奈良

不比等

古都奈良・修学旅行と世界遺産の街(その1386)

2020-06-09 08:15:00 | 奈良・不比等

北円堂を知らずして奈良の歴史は語れない

「NHK・Eテレこころの時代(初回2013.4.7放送)/“末法の世を生きる”/語り手・高史明」の再放送(2020.5.30)を観た。高史明(コサミョン/こうしめい1932生れ)氏は、職を転々としたり政治活動を行ったりした後、“生きることの意味(1975)”で日本児童文学者協会賞/産経児童出版文化賞を受賞する。しかし、同年、一人息子(12歳)の自死に会う。その後、親鸞の“歎異抄”に出会い自分を取り戻し、小説家として活動してきた。------

聞き手、金光寿郎(かなみつとしお1927~2020)氏は、京大(経済学部)卒、1954NHKに入局し、1984定年退職するが、“こころの時代”などの番組制作にその後も関わっていた。-----

番組紹介欄の解説は次のようである。“自分で自分が信じられない”という言葉を残して逝った息子の姿を追い求める中で、高史明氏は末法の世に生まれた親鸞の教えと出会う。すべてを自分中心に対象化して捉えようとする現代の闇、いのちの根源を見失ってしまった文明の闇、自然の猛威にさらされ、科学の限界をも見た今、いかに生きるかを語る高史明氏の言葉を改めて聞きなおす。------

13時から14時まで、1時間に亘って淡々とインタビューのやり取りがなされる。殆ど会話としては成り立っていなくて、金光寿郎氏の若干頓珍漢な質問には少しも応えずに高史明氏独特の語り口で誤魔化してしまうのだが、それが何となく面白く時の経つのを忘れて視聴してしまった。金光寿郎氏が宗教的な内容に話を持っていこうとするのだが、歎異抄のあまり有名でない文言を取り出して、高史明氏は煙(けむ)に巻くのである。文字の世界で中国や半島出身者と競っても所詮無駄だと思わせられた、歯が立たないのだ。

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