼りに
満ちては欠け
遠のいては近付き
どこへ消えてゆくのだろう


いつもそうやって独りなのかい
いつから続いているの







くるり 「三日月」





月周回衛星「かぐや(SELENE)」

2009-06-04 22:00:51 | ひとりごと
このサイトの写真一覧&解説が素敵
お風呂から出たらじっくり耽ろう

膨張し続ける悠久のファンタジー
有象無象は全て宇宙のチリとなる
循環の煌めきと冷徹さ

見えるものと見えないもの
空を切る指先と焦燥心



今夜はお酒飲みながら
宇宙を詠むんだ





回遊星宙BGM:BUMP OF CHICKEN 「プラネタリウム」


別れ路

2009-05-29 01:05:39 | ひとりごと
どうでもいいのだが
どうにも忘れられない人物に遭遇したことを思い出した

あれは1週間前ほどだっただろうか(日付や約束や道や人名を覚えられない習性)
不意打ち的に目に飛び込んできた
鮮烈じじいが忘れられない

まだ太陽浅い肌寒い朝
ひなびたトランクス1丁のみを着用し
いかめしい顔で何やらぶつぶつ呟きながら
通りを往来するじじいを見た

肌色98%
逮捕寸前である

確信犯老獪卑猥トランクスじじいがそこに居た
接近してくる
手ブラである
臆することなく堂々たる面持ちである

その上、目くらめっぽう歩行速度が早い
ああも早いとじじいかどうかさえ危ぶまれる

どうしてこうも
おかしげな人物に高頻度で遭遇するのであろうか

心当たりなどない
なぜなんだ!
なぜワタシなんだ!

全く以て合点がいかないが
面白い状況なので
所用も時間も忘れ
うだうだじじい検証を試みる

折しもこの時分、五月である
老いも若きも病みやすい季節である
五月病か。あり得るあり得る

それとも
もしや哀しき老人病徘徊であろうか
それにしては
目つきも佇まいもしっかりしているではないか

フラッシュバックする変質じじい
スパークだってしちゃう老体露出じじい

ましろのブリーフではなく
トランクスを選定するあたりにも
じじいの誉れ高きプライドを感じる

あれは何かのテーゼやもしれん
なんせ孤高過ぎた
それ以上に無意味過ぎた

恐らく目撃者に選ばれし稀有なる勇者は(ワタシも含む)
何かの天啓に導かれたに違いない
先達て、ベーコンエッグバーガーにベーコンが入っていなかったのも
その因果だろう
大ピンチ腹痛の事態に限って
正露丸糖衣が切れているのもその帳尻合わせだろう
糖衣タイプにあらずは
飲むべからず


あの日、トランクスの申し子肌色変態じじいは
どこからどこへ向かっていたのだろうか

彼は孤独だったのだろうか
或いはただの酔狂だったのか
単に新しいスタイルの腹ごしらえだったのか

全てはほわりとした朝雲の中に消えていった

またあのじじいに会えないかと秘かに思っている


人間とは奥深い

きっとみな
闇や光の中で押し合いへしあいして
生きているのだろう






くるり 「GUILTY」

雨の夜

2009-05-28 01:30:13 | ひとりごと
するすると滑るような足取りで
夜空の下へ片足を踏みだしたら
うつろな気層が重たげに迫っていた

ベランダの手すりやハンガーが
雨のしずくに濡れて
ひっそりと光りを集める

それ自身の存在を掻き消すような
静謐な雨の夜

じっと目をこらしていると
宵雲の間に
心ごとねじ込んでいた古い自分の影を見る

あれはいつの自分だろう
少しも思い出せないでいる

きっとそれでいいんだ




もうすぐ梅雨かな

梅雨に降る雨は
たおやかで濃密である


それなら夏まで
水たまりに映る自然や不自然を探して歩こう

それに飽きたら
ベンチに座って
本を読みながら
傘をくるくるとまわそう

雨が雫になり
雫がただの水になって
土へ空へ肌へ吸い込まれていくことだろう



雨の匂いは
過去の記憶に直結してる

そして
五感を奮わす音楽は
この上なく素敵だと思うよ



サカナクション「あめふら」

飴玉食べた 君が笑う

2009-05-27 20:29:13 | ひとりごと
今日は好きな友達ばかりと
沢山話せて
目をおっぴろげて驚いたり
カカカと笑ったり
純粋に楽しかった


1人だけの時間の中でこそ
心が安定するワタシだけれど

でも、信用出来る人とくだらない話しをしたり
お茶を飲んだり
悪態ついたりつかれたりするのは
素敵な関わりなんだなと

他者との一定距離を譲れない
頑屈なワタシの意識の表層から
すうっと薄靄が晴れたような気がしました



だけど許せない人も居る
なんていじましい根性をしているんだろうと
吐き気を覚えるほど嫌いな人も居ます

己の身の丈もしらず
手垢まみれの薄汚いものさしを所構わず振りかざし
人の横面に平気でピタリと押しつけ
身勝手甚だしく善人づらして
下卑た言葉を吐く人間は
その己の顔を覗いてみてごらんよと思う

あなたとはそもそも心の在り様が違うんだから
押し付けるもんじゃないよと



それにしても、沢山喋って疲れたな

ワタシは頭や心ほどは
現実的にはお喋りでないし
整頓出来ないのだなと思った

異を感じて
同を知る


丸くて甘い飴玉が
キラキラと心に残る

ゆるりと時間をかけて
溶けることだろう





命脈時間のBGM:BUMP OF CHICKEN「飴玉の唄」

本日の感想(無用の産物)

2009-05-26 23:46:49 | ひとりごと
・ヘアワックスを付け過ぎる。朝からじとりと汗ばんだウエッティヘアとなる。明らかに髪が頭皮に張り付いているではないの!2割テンション下がる。下がるが気になどしない。第一誰も見ていない。

・昼ごはん、麻婆丼を食べてご機嫌となる。一味をかけては喜ぶ。ちなみにアンチ七味派です(理由:七つのうちの1つに喉が詰まるから)

・友だちより小バケツほどの重量感たっぷり贅沢フルーツゼリーを頂く。珍しく瞳を輝かせる。ひしと握りしめてせっせと退散をはかる。

・夕方には「シュリスペイロフ」を聴きながらふんふん帰宅。こと珍しくポジティブ調子の自分となる。優しい景色に包まれていた。気持ちのせいだろうか。

・帰宅後、ゼリーをもりもり食べる。常温でも美味しい。冷やしてたらもっと美味しかったに違いないとぼんやり反省をする。もはや後の祭りである。瑣末なことなど気にしない。人生の課題を”鷹揚さ”と決意する。そういう人になりたい。

・ロンハーを見て、人間観察力を高める。こいつはやはり嫌いだ!と再確認をする。

・借りてきた本5冊とも全滅したため、大人しくポンツカ記事作成によろよろと立ちあがる。が、すぐに飽きる。

・眠いのでもう寝る。明日も平凡であったかい1日になるといい。



以上!よし!



星団心のBGM:くるり「赤い電車」

それは添う

2009-05-24 17:57:15 | ひとりごと
週末は沢山のCDを初聴きした

そしてなじられるような気がしたのです

自分にとってどうしても歪曲出来ない代え難いものは
一辺倒であろうと何だろうと
大切にしなければならないと

ワタシがBUMP、サカナクション、くるりが
愛しくて溜まらないその気持ちは
くっきりとしてるのですから


ふと脳裏に浮かんだ

およそ1年前、大阪城ホールで聴いたあの揺さぶる歌声
呼応するような人いきれ

身魂深く瞬時に刻まれたものは
思いがけず飛来する

又聴きたいな

浸潤たる思いに胸がさわがしくなり
波状の感情に焦心した

この感情はどう具現化すればいいのか
途方もなくて頼もしく
心の局所をつっつき続ける
時には辛辣を極めて



あと、5日でNICO×サカナクションのライブだ

厄介なほどに心の稜線が引っ張りあいこすることだろう
幸せのあまり爆笑することだろう
(素晴らし過ぎるものに触れると、爆笑してしまうという難癖)


とてもとても楽しみで
待ちきれない!やった!やったぞ!!(更にテンションが上がる)

当日は遅刻&忘れ物に注意しよう
良き日となりますように

あさりハンター、陥落

2009-05-24 10:37:10 | ひとりごと
虚を突いた不意打ち的潮干狩り紛争により
昨夜はおかしなハイテンションのまま
電池切れにて倒れるように就寝

二勤明け酒臭いおっさんのような風貌にて
朝を迎える

これでいいのかワタシは(人生における命題)

ハンターとしての成果はまあまあであった
どうも年々不作になっている気がする
或いはハンターが増加したのか分からない
漁場を読み間違えたかもしれない

まずは浜辺にすっくと立ち
多種多様散り散りのライバルたちを偵察

何やら銀色のハイテクハントアイテムを
見せびらかしつつ(個人的偏見)
奮闘している強敵を発見

ワタシなどはくるぶし丈までしか入れぬが
彼らは膝上あたりまで突っ込んで
真顔で貝漁りをしているではないか
本気具合が違うぞ
もはや濡れ手に粟

一方では
ちびちゃん達がワカメを振り回して
砂や海水飛沫を飛び散らしている
ハント妨害である
しかもよく見ると片手にビスケットを持ち齧りながら
ワカメを弄んでいるのである

嗚呼。子供になりたい(現実逃避行)


ワタシはあさりを少々
奴はおばけ蛤を嗅ぎあてた
直径5㎝はあろうと思われる
純粋に怖い
変なもん出てきたら泣くよ

果敢なる戦いの末、まあまあの収穫に終わる
嬉しゃげにしていたハイテクファミリーも
大して変わらぬ成果であった(それとなく覗いた)

昨日から砂抜き中のあさり&おばけ蛤は
今夜酒蒸しにされる予定である

目下、おばけ蛤の口の開く瞬間が
恐ろしくて逃げ腰です


みんなも潮干狩り行ってみるといいよ
楽しいよ






くるり「サンデーモーニング」

ザンザンと濡れた

2009-05-21 18:42:17 | ひとりごと
帰り道、大たらいをひっくり返したような
ザンザンとした豪雨が空より打ちつけた

おろしたてのサンダルが濡れ
お気に入りのジーンズが濡れ
携帯が水没しそうになり
髪が辻風でひっちゃかめっちゃかとなり
傘が翻って
冷たいとかなんだよとかいう感情は
微々とも浮かばず
ただただ楽しくて爆笑した

他人が見たら
完全にアブナイ人だったであろう
イケナイ人であっただろう

鉄砲水のようにどうどうと暴れ狂う
自然の圧倒的力の前に
何もかも近代文明人としての機能が塞がれて
面白かったです


持ち物丸ごと何もかも
役に立たないなんて
至極新鮮だった


家に着いて
着替え終わると
雨は駆け抜けるように
去っていた


雨も好きだ
もちろん晴れた凪の日だって




雨高下のBGM:サカナクション「Ame(B)」

潮干狩り、離脱

2009-05-17 10:23:26 | ひとりごと
先週あたりから
潮干狩りにしつこく執拗に誘われ続けているワタシですが(戦々恐々)
そこは合理性と利便性と確固たる面倒くさい精神を重んじ
鬼無視にて逃亡を謀る

幸い、昨日今日と微妙な雨模様ゆえ
今週は事なきを得た
やった!

とか言いつつも
いざ潮干狩りという
旬の白熱した戦場へと赴けば
泣く子も黙るどんビキのあさりハンター(全身泥まみれブラウンハンター)と化し
一心不乱に「貝はいねーかー貝はいねーかー」と
まんまと潮干狩りの魅力に足や手や髪を染め
隣の浮かれたあさりハンターと
寡黙なる激闘をかわし(一方的に)
そんな好きでもないあさりをバケツ一杯にするまでは
微動だにしない帰宅拒否を高らかに宣言するという人物です

しかしあの潮干狩り熱病からひとたび醒め
現実の肌寒い夕方、あちこち泥まみれ濡れ野良犬と化した己の姿に翻ると
阿呆に違いないとワタシは阿呆なんだと再確認します

あさりは美味しいですが
砂抜きが嫌いです
わんわわんわ砂が出てきます

貝たる誇りをかけた
あらん限りの最期の抵抗でしょう



来週は潮干狩りの魔の手から逃げ切ることは出来るのか
(分かりません)


今からお出かけです
よし行こう



くるり「ロックンロール」