北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない
「体験格差(今井悠介著・講談社現代新書2024刊)」を読んだ。----------
今井悠介(いまいゆうすけ1986生れ)氏は、小学生の時/阪神大震災を経験。学生時代/NPO法人“ブレーンヒューマニティ”で不登校児の支援に携わる。公文教育研究会を経て/東日本大震災を契機に/2011“チャンスフォーチルドレン”を設立/代表理事。---------
生活困窮家庭の子ども(6000人超)の学びを支援。2021より体験格差解消を目指し/“子どもの体験奨学金事業”を立ち上げた。---------
この本「体験格差」の目次は次の通り。“体験格差の実態(お金と体験格差/放課後の体験格差/休日の体験格差/地域と体験格差/親の体験格差/体験格差の現在地)”、“それぞれの体験格差(一人親家庭の子ども/私が子どもだった頃/マイノリティの子ども/体験の少ない子ども時代の意味)”、“体験格差に抗う(社会での体験を支える/誰が体験を担うのか)”----------
この本「体験格差」の内容紹介文は次の通り。習い事や家族旅行は贅沢/子どもたちから何が奪われているのか。この社会で連鎖する“もう一つの貧困”の実態とは/日本初の全国調査が明かす“体験ゼロ”の衝撃。低所得家庭の子どもの3人に1人が体験ゼロ。小4までは学習より体験。体験は贅沢品か/必需品か。サッカーがしたい/ウチは無理だよね。何故体験を諦めなければいけないのか。人気の水泳と音楽で生じる格差。近所のお祭りにすら格差がある。障害児や外国ルーツを持つ家庭が直面する壁。子どもは親の苦しみを想像する。体験は想像力と選択肢の幅を広げる。---------
今井悠介氏の経歴は/2008東大(文学部/哲学専攻)/2011同大学院(人文社会系研究科/哲学専修)修士課程/2017同大学院博士課程修了/2022博士(文学)取得。同姓同名かも知れないが/同一人物かもしれない。2足の草鞋を履いて/大学教授の表の顔と/NPOの裏の顔をお持ちなのに違いない。