奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その2881)

2024-08-27 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「友情を哲学する(戸谷洋志著・光文社新書2023刊)」を読んだ。----------

戸谷洋志(とやひろし1988生れ)氏は、法政大学(文学部哲学科)卒/阪大大学院(文学研究科)博士後期課程修了/博士(文学)。関西外国語大学准教授。著書に“スマートな悪/技術と暴力に付いて/原子力の哲学/ハンスヨナスの哲学/Jポップで考える哲学/自分を問い直すための15曲”がある。共著に“僕らの哲学的対話/棋士と哲学者/漂泊のアーレント/戦場のヨナス/二人の20世紀/二つの旅路”、近刊に“未来倫理”がある。----------

この本「友情を哲学する」の目次は次の通り。“プロローグ”、“友情とは何か(アリストテレス)”、“友達のための嘘は許されるのか(カント)”、“友達と分り合うことが出来るか(ニーチェ)”、“見返りの無い友情は可能か(ヴェイユ)”、“女性の友情とは何か(ボーヴォワール)”、“友情と恋愛の違いは何か(フーコー)”、“友達に依存するのは悪いことか(マッキンタイア)”、“エピローグ”------------

この本「友情を哲学する」の内容紹介文は次の通り。友情とは/互いが友情を認め合うことで成立する関係である。ならば/互いが友情をとのように定義しているかによって/其の関係性は全く異なるものになる。今/友情と云う関係性の/多様さを知ることも又/人生を幾らか豊かにしてくれるのではないか。-----------

戸谷洋志氏は、阪大の名物哲学者/鷲田清一の薫陶を受けているのか/実に自由奔放に哲学を使い回しているかの印象を受ける。哲学の本来の使命/“人は如何にして生れ/如何にして生きるのか”の答えを追い求めることをせず/市井(しせい)に与(くみ)し/恥じるところが無い。

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